見出し画像

2024ナゴヤウィメンズ走行記

2024/3/10
ナゴヤウィメンズマラソン大会に出走する

個人的には8度目の出走

50歳から大会に出て走り始める自分
それ以前の走る歴は近所のジョギングくらい
52歳のときにナゴヤウィメンズマラソンに出会いエントリー続けている

なぜ、これほどナゴヤウィメンズに
出るのか?

一言でいうと女性が主役のマラソン大会だからだ

完走者への魅力的な賞品も気に入っている
ティファニー、New BalanceのおしゃれなTシャツ、タオルなどである


女性たち全員が主役という
キャッチコピーも気に入っている

今年は8個目のティファニーをGETできた


2024年、今回は一番左の物「サザンカ」

自分史上ワースト2のタイム

走っていて起きることは全て自己責任
練習、コンディション

万全に準備して自信満々の人
不完全なコンディションの人

当日までに自分のしてきたことが
必ずしも結果に繋がるかと言うと
そうでないのがフルマラソン

マラソンは何が起きるか
わからないと言われている

誰にも予測できない
だから、面白いのかもしれない

私の場合だが
8回出ていても
知ったコースでも
同じように走れた試しがない

今回は仕事の移動、感染症罹患、雪ということが重なり
2月は練習不足だった

15キロくらいまでは無理ない走り
いつもより10秒ほど速かった
4時間半のペーサーの前を自然に走っていた

結構いい感じ~

その後、足裏の摩擦がだんだん悪化していく
これは毎度起きることで、自分では対処策を知っている

それは、靴を脱いで履き返すこと

大会本番の最中で ランナーが靴を脱ぎ
履き直すことは、かなりのリスクがある

時間ロス
筋肉の硬直
ペースが乱れるので
リカバリーを要する

なので、できれば避けたいことである

次第に我慢できないほど熱くて痛くなる
そうなると・・

いつ?
どのタイミングで靴を履き替えようか

になってくる

結局、摩擦がひどくなり
ニッチもサッチモいかなくなる

覚悟を決めて、シューズを脱ぐことにする

エイドがあるタイミングでコース横に出てみる

右足だけが熱いので
座って紐をほどいて脱ぐ
ソックスの上から軽くマッサージをして履く
きちんと靴ひもを結び立ち上がる

これに何分かかったかは気にしないことにした
両足のストレッチをして再び走り始める

うん。
いい感じだ
痛くない
やっぱり履き直して正解


少し行くとまた足裏の摩擦が・・
何度も止まると
癖になるので
ハーフまでは止まらずに行こう

気のせいだと思おう
気を紛らわすために
沿道の人とハイタッチしたりした

ハーフ到達

限界を感じて
座って履き直す

再び、走る
いい感じ。楽になった!

しばらく走れるが
ペースは回復しない

後ろから5時間のペーサーが来る

30キロ手前で足が重くなっていたし
摩擦も起き始めていた
5時間のペーサー軍団のペースには
追いつかずだった

となると
自分は何分でゴールできるのか?

現状、キロ8分ペース
遅い!!

早く終わりたい
が一向に足が動かない

早めることは無理なんだ
歩いてもいいぞと甘やかし天使がささやく

少しだけ止まって歩いてみた
が、足裏の摩擦が痛いことは変わりなく
4-5歩やってみるものの
やはり走り始める

8分20秒になる
歩きと変わらないレベル

自分の中で、35キロまで行けば
残り7キロ。あと少しだという気になると言い聞かせて走る

よく言われる30~35キロ地点
踏ん張りどころである

1キロが果てしなく感じた
これだけ走ったのにまだ31キロ?
マジ?

エイドを見つけては
給水の用がないのに
立ち寄って口をゆすいだりした

全然、進まない!!
キロ8キロを受け入れていくしかない

それにしても長い!

淡々と走り35キロ通過

その手前にあった
RED BULLのエイドで飲んだのが
効いたのかもしれない

念願の35キロを過ぎたのに
気持ちは晴れず
逆に足の摩擦感が増してきた

とりあえず、走る
一歩一歩がゴールへの近道

40キロを目指し
そのあとは左に折れるところになると
ゴールのバンテリンドームが近くなる
そこまでは、脚は止めないと言い聞かせる

沿道から
「あっきぃ!」と名前を呼ばれる
見るとアフロを被った友人だった

声を出すことを何時間もしていなかったことに気づく
大きな声が出ずに、精一杯手を振る

これだけで
テンションが上がる

脚は重たく
足裏は火が付いたようになっている

こうなると痛みから脳を化かして
違うことに意識を向けるしかない

チアガールのパフォーマンスに感動して写真を撮る

本当に元気をもらう
一生懸命に応援する姿に感動する

40キロ手前に差し掛かり
「あとすこしだよ~」
と沿道から声援が飛ぶ

うんうん。
そうだよね
ここから歩いてもいいよね

でも、歩かない
1分でも早く終わりたい
辛さから自分を解放してあげたい

終わったら何を食べようか?
ご褒美として何にしようか?
いやいや、塩分を欲するよね
汁物がいいかな、ラーメンかな
などと妄想族に化して
気分転換していく

そうこうしていくうちに
念願の41キロ

コース左折
あと1.195キロだ

バンテリンドームが見える
どこだっけ入口
ここからが疲れた体にとって
異常に長く感じられるところだ

恒例の曲
AVAの ♪DancingQueen♪ が聞こえてくる

ドーム横の道になる

毎年ここで曲で気分が上がる一方で
ゴールがなかなか見えずに
いらつく自分だということを思い出す

例年のように
残り2キロでラストスパートと行かず
牛歩のような走りぶり

後ろからはゴールめがけて
ラストスパートをかけてくるランナーたち

私はワタシ
ペースはそのままで走る

痛くて泣きそうだったが
涙は出なかった

笑顔でゴール

辛かった~~!
これで終わった!!

よく止まらずに走り続けたよね
リタイアせずに完走した自分をほめてあげたい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
家で足の爪を見たら何ともなっていなかった
去年のナゴヤで右の薬指から出血し爪がはがれた
そこから1年経過し、完全に生えてはいないが
足にダメージが起きなかったことはある意味
進歩かもしれないと思う




よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクリエイターの活動費として使わせていただきます。