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勇気について

ここまできて、いや、というかまだはじめてから何回も書いてないし、一息つくのは早すぎだとは思うけど、自分はもう何も持っていないような気がしてきました。

書けそうな事はいっぱい思いつくのだけど、そんなに熱量もないような…。他のnoteの皆さんの記事をみると、ほんとに自分が書いている事が恥ずかしくなってくるし、何のために書くのだろうとか考え出してしまったりします。

珈琲は大好きでも味の違いまでは分からないようで…。それでもまだ、あれをこういう風に表現したらいんじゃないかなとか、これをこういう風にまとめようとか思い付いてしまうというのは、まだ何か残っているのかもしれないので、恥ずかしい自分は一先ず、置いとこうと思います。

noteの記事を読んでいると「あ、この人自分と同じかもしれない」とか思う(勝手に同じにしてすいません)事も結構あって、勇気をもらってるのですが、それでも決定的に自分に足りないのは「経験」なんじゃないかなって思いました。

ここで頭がまたごちゃごちゃしてきたので思い付いた事を書きます。ごめんなさい。キャパが小さすぎですね。

私はスピリチュアルな話とかが好きで、YouTubeとかブログでも色んな人の話を見たり聴いたり、読んだりするのが好きです。スピ友的な人もいたりします。その中で「あの世に持っていけるのは経験と感動だけ」という言葉が自分の中で印象に残っているのですが、今その言葉の意味がちょっとだけわかった気がしています。

私は30代を目前にして心のバランスを崩してしまい、仕事を長く休んでいた時期があります。病院では「対人恐怖症」や「適応障害」という診断を受けました。休んでいた期間は、親の援助を受けつつ、短期の派遣などで働きながら生活していました。今も派遣会社に登録し派遣社員として働いているのですが、援助はなしになんとか自力で生活は出来ている状態です。心の状態もボロボロだったあの頃に比べれば、かなり安定してきているのかなというところです。当事は、いわゆる引きこもり状態で、それはそれは長い時間を1人で過ごす事が多くなりました。病気と向き合うという観点で言えば、1人の時間以外にも選択肢はあったのかもしれませんが、私にはそれも必要だったような気がします。今思うと永遠に同じ毎日が繰り返されるような感覚ではあったけど、それでもその時間を幸せだと感じる事の方が多かったのです。日常の小さい幸せに沢山気づく事が出来たし、積み重ねる事の大切さも知ることが出来たから。そして自分はスローペースなのだとあらためて気付く事ができたのです。昔から何か他の人との「ズレ」や「噛み合わない」を感じる事が多かったのですが、あー私は他の人とスピードが違うのかもと腑に落ちたような気がしました。

そんな中ふと思ったのですが、ある意味「幸せ」ってどこか「死」と同じ境地にあるような気がしたんです。変な表現なのですが、なんとなく死後の世界ってこんな感じなのかなと感じた瞬間があったというか…。もちろん私は死んだ経験があるわけではないので、想像でしかないのですが。でもどこまでも永遠に続くようなゆったりと流れるような時間は幸せであると同時に私にはまだとてつもなく恐ろしいものでもありました。このままの状態でほんとうに死んで終わってしまったらどうなるんだろう。まだまだ色んな事を経験しないと死後の世界で「もたない」ような気がしたんです。

経験といっても、何か凄い遺業を成し遂げるとかそれだけじゃないと思います。自分の世界から抜け出して、視野を広げるということも必要なのかもしれないと思うわけです。

頭ではわかっているんですけどね。

そんなわけで?、ビビりながらでもまだまだ新しいところに踏み込んでいかなきゃいけないような、気がしています。「勇気」という言葉がさっきから頭の中でなんどもいったりきたりしていて、でもその使い方がもはやわからないくらい拗れてしまってどうしようって感じです。20代なら年相応の悩みなんだろうけど、30代になるともはや「ダメ人間」の領域なんだろうなとか。それでも「歳は関係ない!」とポジティブに捉える事も勇気なんでしょうか。

私は母親ににとってはじめての子供で、よく初産は長い時間がかかるみたいな話を聞くのですが(諸説あると思います)、私はものすごく早く産まれてきたみたいなのです。おそらく病気から連絡を受けて、父親と祖母が母のところに向かう準備をしていたらしいのですが、すぐにまた「もう産まれました」という電話がかかってきたらしいのです。その話はなんとなくずっと覚えていたのですが、今は私はきっと早くこの世に産まれてきたかったんだろうなって紐付けています。「おぎゃ~!!」と泣きわめきながらも意気揚々と誕生したんでしょうね。

とにかくシンプルに。自分を信じるしかないのですよね。結局は。

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