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本当の自分発見Day

母の日
息子からプレゼントを渡された

母の日に何かする

その観念を息子が
持ち合わせていたのかと
軽く驚く私であった

母の日に贈ると言ったら
子どもから母に決まっている

幼少期の頃の母の日を除いて

息子自ら 母の日に何かを
されたことは初めてである

プレゼントを受け取ってみて
気づいたことがある

私は

このカーネーションに
憧れを持っていたのだということ

母の日イベントとして
あちこちのお店で使われている
カーネーション

毎年欠かさず実母に贈っているので
カーネーションは もちろん目にしている

私は どうやら
こういう風に贈られたら嬉しいだろうなと
心の奥でうらやましく感じていたようである

今年の母の日に
いざ、渡されると
包みを開けることができずに
1週間が経った



開けなかったのは
開けると終わってしまいそうな感じがしたからである
何が終わってしまうのかはよくわからない


開けたら最後・・
夢みたいな気持ちが
消えて終わる・・みたいな・・

憧れる気持ち
自分が持ち合わせていたのだと気づく

憧れるということは
自分に足りないということをあからさまにしている気がする
自分に足りないということを
自分自身で認めるのができなくて
憧れや うらやましいとかを
口にしないで来た

小さいころから私は そうだった

太っていたことを気にして
野菜ばかり食べたことがあった
本当は痩せていることに憧れていた

近視が強くて赤い眼鏡だった自分
自分が嫌いで
自分が嫌いで
かわいい服に見向きもしなかった
母の買ってくるレースの服が大嫌いだった
本当は素敵なファッションがしたかった

背を向けるのは
強い関心がある証拠
意識している証
なりたい姿
欲しいもの
手に入れたい夢
それらで私の心の中は
実は溢れていたのである

自分は
なりたい姿が特にない
欲しいものもない
やりたいことがない
と思っていた

自分にはできないから
自分には無理だから
自分で勝手に決めつけて
そういって自分の中の自分の気持ちを見もしなかった
憧れる気持ちがあったのに
蓋をして、来たのだ

本当はうらやましいことだらけ
本当はいいなと感じている
本当は今より少し上のことを
望んでいる
私の心の中は強欲で満ち溢れているのかもしれない

今回 息子から母の日ギフトを
もらったことがきっかけで
本当の自分に気がついた

だって
めっちゃ嬉しくて
嬉しすぎて
手をつけずにいたくらいだから

八日目にしてやっと
何となく 開ける気になった

焼き菓子を口にすると あまりの美味しさに
全部自分で食べるのがもったいない気持ちになり
息子たちにもシェアした

毎年必ず 母の日ギフトを
もらうことが当たり前の人には
考えにくいかもしれない

が、子育て28年目にして
めっちゃ嬉しいこと

記念となる
2022 母の日
本物の自分 発見day



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