【麻雀本レビュー】初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀(松本吉弘著)
Mリーグの渋谷ABEMAS所属、松本吉弘プロの本
発売時期は、Mリーグ2018が終わってすぐの頃
この時期はMリーガーが何人も麻雀本を発売してて、Mリーグ2018ファイナルの熱狂が冷めやらぬ頃であった
発売時期としては、まさにベストな時期
商売上手だなという印象
この頃の松本プロは、Mリーグ2019で開花させた
当たり牌掴み芸
を、まだ開花させておらず、
平均な(平凡な)成績
で、まさにベスト(?)バランスであった
ちなみにMリーグ2018での松本プロの成績は
ポイントはプラス22.1p(21人中10位)
ラス率は26%(21人中11位)
という、まさにベストバランスw
タイトルに偽りなし、である
二年目のMリーグ2019の成績が
ポイントがマイナス246.3p(29人中26位)
ラス率が約39%(29人中26位)
なので、Mリーグ2019が終わった後だったら、とてもじゃねーけど、こんなタイトルの本は出せないところだったw
本人も絶対そう思っていると思うのだが、どうなんでしょうか?
この本のメインターゲットは、ズバリMリーグファン
もしくは、松本吉弘プロのファンである
まぁ、ほとんどが松本プロのファンだろうと思うけどね(ちなみに私は別に松本プロのファンではありません)
それ以外の人には、あまりオススメしません
あとがきには「戦術書」と書いてありますが、「戦術書」というよりは「ファンブック」といった感じですかね
初心者には戦術書として多少響くかもしれませんが、中級者上級者には特に戦術書というふうには読めない本です
松本プロが実際にどんな風に考えて麻雀を打っているかという、松本プロの思考解説書といったほうがしっくり来るかと思います
だからといって、中級者上級者は買う必要がないかと言うと、一概にはそうとも言い切れないんですよね
それはなぜかというと
コラムが超面白い
んですよ
この本一冊で、松本プロのこれまでの人生と、人となりが書かれていて、スゲー面白いんですよ
正直な話、麻雀本って、多かれ少なかれ似たような事が書かれていて、
有名プロが書いた麻雀本って、戦術と戦術の間に書かれているコラムが面白かったかどうかが非常に重要なんですよ
ある意味、そこがウリみたいなところもあると思っていて、この本に関して言えば、ファンブックと言って差し支えないぐらい
コラムにボリュームがある
さらに巻末には
「まつもと図鑑」
とか
「まつもとの一日」
とか
「まつもとへの10の質問」
とかあるんですよ
アイドルかよ
ってツッコミ入れざるをえないんですよ
松本吉弘プロの魅力が詰まっているこの本、Mリーグファンなら、
ズバリ「買い」でしょ
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