祭りは最高のお祓い

　今年はお祭りも完全復活！というところも多いと思う。春の祭りも、かなり盛り上がっていた。私の住む地域でも、春に鉄砲洲祭りが６年ぶりに大復活。賑やかなお祭りは心躍ったのだった。

　さて！今夜は、近所で盆踊り！

　東京の盆踊りは、何を踊るんだろう、なんて、ワクワクして公園へ。太陽が沈んでも、まだ気温は31度。
　賑やかで大盛り上がり。社名の入った揃いの浴衣を着た人々や近所の子どもたち、法被を着た人たち、外国の方も含め、浴衣姿の老若男女が集っていた。

　いざ、踊りが始まると、ぐんと引き込まれた。
「ああ、来年は、振りを覚えて踊りたいな！」と思った。

　どう考えても、お師匠さんではないかと思しき面々が踊っていて、それはそれは見事で目が離せない。
なんて美しいのだろう。
指先、目線、所作の全てが美しい。
　そして、ベテランマダムたちの浴衣の着こなしが粋で、勉強になる。
こうやって着るんだ、と思うけど、わかったつもりでも、できるまでには程遠いような氣がする。
かっこいい。
あんな歳の重ね方をしたいと惚れ惚れした。

明日も観にいこう。

それにしても曲数が多いこと！
私の地元では、3曲だっだと記憶している。
曲名は「七夕音頭」以外は、思い出せない。
でも、曲が流れれば、ラジオ体操のように身体が覚えている。
きっと身体が動き出し、踊れると思う。
反復って、すごいとしみじみ。

　お祭りは、無病息災など、健康を祈願してのものも少なくないと思うが、和製トランスとも言えるほどの、独特のリズムが心地よい。
日本人としてのDNAが蘇るようだ。
きっと何か蘇る。
あのリズム（音）と踊り（モーション）には、波動があって、それが共鳴を呼び、本当に最高のお祓いだと思う。

　祭りは、最高度のお祭りなんだ。
だって、元氣になるもの。
　浴衣を粋に着こなしたおじいちゃまは、介護２級だそうだが、祭りに参加して踊るのだもの。ね！そういうことよ。

　観ていただけなのに汗だくで、爽快！
素晴らしいお囃子太鼓と踊りで心も身体も躍動した。
　きっと、明日も足が向いちゃいそうだ。