見出し画像

発芽と調律

 「知恵のない者が、知識を過剰に得ると危険なことになる」
とは、ナポレオン・ヒル「悪魔を出し抜け」の悪魔の言葉。この悪魔、俯瞰して見ると、しみじみ、神と同志みたいな関係なんだろうとしか見えてこない。ぜひ一読を進める。いや、何度でも読み返してみると良いと思う。
 いくら知識を蓄積しても知恵ではないということ。なぜなら知識のみなら、その知識を破壊に使うこともあるが、知恵は、知識を破壊的に使うことはない。
 だから、きっと隠された知識や教えが存在した時代があったのだろう。そして今、様々なことが明らかになり、公開されてきた。だからこそ、自分の意思で選び、学び、生かすことが重要になっているのだと思う。

 進み過ぎていると言われ続け、どこが「過ぎている」のか、私はわからない。基本であり、根本だと思うことばかりを扱ってきている感覚だから。
 それでも、自分の意思で手を伸ばした人にだけ届くように、暗号みたいな打ち出し方をしているのかもしれないと、最近、ふと思った。

 だって、私は、発芽を促したいだけだから。そして、あとは、調律だけ。できるだけ、何もしないこと。だけど、目覚めないと始まらないから、発芽には、心底、魂を打ち込める。大地を整え、自らを潤し、光を受け取るということを思い出すこと。そして、また思い出すために調律する。それが私のやっていること。
 
 

気に入っていただければサポートお願いいたします。私の活動費と創作エナジーになります。