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ビジョンケア社長・高橋政代さん #32

「出でよ!ジャンヌダルク!!~女性経営者が未来を変える~」。
(毎月第一金曜日・午後7時~)https://www.be-happy789.com/
毎回、創業間もない女性経営者にゲストとしてご登場していただき、
何故、起業し、そして、今後、何をして行きたいのかを、お好きな曲とともに根掘り葉掘りお聞きしていきます。
今回のゲストは、高橋政代さん。
2014年、目の難病患者にiPS細胞を使った網膜移植を行って成功したと言うこの世界初のプロジェクトを率いたリーダーが、当時は理研・理化学研究所におられたこの高橋さん。その年には、あの世界的権威ある学術雑誌『ネイチャー』が、この高橋さんを“brave scientist/勇敢なる科学者”と称賛し、世界中の候補者の中から「その年の10人」に選定しました。
その高橋さんが、研究だけに留まらず、実際に治療法を開発・普及していきたいと2019年に、再生医療の研究施設、最先端の眼科医療施設である神戸アイセンターの中に、株式会社ビジョンケアを創業され、今は、その会社の社長でもあると言う訳です。

(写真真ん中が高橋政代さん)

今回は、そんな高橋さんが、番組内で語られたいくつかの珠玉の名言をピックアップしてご紹介しましょう。

『私自身、高橋5.0』

「だんだん変身してきた。眼科医をやって、留学を。帰国後は理研に。そこで基礎研究を。そして、iPS細胞を使った網膜移植を行って成功。しかし、それはゴールではなかった。眼科医である限り、一例で終わるわけにはいかない。大勢の患者さんに届けたい。そこには企業の参画が必要。であるならば、一番分かっている私が会社をやらないとと思い、今に至っている。」

『患者さんをハッピーにするためには
     自分たちがハッピーじゃないと出来ない』

「もっとも皆が楽しく気持ちよく働ける環境を作ることが、我が社の評価基準。自分の能力にあった楽しい働き方をしていれば、最大の能力が発揮できる。そう言う働き方をして下さいと(従業員には)言っています。」

『これ以上楽しいことはない!ハピエストだ!!』

「私はもう好きなことばっかりやっているだけで、これがやりたいと思ってやっているだけ。皆を道連れにしているだけ(笑)。 こんな楽しいことは、もうないです。」

『それは情報量の差』

「そんなこと出来ない!とよく言われます。しかし、それは情報量の差であって、この人は、これを知らないので、そう言うんだなと言うことが分かるので、別に、何も気になりません。それは、私は、医療も研究も事業も、全部現場を見ているからです。それぞれ一つしか見てない人が、見えていないところで『出来ない』と言っているだけなので、私は、気になりません」

『ゆらゆらしてると、色々なことは回避できる』

「直線で行って、壁に当たって、諦めると言う人を数多く見てきました。ゆらゆらしてたら回避出来るんですよ。フレキシブルに色々なことやっていると、最初は“行き当たりばったり”に見えるけれど、最終的には必ず着地する。これを評して、先生は“行き当たりバッチリ!”と言われました(笑)」

『何故急ぐんですか?と言う愚問』

「(私がやっていることを)危ないと思う人は、止めようと思うので、『なんでそんなに急ぐんですか?』と聞いてくる。最初は何を言っているのか分からなかった。患者さんを診ていたら『一日でも早く(治療法を見つけてくれと)』『いつですか?』と、毎週のように言われる。一方で『なぜそんなに急ぐんですか?』と言われる。それは愚問。そう言う人は、分かっていないんだなと思う。その人は、患者さんに接していないから、そうなるんだと思う。」

いかがですか?どの言葉も心に沁みました。
そこには、高橋さんの「患者ファースト」の姿勢が一貫しているからだと思います。研究者としてだけでなく、今後は、経営者としても高橋さんの活躍がますます期待されます。

ところで、高橋さんのリクエスト曲をお聞きしたところ、挙げていただいたのは、米米CLUBで「浪漫飛行」♪でした。
「自由な気分になれるから」と言うのが選曲理由。さぁ、皆さんも自分の限界を取っ払って、大いに自由に羽ばたきましょう!

さて、次回の放送は、3月3日(金)です。
どんなゲストが、どんなお話しをお聞かせくれるのか?
皆様!!お楽しみに!(*^_^*)

参考: 株式会社ビジョンケア (vision-care.jp)




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