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「求められる多様性!」(6/13)

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?
 
大:今日は、いくつかの話題に触れていこうと思っていますが、まずは、本のお話から。最近、書店でよく平積みにされている「戦争は女の顔をしていない」と言う本。内容は第二次世界大戦のドイツ・ソビエト戦争に従軍した女性たちのインタビューを交えたノンフィクションです。1985年の発刊ですから、随分と古い本なんですが、ロシアのウクライナ侵攻をキッカケに、再び注目を浴びています。例えば、この「戦争は女の顔をしていない」と言うタイトルだけでも確かに!と思いませんか?

(漫画化もされた「戦争は女の顔をしていない」)

大:最近のロシアとウクライナのニュースを見ていても、被害を受けている市民には女性の姿を多く見ますが、この戦争を進めている、あるいは交渉の舞台に立っているのは、ロシア側もウクライナ側も、ほぼ男性だけですよね。

苺:確かに、そう言えば、そうですよね(汗)

大:女性がいれば戦争を防げた、とまではもちろん言いませんが、やはり異なった価値観と言うのは重要だと思います。
そこで話の舞台を、ガラリと変えまして、場所は京都の老舗旅館!西暦1830年創業と言うことですから190年以上の歴史を持つ「綿善」と言う旅館の7代目・小野雅世さんと言う女将に聞いた話です。

苺:相変わらず、色々なところで、色々な方々を取材されてますね。(笑)

※ 綿善:京都 旅館 綿善(わたぜん)旅館 【公式サイト】 (watazen.com)

大:この小野さん、元・メガバンクに勤めていたと言う非常にユニークな方なんですが、ある時、旅館の男性幹部たちが「目指せ満室」「稼働率100%」を目標として掲げます。一方、当時子育て真っ最中で、フルタイムで働いていなかった小野さんは、そんな目標は、社員を疲弊させるだけだと反発し、今は反対に「満室にはするな」と言うのが、この旅館の方針。そうすると従業員のストレスが減り、接客態度も上がり、従業員満足度・顧客満足度もあがったと言うことです。これこそ女性ならではの発想だ・・・とは言いませんが、やはり、組織は同じ価値観の人ばかりで構成したらダメなんですよ。

(綿善・小野雅世さん)

大:さぁ、最後の話題ですが、今、政府は女性の活躍を我が国の成長戦略の一つの柱にすえています。それは女性のためだけの施策じゃなく、今後あらゆる組織の活性化にとって絶対必要な戦略なんだと、理解していただきたいと思いますね。

苺:このジェンダー問題は、奥深い問題かと。でも「男性だから」だとか「女性だから」と言う見方ではなく、やはり、その「個人」を見ていきたいですよね。
では、ここで一曲、お聞きいただきましょう。綿善の女将・小野雅代さんからのリクエスト、星野源 で 「Hello Song」♪


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