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【コラム】関西フットサル1部の強豪・ミキハウスが、昇格組・グラビスに勝利

関西フットサルリーグ1部・第8節のミキハウス vs グラビス戦が8月20日、京都府立山城総合運動公園太陽ヶ丘体育館で行われ、試合を観戦した。(文中の選手名、敬称略)

ミキハウスは大阪を拠点とし、ほぼ毎年関西リーグで優勝を争う強豪チームで、全日本フットサル選手権(全日)でもFリーグのクラブを苦しめてきた実力を持つ。

ところが昨シーズンは関西1部で12チーム中5位で、全日も出場できなかった。今シーズンも5位(14チーム中、8月23日現在)にとどまっている。

一方でグラビスは滋賀が拠点で、昨シーズン2部で上位に食い込み、1部に昇格した。現在12位(同)となっている。


ゲーム序盤はミキハウスの流れだった。2分に深作真也(背番号15)がコーナーキックから得点。4分には九鬼拓己(22)が右サイドでゴレイロをかわし、ゴールに流し込んだ。

ミキハウスが3-1とリードして迎えた第1ピリオドの終盤にグラビスが反撃。17分に上村蓮樹(6)がゴレイロ・村島武(14)との1対1を冷静に決めた。

さらに19分に中川圭右(4)がロングシュートを突き刺して同点。グラビスが勢いづいて前半を折り返した。


そんな嫌な流れをエースが断ち切った。

第2ピリオド開始直後の21分、ミキハウスのピヴォ・大畠翼(8)が美しい反転からシュートを放つと、ネットが揺れた。倒れ込んだまま、大畠がガッツポーズ。4-3と再び勝ち越した。

それでもグラビスは食い下がる。わずか15秒後に上村が反転シュートですぐに4-4の同点とした。ただ、その30秒後には深作がファーでパスを受け冷静に流し込んで5-4。めまぐるしい試合展開が続く。

トドメは大畠のゴールだった。28分、中央にポジションを取り、ややマイナス気味のパスを左足で合わせて、勝利を決定づけた。

6ー4でミキハウスが勝利したが、グラビスの頑張りも目を引いた。


最後にミキハウスに関する思い出を書いてみたい。私は2015~17年にかけて、大阪・羽曳野市役所職員のフットサルチームに入れてもらっていた(私は市職員ではない)。

競技チームではないが、週1で練習し、中級レベルの民間の大会によく出場していた。中心メンバーの1人が「単に蹴るだけでなく、地域の子どもたちにフットサルを知ってもらうイベントを開いてみたい」と言いだした。そこでミキハウスを呼ぼう、とのアイデアが出た。

私は「無理ちゃう?」と思ったが、メンバー4人で関西リーグを観戦後、ミキハウスの高橋正則監督にお願いすると、快くOKをいただけた。

高橋監督(中央)

イベントは2017年3月に行われ、高橋監督はじめ、大畠選手や田中晶智選手(10)らミキハウスの選手大半が参加。多くの子どもたちに楽しんでもらった。

それに乗じて自分たちとも対戦してもらったが、手を抜いてもらったうえでも当然ボコボコに(笑)。その様子はケーブルテレビに取材してもらい、映像も残っている(「ミキハウス 羽曳野」で検索すると動画が出てきます)。

ミキハウスが今の順位では物足りないし、関西リーグが盛り上がらない。これから調子を上げていってほしい。

そして私も微力ながら、発信していきたい。フットサルの魅力や関西リーグの面白さがより認知されるように。

(了)



フットサルの観客を増やし、競技環境を少しでも良くしたい。僕がnoteを書く理由です。サポートは取材費(交通費など)にしますので、支援して頂けると嬉しいです。