初心者『ラグビー』を撮る①〜まずは『お約束』の場面から〜
ようやく、スポーツ観戦がそこそこ自由にできる身になった。
久しぶりすぎて、スタジアムに入ってもカメラをどこに向けていいか分からない。
とりあえず、ザックリ全景を撮る。
Canonのデジカメ
これでいわゆる『試合写真』を撮るのは難しい。
昨年、何度もサントリー流選手の撮影にチャレンジしたが、いつも『踊ってる流くん』になっていた。
シャッターを切るのがおそいのか、SHを撮影するときのシャッターチャンスを間違えているか、どちらかだと思う。
そこで、唯一の止まっているプレーに集中してみた。
田村優さんは、蹴鞠をしている様に見える。
これもシャッターを切るタイミングが微妙に遅い。それ以上に構図がおかしい、多分。
どこまで選手にズームするのか?
試合写真の難しさもここにある。
スタジアムには3つの空間がある。
観客席、選手達、芝生、
この比率が難しい。
試合風景そのものを撮りたかったのだが、何をポイントにしたいのかわからないのは明白だ。
やはり、試合中の写真はハードルが高い。
そこで、試合前のお約束ごとを撮ることにした。
まずは選手入場
同じユニフォームで整然と歩む姿は、なんとも凛々しく清々しい。
プロレスのように、途中誰かが乱入してフォークで突き刺す、なんて不測の事態は起こらないから、安心してシャッターを切る事ができる。
そして彼らはエンジンを組む。
ここで迷う。ズームすべきか。全身を撮るべきか。ただ、デジカメレベルだと、ズームするとピンボケする危険がある。これは国立競技場バック端前方からの撮影。
やはりピントが甘い。
なにより、エンジンを組んで、声を上げるタイミングは学校によって違う。肩をしっかり組み直して声出しする瞬間を待っていると、あっという間に終わって円陣を解いてしまった、ということはままある。
でも円陣は試合前の言いようのない緊張感が伝わってくる。
そして最後の整列
これまたピントが甘いが、戦いを終えた彼らの感情のほとばしりを感じてついシャッターを切ってしまう。
あとで見返してみると、試合中より試合前後の写真に心が躍る。
ラグビー初心者の私には、この『試合』という舞台の序幕とフィナーレが眩しい程に美しく見えるのだ。
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