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このnoteは日々更新される予定です。
とりあえずゆるりと書くことから始めます。まずはそこから、気が向くまま・素直に記すことが今は大切だと思ったので。
生温かい目で読んでくれると嬉しいです。コメントも喜びます。

9月10日(火)

帰り道、ふと本屋さんに立ち寄りたくなった。
特定の欲しい本があるわけではないのだけど、「何か」を探しているとき、「何か」を見つけたいとき。私はたびたび本屋さんへ向かう。

たくさんの本を眺めながら、ジャンル毎に区切られた本棚の大きさを眺めながら、色々な情報を受け取り、感じ、楽しむことが好きなのだ。
だいたい雑誌コーナーから旅行本コーナー、美容やアート系コーナーを流れるように見て、次に小説やエッセイを見て、最終的に漫画コーナーに辿り着く。

今、漫画コーナーには絶対にアイツがいる。どこの本屋さんへ行っても確実にアイツがいるのだ。そう、それは泣く子も黙る

「ちいかわ」

である。

ちいかわと目が合う。というか合ってしまう。か、かわいい。かわいすぎる。
いつも同じような顔なのに見てしまうし惹かれてしまう。ぐ、と私はちいかわを見つめてしまう。そこで時が止まる。ちいかわと睨めっこが始まるのだ。

ちらりと横を見ると、これ見よがしに「ちいかわグッズ」が結構な量を積まれている。
ポーチにシールや文房具...。またも私は、ぐ、と構える。なぜなら、今すぐ全く必要ない物ばかりなのに「ちいかわがかわいい」という理由だけで「欲しいかも、いるかも」と思ってしまうからだ。
頭の中では「いやどう考えてもいらんだろ!アイツは資本主義社会の象徴!偶像!化身だぞ!」とツッコミを入れる自分もいる。
ちいかわを目の前にすると激しい葛藤が繰り広げられるのである。

本屋さんを訪れると当初の目的とは反して、絶対にちいかわは現れる。このお約束のパターンを私は「大乱闘ちいかわブラザーズ」と呼んでいる。

そしてちいかわはご存知のように日に日に勢力を増している。今やどこにいてもグッズが溢れ、コラボ商品や企画が溢れ、どこを見ても、どこを見渡してもちいかわだらけである。世の中ちいかわで溢れている。

私はできる限り、この戦いに勝ち続けたいと思っている。たまに負けるけど。

9月11日(水)

歩いていたら近くを通りがかった二人組の女性の会話が耳に入った。

「ひとりでいることが好きだから、略して"ヒトラブ"なんだよね」
「ていうか人が好きでも"ヒトラブ"じゃない?」
「確かに〜!同じじゃーん!」

私は数秒のこの会話を聞いて度肝を抜かれた。
最近の私が考えていたことにバチコンビシィッと当てはまっていたからだ。

"ヒトラブ"という突如表れたパワーワードこそインパクトそのものが強い引力を放っているが、重要なのはそこじゃない。
一瞬、頭の中にIKKOさんがどこからともなく登場し「ヒトラブ〜!!」と叫んで消えていったが、そこも重要じゃない。

「ひとりでいることが好き」
「人が好き」

これらが「同じこと」。
重要なのは、ここである。

具体的に私の解釈を紐解くと、

人は本当の意味で「ひとり」= つまり「孤独」を=「自分」を受け入れ理解することができなければ「自分自身」を愛すこともできない。

ということは「自分自身」を愛すことができなければ、「人(他者)」を愛すこともできない。

これらは「同じこと」。

...............。

タイミングが神がかりすぎてもはや震えるレベルである。

いやまじでそうなんだよな。
自分を「愛す」は「許す」も同義。これができると「人(他者)」も「愛す」ことができるし「許す」ことができる。
言葉で記すとめちゃくちゃシンプルに見えるけど、実際これを精神的に腑に落ちるところまで向き合うのってめちゃくちゃ難しいことだと思う。

「修行と気合と休憩!」

恩師の言葉を思い出す。(※画家です)
「押忍。」と、私は深呼吸をした。

9月12日(木)

眠すぎて朝から晩まで、結果だいたい寝ていた。寝ては起きて寝ては起きてを繰り返すうちに、だんだん意識はあっても起き上がる気にならなくなり気が済むまでゴロゴロしまくった。

私は睡眠を貪ることが大好きだ。そして睡眠を超大事にしている。睡眠LOVEなのだ。

だいぶ前だけど、お客さんに「オフの日は何してるんですか?」と聞かれた時に私は

「ほとんど寝てます!」

と即答したら先輩ダンサーに小突かれたことがある(イメージ&ブランディング的にちょっと...。とのことであった。模範回答としては「筋トレ」「美容メンテナンス」とかなんかな。知らんけど。)

そんな私もバーテンダーとダンサーを兼業していた1年くらい前は全力で働きすぎて大好きな睡眠時間を確保することに失敗する日々を送っていた。毎日の飲酒により睡眠時間が取れても眠りが浅く、身体がとにかくだるかったな...。

今思えば「寝ても覚めても酒」だったし「起きたらモーニングコーヒーではなくモーニング焼酎」だったし「三度の飯より酒」が当たり前の日常だった。なんということだろうか。

いつしか周りがこんなことを言うようになった。
「どんな時間帯に連絡してもすぐ返ってくる!いつも起きてるよね?!」
んなわけねえだろ!一応寝てるわ!と思ったけど、この類のリアクションをくれたのは1人ではなかった。何人からも「いつも起きてるよね...」「いつ寝てるの...?」と言われるようになって、私は自分のバランスが傾いていることにハッとしたっけな。

だから今、また睡眠を貪ることができるようになって心の底から嬉しい。ゴロゴロは正義だ。

9月13日(金)

クレープ屋さんを見かけて、とても懐かしい気持ちになった。心がほわっと温まるような優しい感覚。

そういえば昔から私はクレープが好きだったっけ。お祭とか原宿とか色んな場所で食べた記憶はなんとなくあるけど、さいごに食べたのはいつだっただろう。大好物なのは間違いないのに、もうずいぶん長いことクレープを食べてない気がする...。

ピンときた私は、
「せっかくだし糖分でもぶち込んでおくか!」と、思い出の味・チョコバナナクリームのクレープを嬉々として注文することにした。

いつ頃からだろう、私は日頃から基本的に甘い食べ物や飲み物を摂らない。自らの意志でそうしてきた。もちろん必要性もあってね。

だからこそ今このタイミングで「クレープ食べてえ!」という正直な気持ちをまるごと最優先して自分へ与えるということが、いかにスペシャルな意味を持つかを確信した。
素直に純粋に直感のまま、行動することを大いに受け入れて楽しむことが今の私はできるからだ。

少し前なら罪悪感で食べることを選択する気にもならなかったし、食べたところで罪悪感でいっぱいになっただろう。

久しぶりに食べたクレープはびっくりするくらい美味しくて、懐かしさも相まっていちいち感動した。ほとんど生クリームじゃねーか、と思いながらも食べ進めると生地のもちもちした食感が心地良かったり、下の方にチョコレートソースが溜まっていてチョコ好きとしては食べ進めるほどにボーナスタイムみたいに感じたり。

あー、私はやっとこの境地に来れたんだなあと、喜びも美味しさも盛大に噛み締めた。

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