宝塚歌劇星組☆『ロミオとジュリエット』観劇記④〜歌より、ダンスより、演技力⁉️〜
ロミジュリ、といえばダンス‼️
仮面舞踏会の強烈な振り付け、というかあのメロディーよく考えたよね😓ロミジュリ、とタイトルだけ書いて仮面舞踏会の場面を見せたら、ヅカファン以外はドン引きしてしまう、おそらく😓😓
でもダンスの技量が上がっている今の宝塚では意外とどうにかなる。
歌も難しい‼️
でもメロディーが不協和音的でかつキャッチーな分、とりあえずノリで歌ってしまえる所がある。もちろん、コーラスで音外すと本当にひどい事になるけど😓😓
問題なのは、演技だ。『エリザベート』と違って、台詞が多い。
しかも、台詞が結構《ベタ》だ😨😨
翻訳の制約があるかも知れないが、
ベンヴォーリオの『ロミオ、ロミオーッ』ていう台詞、翻訳どうにかならないのか😢
せおっちは結構自然にこなせたが、あれはセリフの方に問題がある。
一歩間違えると、高校文化祭レベルになってしまう《ベタセリフ》があちこちに散りばめられている、そこがロミジュリの難しさだと思う🤔🤔
流石にこっちゃんはこなれていた。滑舌がいいし、抑揚もリズムもいい。ロミオとジュリエットの掛け合いは、安心して見ていられた。ひっとんも声の抑揚が自然で聴きやすかった。
一番よかったのは極美慎くん✨✨
何が大変かといって、まず死にかけた人間の言葉だから。彼女自身聞いた経験ないだろうし、台詞以前の問題として、この演技がこなれないと舞台が壊れてしまう。
しかも、最後の言葉が『ジュリエットを幸せにしろ』という趣旨の言葉。ベタすぎる😭😭息絶え絶えになりながら感情をどこまでこめるのか。死にかけてる以上、物理的に感情の起伏すらつけられないし。
本当に上手でした。セリフのリズムが良くて、声も滑らか。でもわざとらしくなくて。ちゃんと死にかけてる💦最後の一言もうまくまとめていました。とにかくベタな一言だから、難しかったよね。
その意味で、ロレンス神父様が、英真なおきさん再登板なのはわかる気がする💦
ロレンス神父様はストーリーテラーでもあるし、後半の影の主役でもあるし。
100%善意、両家の平和と2人の祝福だけ考えて、あれこれ知恵を巡らすのに、全てが裏目に出る。おそらく、ロレンス神父様は善良で誠実だけれど頭脳明晰というタイプではない、という設定なのかな。でもとにかく包容力があって慈愛に満ちて、みんな安らぎを求めてやってくる、そんな神父様は、英真さんの演技だからこそ✨✨
このご時世でこのお役。背負うものも大きかったのではないかと思う。
♪神様は 我々を お見捨てには ならない♪
この歌詞がこんなに心に沁みるとは😭😭😭😭
一年半ぶりに宝塚をみて思った。
歌劇団である以上、歌は上手くないと。
そう思っていた。でも歌『劇』団でもあるよね😊
あいちゃんは、歌うま、というカテゴリーではないけれど、いつも演技がこなれている。今回はその部分がとても際立ってよかった✨✨
こっちゃんも、後半の演技が重厚さを増してきて、実は歌よりそこが良かった気がする。
ノリノリなミュージカルではあるけれど、ノリだけではできない、
だからロミジュリは難しい作品なのかもしれない☺️☺️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?