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わたしの耳のおできちゃん 入院編

たいした予備知識もなく、毎週この手術をしているっていう、近藤先生への安心感から即決で手術を決めたわたしでした。
とはいえ、多少は調べはしたのですが、経験談的なものはあまり見つけられず、あと調べすぎてこわくなるのが嫌でさらっと。

6/19に手術、1週間から10日程度入院、自宅療養1週間で、7月から仕事復帰していいですよ、と言われて、そんなものかーと思ってました。
4年前に子宮筋腫摘出した時は、入院10日、自宅療養2週間だったので、それより軽いじゃん、と。

これは大きな間違いということが、のちにわかるのですが。。

そして入院。
6/17に入院。手術2日前。
4年前の入院・手術の経験から、入院嫌いになったわたし。
メンタル弱るんですよね。息苦しいし、さみしいし。
しかもコロナの影響で面会もできないとのこと。

10:30 病棟の入り口で夫と別れて、すぐにさみしい病が出て泣きそうになる。
病院に来るととたんにメンタルが弱くなるわたし。

その後、手術のチーム(医師が6人!これって普通?)のS先生から手術に関しての説明を受け、頭蓋骨に穴を開けることを知る。
まあ普通に考えればそうなんだけど。頭を切るってのは聞いてたし。
でも絵を描いて説明されると、え?まじ?って感じ。
チタンプレートで止めます。とか。後遺症のこととか。
髄液漏れとかやばいじゃん。追加手術とか絶対ヤダ!

術後の状態とかもあまり理解してなくて、ICUで音楽聴きたいとか、うるさいって聞いたので耳栓してもいいですか?とか聞いたら、
「いやー、そんな感じじゃないと思いますよー」と呆れられた。
っていうか、ここで言ってよ!「それどころじゃない状態ですよ」って!
と、後から思いました。
そしてS先生はうちの会社の社長に似ていた。
(夫は頼りなさそうな先生だね、だって。失礼!)

14:30 造影剤入りのMRI。
MRIは半年おきに受けてたので、慣れっこなのですが、この造影剤入りのやつがかなり辛かった!
慣れっこと書きましたが、わたし少し閉所恐怖があり、毎回ドキドキしてやってます。
頭部MRIは、頭しか入らないのでギリギリ平気なんだけど、体調によっては動悸が止まらない時もあり。
造影剤のやつは、途中で点滴で造影剤を入れるので、とにかく時間が長い。40分とか?
そして、造影剤を入れたあとのMRIの音が単調で同じ音が続き、造影剤のせいで感覚も変になるし、メンタルも弱ってるしで気が狂いそうになった。
何かあったら押してくださいボタンを何度も押しかけた。押さずに終わったけど、メンタルをやられまくりました…。

皆さんMRIやってる時何考えてます?
わたしは余裕があった時は、寝そうになったりしたこともあるんだけど、閉所恐怖を自覚してからは、とにかくここは機械の中じゃないって思いこむのに必死。
半年おきの検査は大抵朝イチなので、いつもは今日の仕事の段取りを考えることにしてるんだけど、入院初日なので何を考えていいのか。
それで一応この時は、退院してからの仕事のこと、とか誕生日プレゼントのリクエスト、とかいろいろ考えてたけどだんだん、仕事しても意味がないとか、欲しいものなんてないとか、もうこんなの耐えるなら生きていたくない、とかネガティブなことでいっぱいになった。
なんなんでしょうね。この感じ。
閉所恐怖もあって、マスクもヘッドホンも外したい!苦しい!

いつものH病院のMRIは、ヘッドホンでオルゴール音楽が流れてるのですが、ここのMRIは無音。
オルゴールでJ-POPとか流されるから何それ!とか、わりとそれで気が逸れるっていうのもある。
好きな音楽聞かせてくれればいいのになー。
もしくはラジオ的な。とにかく気がまぎれるやつをお願いしたいです。

この日は他にやることもなく、シャワーを浴びて、息苦しさから屋上庭園で夫に電話。検査の辛さを話してたら、17時に閉園で追い出された。
ナチュラルローソンに寄って、部屋に帰って、BTSの FESTAを観る。
字幕が追いつかなすぎて意味がわかんなかったけど花火が綺麗だった。

いつもiPadで日記を書いてるのだけど、精神的にぐらぐらしてる時、文字を書くことってとても心を落ち着かせる。
きつい、つらいことも文字にすると客観視できるというか。

まだ何も始まっていないのに、入院初日から参ってしまったわたしでした。


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