【Mリーグ】新規加入5選手(※滝沢を除く)のここまでの戦いぶりを評価してみた【2021】
今シーズンも早くもレギュラーシーズンの3割を消化
全32選手の成績も上下に開いて散らばってきた
今日は今シーズンから新規加入した5選手(※滝沢を除く)のここまでの成績を、独断と偏見をもって評価してみました
まだ数試合しか出場していないので上振れ下振れそれぞれあると思いますが、あくまでも現時点での成績をもっての採点ですので、あしからず
ちなみに、チームから求められる役割(期待度)が選手ごとに違うと思われるので、それを基準にした評価になります
伊達朱里紗+217.9p(3-1-1-0)
【平均順位】2.0位
【トップ率】42.86%
【リーチ】23回(半荘平均3.29回)
【和了】24回(半荘平均3.43回)
【自摸和了】11回(半荘平均1.57回)
【放銃】12回(半荘平均1.71回)
【被自摸回数】16回(半荘平均2.29回)
【半荘平均素点】42557.1点
【特記事項】Mリーグ最高点105500点達成、半荘1回で9和了、7戦ラス無し、個人連勝中
チームから求められてる役割は藤崎ポジション。チーム選手の番手としては三番手。順位としては17位から24位あたりのできるだけ上の方で、最終的にはマイナスが二桁で終えてくれれば役割的には十分である。10月中は負債を増やさないで試合数を消化していくという役割を完璧にこなせた。10月中の個人的な評価はA。11月に入って大爆発。特に11月18日の105500点のトップは、強烈なアンチの人以外は完全に伊達朱里紗に魅せられてしまったのではないだろうか?私は完璧に魅せられてしまった。トップ3回ラス0回、ポイントは200p越えとくれば、評価は120点どころか200点300点だ。リーチ回数も多いし、藤崎と違って完全に格闘倶楽部カラーにマッチした選手。チームのドラフト戦略はドンピシャでした。唯一、懸念材料をあげるとしたら、放銃数の多さ。これはちょっと心配かと。それ以外は和了も取れてるし、ちゃんと自摸和了も取れてるし、歴戦の猛者どもと互角にやれてると思います。少なくとも、高宮東城瑠美よりはるかに麻雀は上手い。
伊達朱里紗の個人的評価『SS』
松ヶ瀬隆弥+188.5p(4-1-2-1)
【平均順位】2.0位
【トップ率】50%
【リーチ】22回(半荘平均2.75回)
【和了】21回(半荘平均2.625回)
【自摸和了】11回(半荘平均1.375回)
【放銃】10回(半荘平均1.25回)
【被自摸回数】18回(半荘平均2.25回)
【半荘平均素点】33562.5点
【特記事項】個人3連勝あり、焼き鳥無し
チームから求められてるポジションは二番手で、最終的には9位から16位あたりにつけて、ポイントがプラス100p前後あたりに落ち着けば、とりあえずの役割はこなせたと言える。そういう意味では、現在の働き は十分過ぎる。さすがは風林火山オーディションで約170人の中から勝ち上がっただけのことはある。逆に言うと、チームの方針からしたら、結果を出さないと解雇される危険性が一番高い選手と言えるので、一番必死に戦っているのだろう。直近の伊達の試合で印象は霞んでしまったが、今シーズンの台風の目は間違いなく松ヶ瀬。初参戦時の沢崎や堀みたいに活躍されたら、風林火山がどこまで独走するかわかったものではない。麻雀は固い日と放銃が多い日との差が極端なので、イマイチ特徴がつかめない。
松ヶ瀬隆弥の個人的評価『S』
二階堂瑠美+32.6p(2-2-0-2)
【平均順位】2.33位
【トップ率】33.3%
【リーチ】17回(半荘平均2.83回)
【和了】17回(半荘平均2.83回)
【自摸和了】7回(半荘平均1.17回)
【放銃】11回(半荘平均1.83回)
【被自摸回数】15回(半荘平均2.5回)
【半荘平均素点】25433.3点
【特記事項】個人連勝あり
麻雀は運。持って生まれた(麻雀の)強運がモノを言うゲームだと再認識させてくれる選手。なんだかんだ言って、有象無象がひしめく麻雀界を長年生き残ってきた運は相当なもの。チームから求められてるポジションは、誰がどう考えても4番手。ポイントをプラスにしてくれとは期待されてない。せめてドベスリーの30位31位32位は勘弁してくれと思われているに違いない。おそらくMリーグファンの予想するドベスリー候補の一角。(ちなみに残りの2枠は東城と萩原)初登場時のほぼ箱ラスを見て「やっぱりそうなるよね~」って思ってたら、意外や意外、現時点でポイントがプラスしてビックリである。いやいや、どう考えてもオカシイオカシイ。誰がどう見ても下手ですよ。手組みも下手だし、仕掛けも下手。押し引きも無茶苦茶だし、これでなんで勝てるのか不思議で仕方ない。やっぱり麻雀は持って生まれた運が占める要素が大きいんですよ。そりゃ朝倉は勝てませんよ。とりあえず、打ち方は別として、事前の求められた役割からしたら、ここまでの瑠美の働き(成績)は素晴らしいの一言。ということで麻雀の内容はともかく、選手としては高評価にならざるをえない。
二階堂瑠美の個人的評価『A』
東城りお-30.9p(1-1-0-3)
【平均順位】3.0位
【トップ率】20%
【リーチ】14回(半荘平均2.8回)
【和了】14回(半荘平均2.8回)
【自摸和了】7回(半荘平均1.4回)
【放銃】5回(半荘平均1回)
【被自摸回数】15回(半荘平均3回)
【半荘平均素点】29820点
【特記事項】焼き鳥無し、個人3連ラス中
瑠美同様に、チームの番手としては当然の4番手。役割としては瑠美とまったく一緒。ということです。麻雀は上手くないです。ただ、個人的な贔屓目ですが、下手にこねくりまわさない分、瑠美より東城の方がまだマシな気がします。とはいえ似たり寄ったりですが…。成績の差は持って生まれた麻雀運の差ですかね。長年生き抜いてきた分、瑠美のが上ということなのでしょう。現時点では77200点の大トップのおかげで、三着1回分ぐらいのマイナスですんでいます。瑠美同様、事前の想定よりは良い成績だと言えるでしょう。ということはそれなりの評価にならざるをえないです。ちなみに、東城は意外と固い(放銃数が少ない)んで、風が吹いて先行できる展開の日がきたら、あと2勝ぐらいはしそうな気がします。(それでもあと2勝かよってツッコミは無しで)
東城りおの個人的評価『B』
本田朋広-85.2p(1.5-0.5-3-2)
【平均順位】2.79位
【トップ率】21.42%
【リーチ】13回(半荘平均1.86回)
【和了】12回(半荘平均1.71回)
【自摸和了】6回(半荘平均0.86回)
【放銃】11回(半荘平均1.57回)
【被自摸回数】25回(半荘平均3.57回)
【半荘平均素点】19257.1点
【特記事項】同点トップあり、2連ラスあり
松ヶ瀬伊達瑠美東城の4人は、求められてる役割以上の結果を出していますが、唯一結果を出せていないのが、本田ではないでしょうか?黒沢が絶対的エースな雷電なので、新加入の本田に求められる役割は、二番手三番手の役割です。ぶっちゃけ、そこはどうでもいいんで、とりあえずポイントをプラスにしてくれるかなってのが、チームが本田に求める役割。できれば少しでも多くポイントを稼いで、雷電をファイナルに押し上げてくれってのがチームの総意でしょう。少なくとも、わざわざ新規加入させたのに、ポイントをマイナスにしちゃうんなら、人気面を考えたら萩原出す方がまだマシってことになっちゃうと思うんですよ。萩原からしたら、自分の打つ機会を減らしてまで打たしてやってんのに、オマエはなにやってんだよってなりますよね。ちなみに本田はリーチが少ないですね。雷電のカラーは面前リーチで高い打点なんですが、半荘1回あたりの平均リーチ回数が、本田だけ他の三人より1回以上少ないんですよ。つまり、伊達と違ってチームのカラーに馴染めていない。あとは同卓した選手たちに自摸られ過ぎです。ツイてないと言えばツイてないですが、自身の和了回数と同じぐらい放銃して、和了回数の倍以上自摸和了されたら、そりゃ勝てんわ。今のままの成績が続くなら、何の為にMリーガーになったのかわかんねーですよっと。
本田朋広の個人的評価『D』
最後に…
今期新加入の5人ですが、十分に戦えてると思います。11月18日の第2試合終了時点で、1位から8位の25%に2名、9位から16位の25%に1名、17位から24位の25%に2名と、新人(麻雀プロのキャリアは別として)が誰一人として25位から32位の下位グループにいないというのは凄いことだと思います。また、5人全員が3試合めまでに初勝利を上げているのも素晴らしいと思います。できれば5人全員活躍して、Mリーガーというぬるま湯につかって油断している先輩Mリーガーを駆逐してもらいたいところです。期待してます。
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