里芋はじめ

社会福祉士。当事者性を、普遍的な価値として届けられますように。見て、聞いて、読んで感じ…

里芋はじめ

社会福祉士。当事者性を、普遍的な価値として届けられますように。見て、聞いて、読んで感じたことをnoteに綴っていきます。

最近の記事

紫原明子さんの魅力が詰まっています

『大人だって、泣いたらいいよ 〜紫原さんのお悩み相談室〜』を読ませていただきました。すごかった。とにかくすごかった。エッセイスト紫原明子さんのお悩み相談の何がすごいかって、笑えるし、優しいし、的確だし、何よりすごく誠実なのです。 本書はマガジンハウス「クロワッサン」が運営するオンラインメディアで大好評だった連載に、改稿が加えられ書籍化されたもの。相談の内容は、夫婦関係や恋愛、人付き合い、自身の性格に関すること等、多岐に渡ります。古今東西、あらゆる媒体で作家・著名人による"お

    • ポートレートに隠れていた愛着

      「あなたは自分の顔に満足していますか?」 ギクッとする質問だ。 人は基本的に自分の顔を選べない。 もしも自分の容貌が、同い年の俳優、佐藤健さんや松坂桃李さんのような顔であればどうだろう。満足ですと答えるかもしれない。しかし、実際はそんな端整な顔立ちをしていない。僕はいわゆるユニークフェイスである。 ユニークフェイスとは外見(容貌)に病症/ケガがある当事者を指す言葉だ。僕の場合は先天性の疾患・形成異常によって、瞼が閉じきれないのと、軽い斜視の症状がある。乾燥によって慢性的

    紫原明子さんの魅力が詰まっています