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【社会貢献と直感!】(9/12)
毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)
苺:さ~て、今週のニュースは?
大:和歌山大学の経済学部の学生が、聴覚障害のある人と我々聴者との間のコミュニケーションを円滑にするノートラブルと言う筆談具を開発し、その制作資金60万円を集めるべく、クラウドファンディングを実施したところ、先週の8日が期限でしたが、その目標を見事達成し、実に200人を超す支援者を集めました。
苺:200人を超す支援者、凄いですね。その筆談具とはどう言うものだったんですか?
大:卓上カレンダーのような形で、店舗などの窓口やレジカウンターに設置をして使います。例えば飲食店などに置くような場合は、お客様とのやりとりを想定して、よく使うような言葉「注文はなんですか?」と「現金ですか?カード払いですか?」などを記入しておき、聴覚障害のある方に、それらの言葉や文章などを指し示しめしていただくことによって、コミュニケーションをとると言うものです。
苺:なるほど。では、そうしたアイデアは、どんなところで浮かんだんでしょう?
大:アルバイト先です。カフェでのバイトで、聴覚障害のある方が来られ、その時にコミュニケーションがなかなか取れなかったことから、こうした方々は、きっとあらゆる場面で、困ることが多いんだろうなと想像力を働かせ、こうした商品を考え出した、と言うことです。
苺:最近の学生さんって、社会課題の解決だったり、社会貢献に積極的で、なかなかやりますよね。
大:実際、最近の就活生は、就職先を選びも「社会貢献度が高い会社を選ぶ」と言う傾向がデータにも表れているんですが、面白かったのは、実はここからなんです。
苺:大谷さんが、面白かったこと・・・さて、それは何ですか?
大:このプロジェクトを進めていた3人の学生さんは、皆さん4年生で、すでに、金融機関、商社、そして経済団体と皆さん就職先が決まっていたんですが、その就職先選びの際はやはり「社会貢献度の高さで選んだんですか?」とお聞きすると・・・皆さん、思わず顔を見合わせて、苦笑いをされておられました。
(写真:左から馬籠莉央さん、上内真尋さん、吉村圭祐さん)
苺:そうじゃなかった、と言うことなんですか?
大:もちろん、3人の学生さんが選んだ企業や団体は、どれも社会貢献度の高い組織ではありましたが、実は、最終決断の要因は、そこじゃなく「直感だった」と言う回答もありました。大学に入られた時の志望動機は商品開発などの「マーケティング」がやりたい、と言うことで、在学中もこうしたプロジェクトを進めてきたわけですが、企業の方など様々な方々と出会い、一緒に仕事を進めていくうちに「あぁ、こんな仕事もあるんだ」「こんなことも面白いかも」とやりたいことがドンドン出てきて、結局、何がやりたいんだろう?と迷っちゃったと。だから最後は直感だったと言うことなんです。
苺:なるほど!なんか前向きな迷い方ですよね。
大:その通りですよ。多分、社会に出てからも、あれがやりたい、これがやりたいと言うことが数多く出てくると思います。ですから大いに迷えばいいと思うし、直感での決断と言うのも大いにありだと思います。ボクだって、まだまだあれもこれもやりたいことがあるし、これからもっともっと出てくると思います。その時は、とりあえず、直感でもいいので、まずはやってみると言う挑戦の姿勢を失わないでいたいと思うし、若い皆さんにはなおのことそうした姿勢を持っていていただきたいですね。
苺:では、ここで一曲お聞きいただきましょう。
このプロジェクトメンバーの一人、上内真尋さんからのリクエスト曲です。しんどいときによく聞いていたと言うファンキーモンキーベイビーズの「悲しみなんて笑い飛ばせ」 ♪
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