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「みんなの運動会」(12/4 OA)

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になった
ニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの
周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?

大:11月の25日に「みんなの運動会」と呼ばれるイベントが開催されましたので、取材がてら、ちょこっと覗いてきたんですが、実に考えさせられる運動会でした。

苺:運動会で、考えさせられた…さて、どんな運動会だったんでしょうか?

大:まず「入場行進」がない!「整列!」や「体操の体型に開け!」さらに
「前になれ!」と言った命令口調の号令が一切ないのです。

苺:確かに、ちょっと変わった運動会ですね。

大:何よりユニークだったのがその競技で、どれも一着二着、一位二位などの順位を付けない、競い合わないと言うものばかりだったんですよ!

苺:競わない運動会?それは随分変わった運動会ですが、どんな方々が参加されていたんですか?

大:子どもたちおよそ80人とその家族の皆さんなんですが、子どもたち80人のうち60人が発達障害、あるいはその傾向がある子どもたちだったんです。

(「みんなの運動会」競技風景)

苺:あぁ、なるほど!発達障害の子どもたちにほぼ特化した運動会、と言うことですか?

大:発達障害の方々の中には、発達性協調運動障害と言って、運動や動作にぎこちなさが生じたり、姿勢に乱れが生じ、日常生活に支障が出てしまうと言う特性がある方もおられます。例えば、スキップがどうしても出来ない、縄跳びが出来ないなど、一度に飛ぶ・回すと言った別々の動作を協調させながらすると言ったことが難しい方々です。

苺:あぁ、バラエティー番組などで「運動出来ない芸人」などの特集がよく組まれますが、ボールが上手く蹴られない、上手く投げられないと言ったシーンをよく見ますよね。そうした感じのことですか?

大:そうです。そこにはそうした特性のある方も多いと思いますね。ボールとの距離を測りつつ、蹴る動作をする、そうした別々の動作を協調させながらする、それが難しいと言うわけです。芸人さんであれば「笑ってもらってなんぼ!」と言うところもありますが、幼い子どもたちであれば、それは辛い。多分、運動会なんて大嫌いだ!と言うことになってしまうんでしょうが、そうならないように、身体を動かすって楽しいよね~、スポーツって素敵だよね~と言う趣旨で開催されたものなんですよ。

苺:それ、いいですよね!

大:運動会って、命令口調の号令が飛び交い、クラス対抗でみんなで競い合うもんだよね、と言う固定概念にボクは囚われていたんですが、いやいや、そうしたことが一切ない運動会も楽しそうでした。ボクは今回はただ見ているだけではありましが、常識に囚われない、前例に囚われない、新たな変化を受け入れなくっちゃと言う「頭の体操」になった運動会でした!

苺:なるほど!
では、ここで一曲お聞きいただきましょう!
運動会にもよく使われる一曲
   平井大 で 「栄光の扉」♪

(左から株式会社LIG代表・福井宏昌さん、大谷邦郎、 応援ソングライターのyu-ka)

(番組後のつぶやき)
さて、この「発達障害と運動」に関しては、12月8日の金曜日の夜7時から「ハッタツあるある!だれにだって凸凹はあるんちゃうの!?」で詳しくお伝えいたします。みんな聞いてね!

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