M&A法務_特殊な課題・新たな課題_レバレッジド・バイアウト(LBO)_M&A法務百科>企業法務大百科
レバレッジド・バイアウト(LBO:Leveraged Buyout)とは、買収対象企業の資産を担保として(あるいは買収完了後担保として提供する前提において)、多額の借入を行い、これをM&Aの原資とする手法です。
レバレッジ(梃子の原理)という名称が表すように、買い受ける企業の価値ではなく、M&Aが実現した後の買収企業の事業価値をも担保価値として把握することで多額の融資を得て、これを梃子のように用いて少額の自己資金で大きな企業ないし事業を買収する点に特徴があります。
上記のとおり、このM&A手法は、買収資金を借入金等によることができるため、少ない資金でより大規模な買収を行えるというメリットがあります。
数理上、バイサイド(買手企業)の企業規模にかかわらず、LBOを用いることで、どんなに大きな企業の買収も可能となります。・・・(以下、略)
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著者:弁護士 畑中鐵丸 /著者所属:弁護士法人 畑中鐵丸法律事務所
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