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【こんな企業もあるよ!】(11/06OA)

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になった
ニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの
周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?

大:まず、苺菓さん!そしてリスナーの皆さんも、今から申し上げる質問に対して、自己診断をしていただきたいと思います。

苺:自己診断?

大:は~い、声に出さなくてよいので、心の中でチェックしてみて下さい。

苺:了解しました。

大:では、いきますね。①「他の人と話しているときに、他の人が感じていることを理解するのは難しい」②「集団で働いたり、活動したりすることはとても難しい」③「社交的な場面で、どのように振る舞えばよいのか分からないことがよくある」④「どのように友達を作るのか、それは自分にとって謎である」⑤「他の人と話をしている時に、相手の表情を読んだりすることが、とても難しいことがある」いかがですか?

苺:私は、なくはないですが、そんなにも・・・とは思います。しかし、そうした知り合いはいるなぁ~と思いました。

大:実はこれ、大人の発達障害ナビと言うサイト内に設けられているASD「自閉症スペクトラム障害」のセルフチェックリストから一部抜粋したものなんです。

苺:発達障害を自己診断出来ると言うものがあるんですね!?

発達障害セルフチェック - 武田薬品工業 | 「大人の発達障害ナビ」 (otona-hattatsu-navi.jp)

大:そうなんです。就職活動をされていて、なかなか上手くいかない、ボクなんて、私なんて全然アカン人間なんや・・・と思う前に、自分のその特性を確認すると言う行為は決して無駄ではないと思いますね。
ボクの知り合いにも数多くの発達障害の当事者がいますが「自分がそうだ」と分かった際には「あぁ、自分のせいではなかった。障害の影響だったからだ」と安堵したと言う声もよく聞きます。

苺:しかし、問題は採用する企業側がそうした「特性」をどこまで理解してくれるか、と言う点ですよね~

大:その通りです。実際、人材サービスのレバレジーズと言う会社が、「精神障害者保険福祉手帳」を持つ就労経験者を対象に調査した結果、実に55%が障害を明かさずに働いたことがあると答えています。

苺:それは、明かしたら「マイナスに働く」と考えられたからなんですか?

大:そうですね。「障害を開示すると採用されにくいイメージがある」「応募できる求人が限られると思った」と言うのがその理由のようです。いわゆる障害者手帳をお持ちの方は、「障害者採用」と言うプラスαの選択肢も出てくるわけで、また就職後も「合理的配慮」を受けることが出来るわけなんですが、それでも明したくないとお考えのわけです。
これが、手帳も持っていない、あるいは診断を受けていない、いわゆるグレーゾーンの方々であれば、なおさら不安が強いと思うんですがぁ!

苺:おっ、またまた、出ました大谷さんの「がぁ!」。と言うことは、そんなに不安を持たなくてもいいよ、と大谷さんはお考えなんですか?

大:実は、先週の水曜日、大人の『発達障害』『発達凸凹』をテーマに、企業の経営者や人事担当者向けの研修の講師役を務めさせていただいたんですが、開催前は、この研修を企画した担当者と、「こんなテーマで、企業の方々ってくるんかなぁ~」と話していたところ、実に数多くの企業から申し込みがありました。そして研修中も「どうやってそうした社員の個性や能力を伸ばしていけばいいのか?」「どうやって職場に溶け込んでもらえればいいのか?」と、皆さん真剣に、そうした特性を持つ社員のことを考えておられ、実に熱いセミナーになったんです。

苺:いい意味で予想を裏切られたと言うことだったんですね?

大:ですから、就活生の皆さんの中で、自分の特性により就職は難しいのではと諦めておられた方も、こうした企業が存在するんだと言うことを胸に、大学のキャリアセンターなども活用していただきながら、引き続き頑張っていただきたいと思いますね。

苺:確かに!頑張ってもらいたいものですよね。明るい情報でした。
では、ここで一曲お聞きいただきましょう!
米津玄師 で 「ピースサイン」♪

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