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息子のやさしさ

日常の気づきを書きとめて
自分の備忘録になったらいいなと思っている
あっきぃと言います。


職場で落ち込むことがあった。

自分の能力の無さに落ち込む。

その日に終わらせることはできず

明日に続きをすることにして帰路に。


自分の能力、あるとは思っていなかった。

苦手意識満載だった。

自他共に認める能力のなさ。

認めているはずなのに落ち込む自分だった。

何も努力していないのにおかしいでしょと

自分突っ込みするも笑えない。


雨のなか、レインコートを着て
自転車をこぐ。


夕飯、帰ったら何かを作ろう。

何があるかな。


玄関のドアを開けるといい匂いがしたきた。


「ただいま」

「おかえり」とツンツン。


「あのさ、ご飯作ったよ」


「えーっ❗️ほんと?ありがとう」


何だか気持ちが
フワッと弛んだ。

自分が勝手に
落ち込んでいたからかもしれない。

突然のことだったからかもしれない。

お腹がすいていたからかもしれない。

何も言っていないのにドンピシャだった
だからかもしれない。


よくわからないけど


わかっているのは


めちゃめちゃ

嬉しかったということ。


ツンツンは
私の顔を見るなり

「何、その変なテンション?」

と言った。

(涙まじりの顔をしていた私)


「嬉しくてね。ご飯つくってもらえたこと」

そして、私は少し落ち込んでいたことを ぼそぼそ話した。


ツンツンはそのことには何も返さず、ご飯の話をした。

野菜から出汁をとった
中華風クリームシチュー。

隠し味にオレンジピールと
香味油を使ったピリ辛 野菜炒め。

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少し外が冷えていたからシチューがおいしく

スパイシーな野菜炒めは刺激をくれた。


私は、いつもながら
ツンツンの食のこだわりに驚きつつ

完食した。


「作ってもらった食事ってなんでこんなにおいしんだろうね」

とツンツンに言うと

「そぉかな」


少なくとも

私は感動した。















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