レイドローの故郷を想う〜いまは無理だけどLet's Go To Scotland❗️〜

『キャンディ キャンディ』という漫画があった。毎週アニメを見て泣いた。イライザとニールにいじめられるキャンディ😢そこに『丘の上の王子様』なる謎の青年が現れる。彼はタータンチェックのスカートを履きバグパイプを吹いていた。

私の世代で、スコットランド、いやイギリスといえばこのイメージだった。ダウントンアビイみたいなドラマはない時代、イギリスは、タータンチェックにバグパイプの国だった。

ロンドンに暮らした時期がある。驚くほど煤けた煉瓦の家々。想像以上に簡素なバッキンガム宮殿。湿った空気に曇り空、パラパラ絶え間なく降る雨、4時半には沈む太陽。秋の初めにこの地を踏んだのが間違いだった。イギリス英語は聞きとれない。毎日泣きそうだった。

しかしイギリスも季節は巡る。どこか北海道に似ている。心地よい季節は短い、その分みんなハジける💦薄水色の空、爽やかな空気と心地よい日差し、生垣の美しい薔薇の大輪。

あれは7月半ばだったか、念願のスコットランドを旅した。

エジンバラに着いてすぐ思った。

『これが、思い描いていたイギリスだ!』

古色蒼然という表現が似合う古都エジンバラ。大道芸人はお約束のようにバグパイプを吹いていた。街にはタータンキルトの店が並んでいた。夏だというのにほとんど晴れなかったが、エジンバラ城には曇り空がよく似合っていた。

ネス湖で遊覧船に乗った。観光シーズンなのに恐ろしいほど静かだった。湖中に建つアーカード城は、間違いなく夕暮れを過ぎると処刑された王妃の幽霊が出そうな雰囲気だった。ここでネッシーをみた、と言われると真実な気がした。尋常ではない何か、が棲んでいる気がした。あの安っぽいネッシーの模型は今もあるのだろうか。ゆるキャラにしか見えないネッシー人形は今も我が家の本棚にいる。

レイドローに聞いてみたい。『今のスコットランド』について。私たちの知らない、タータンチェックでも、バグパイプでも、ネッシーでもないスコットランドのことを💐💐

イギリスで飲んだ紅茶はどんな安い茶葉でもおいしかった。日本で同じ様に入れることはできない。レイドローはコーヒー党だろうか。コーヒーの味も違った。口に合わなかった。彼はドトールのコーヒーが気にいるだろうか。

コロナのせいでいつになるかわからない。でもGo Toキャンペーンが海外に問題なく適用される時、『レイドローがお気に入りのパブやカフェに行きたい。』『レイドローお勧めの観光スポットに行きたい』とラグビーファンがスコットランドに出かける、そんな夏が来て欲しい、と本気で思う🌟🌟🌟

レイドロー選手、ぜひこの機会にスコットランドの魅力をたくさん伝えてください🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿


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