見出し画像

ギターはアナログな楽器?デジタルなツール? -Vol.1-

こんにちは。

「I'm 偽(ギ)タリスト‼」こと92yasです。

先日ツィッターで、学校が休校になったお子様の為につくられたのでしょうか、”お昼ご飯は「こういうのでいいんだよ飯」”というツィートとともに、

おにぎり🍙・焼きウィンナー・卵焼き

の3点セットが、ヤマザキパン祭りの粗品でいただいたのであろう真っ白なお皿に盛りつけられた画像が添えられていたのですが、これにかなりの数の「いいね」とリツィートが入っていて、、、

投稿者さまは、どうやらそれを見た方々に「うちの方がマシだよ!」と笑って和んでいただければ・・・というつもりで投稿されたそうなのですが、私を含めこの投稿に好感を持ってコメントしたりする方が続出していたのです。

今や、出前サービスはもとより、手作り並みのお弁当や冷凍食品が溢れているご時世に、ご自身の家族の為に「自分の手」でおにぎりを握り、「フライパン」でウインナーを焼いて、「卵焼き器」を使ってアツアツの卵焼きを用意してくれる。そんな投稿者さまの当たり前のようで、実は当たり前じゃない「ほっこり、感謝」するような投稿に、改めてそういうシンプルなものがかえって幸せを呼ぶ大切さを感じた今日この頃です。

さて、本日は第6弦の日記になります。

結局ギターって、、、アナログなん? デジタルなん?

という、私なりの解釈を以前書きましたテーマに続き、お話しを進めていきたいと存じます。

前回はギターの起源から、1950年代にさしかかって「アコースティック・ギター(略:アコギ)」に加えて「エレクトリック・ギター(略:エレキ)」というものが登場して、「Fender(フェンダー)」や「Gibson(ギブソン)」といった、2大巨頭ギターメーカーの存在を少しだけお話ししました。

そもそも、今となっては私たちにとってアコギもエレキも様々なメーカーやモデルが存在していて、その選択肢はもはやアパレルブランドのそれと同じように、伝統的なものからリーズナブルなものまで膨大な数になります。

その中でも、なぜ「Fender(フェンダー)」や「Gibson(ギブソン)」が圧倒的な地位を確立するに至っているのかといえば、、、

これは一般的にも言われていますが、この2大メーカーにエレキの基盤となる、革新的モデルが存在するからでしょうね。

なんでしょう? スニーカーで例えるなら「ナイキ」の「エア・ジョーダン」、「アディダス」の「スタン・スミス」のような、今でも圧倒的な知名度を示すモデルがあるようなものでしょうか。

このような、ギター界の革新的モデルを私が挙げるとするならば、

「Fender」であれば 「Telecaster(テレキャスター)」「Stratcaster(ストラトキャスター」の2モデル。

「Gibson」であれば 「Les Paul(レス・ポール)」「ES-335」の2モデル。

それぞれが、圧倒的な知名度を指すモデルだと解釈しています。

さて、なぜでしょう??

私が考えるに、上記に挙げた4つのモデルは2020年の現在において、ギターの仕様が確立されて60年以上が経つというのに、あえてそのままの仕様である事に相当な価値を得ているからです。

世に言う「ヴィンテージ・モデル」ですね。

特にギターを始めたばかりの方からすれば、「ヴィンテージ・モデル」というと、なんとなくその言葉を聞いた事はあるけど、既にギターの事を知り尽くした上級者やプロ・ギタリスト、コレクターの方々が取り扱う嗜好品で、パーツが錆びていたり、塗装が剥がれて汚れていたり、角が欠けてボロボロになっていたり、、、(※もちろん、綺麗な状態で保管されたものも稀にありますが・・・)

アパレル界で言えば、着こなすのにはかなりのテクニックを要する古着やダメージ・ジーンズのようなものですね。

「いやいや、そんなボロボロのもんに、、、何の価値があるん・・・??」

「やっぱ、高いお金を叩いて買うんやから、、、新品やろ!(※私もギターを始めた頃は、圧倒的にそういう考え方でした)」

という気持ち、、、お察しします。

ただ、まがりなりにも約20年間、ギターというものに触れてきた自分にとって、先述の代表的なモデルのギターのどこがスゴイかと纏めると、、

60年以上も昔に、「ギター」という楽器として確立されたスタイルが、ITやらIoTなんてデジタル技術最先端の現在においても、不動の物として崇められている特異性は、良い意味で異常やと思います。ましてや大きく仕様も変えずに、、、です。

いや、、、考えてみてください。

今だに電話交換手が、相手先の電話線を繋ぐために待機している事務所はありますか?

今だに真空管の入ったブラウン管のテレビで、東京オリンピックを観ようとしている家庭はありますか?

今だにカセットテープで録音した音楽を、カセット・ウォークマンで聴きながら首都圏の街を颯爽と歩いている人はいますか?

この広い世界ですので・・・いたら、、、それは大変恐縮ですが、今言ったような物は、現在では取り沙汰されており、もはや不便なものとして利用する者が見られない状況にあります。

ギターにおいては、どうでしょう????

皆様の頭の中に浮かぶエレキギターのほとんどの形やモデルのルーツは・・・明らかに60年以上前に確立されたスタイルから派生されているものです。

楽器界においても、これはかなり特有だと思います。

その、、、特有さについては、また次回お話しいてみたいと思いますね。

今日も、最後までお付き合い、ありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?