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地区セレクションのサポートをした

 管理不行き届き管理人です。気温が下がって活動が停滞するのは仕方ないことです。寒いです。
 今日はコーチをしている大学の大会サポートをしに栃木県まで行ってきました。その雑感です。クラブの会報に記事を寄せる人がずいぶん減ったし、既にオフィシャル職という当事者意識はないので、管理人のノートに管理人として記事を残していくことにしました。体裁を気にしなくて済むし。at, kousite silent shusei kano.

しゃべった

 人間と生身で30秒以上会話するのは10月ぶりでしたが、意外とキャッチボール出来ていたような気がしなくもありません。上半期に周囲とテンションに大きなギャップを感じたこともあって、過去のコーチという存在のキャラクター像をクラブ全体の中で破壊するように心がけてきたからかもしれません。スポーツ組織としての是非はともかく、まあ、とても楽しかったのでヨシです。ところで、昨日実家に寄ったら弟が巨大化していましたが、中身は変わっていなくてほっとしました。

応援した

 地区セレクション、予選なわけで、ちょっとピリピリ、というかソワソワしました。10月の学生選手権の一般クラスのスタートはあまりソワソワ感がなかったので、今回は楽しかったです。他人事ですし。
 マルカクラウドで出走チェックしてましたが、30人を2人でチェックする程度なら紙でもいーかなと思いました。公開スタートリストが大学名のないPDFで加工するのダルかったし。
 そういえば、感染症対策として手袋を公共物用、素手を私物用と使い分けるよう意識してみましたが、手を洗うべき場面がちょっと減って楽でした。着脱容易な手袋なので、手袋で汗を拭わなければ多分だいたいOKです。たぶん。他の人も手を洗ってなさげだから構わんでしょ、たぶん。

寒かった

 寒いだろうな〜と思っていたほどではありませんでしたが、寒かったです。マスクがあって良かったです。半袖で背中メッシュの人々は見ているだけで寒そうでした。でも、アップがしっかり出来ている証拠で良いと思います。フィニッシュ後に見たH君の手が乾燥で痛寒そうでした。オリエンテーリングは手が役立たずになると全身が粗大ゴミになるので、グローブや保湿クリーム、ウォームアップジェルなどを使ってみるのは有効だと思います。

通った落ちた

 ちょっと目をかけてきた後輩たちに望む結果を出させてあげられないのはとても悔しいです。特に4年生。ただ、これまでの進捗状況は悪くないと思うし、今日確実に結果を出すためには、もっと詰めてもらわないといけないのも事実でした。「現状打破」するには、現状をぶっ壊す精神的な覚悟も必要なのだと思います。普通にやっている分には、普通からは抜け出せないのです。全然関係ないですけど、僕は今も昔も崖っぷちです。崖から手が離れないようにしたいですね。川内優輝選手にももう一回結果出してほしいです。
 地区予選突破を目指していた人にとっては、今シーズンの個人戦に関して、満足のいく結果というのは決して得られなくなってしまいました。自分の力を数字で公開する舞台が無くなってしまったわけなので、それはもう仕方のないことです。不安定なところにあった実力が、不足の方へ転がったというだけです。
 ただ一方で、まだ、自分や他者を納得させるための過程は残っています。「選考通過した奴らより早くなる」「チーム環境の一員として自分がチームを強くする」。それしかありません。後者について、もし自分の存在や働きかけによってチーム全体が僅かでも強くなれば、そのチームは自分の作品のようなものになると思います。管理人ならそうします。
 それすら出来なければ、今シーズンにおいて、その負けに負け以外の価値はなくなるのではないでしょうから、早期に戦略的撤退をするのが良いと思います。

 同じくらいグッドニュースもありました。またちょっと目をかけてきた後輩たちが良い結果を出すのは嬉しいものです。11月下旬からは大学全体をコーチすることを放棄し(だって、何を望んでるのか未だに知らないし)、個人への対応をやや手厚くすることに切り替えました。頻度は人によって変えてますが、単発ではなく複数回コーチっぽいやり取りをしているのはクラブ内8名ほどで、今日も個人的感情で結構応援していました(1人風邪で休んじゃったけど)。そのうち2人、先月下旬に面談をして、「自分の技術をほとんど把握していないという上達以前の問題」について60〜90分ずつくらい話してみました。出来るだけオブラートに包もうとして上手く伝えられなかったり、自分で考えてもらおうとしたり、一つだけシンプルな宿題を与えてみたり。様子を見ると、2人目にやった最後のセットが上手くいったように感じます。与えた宿題は要素ごとの実力チェックシートの活用と、『サルでも走れるオリエンテーリング入門』という名前詐欺の中級者向け教材を読むことです。たぶん、指示が極めて単純明快で、その後に自分で考えられる余地が生まれる点が良かったのだと思います。いや、別にその面談の影響がどのくらいあったかは知らないですが。また、リンク先の記事に書かれているように、サルオリの内容で今の大学選手権入賞相当まで戦うことはできると思います。
 話を戻しますが、とはいえ、今コーチングに割いているのと同等の時間で、其々をちゃんと面倒を見ようと思ったら8人というのは完全に手に余っていて、長期的に結果を出させようとしたら精々1〜3人が限度な気がします。というのも、学業の存在や、モチベーションの波によって自己コントロールが出来ないうちは、長くても2週間に1度くらいの現状と目標の確認など、認識の擦り合わせをしていく作業は効果的であると、この1ヶ月程度で感じたからです。それに合わせたメニュー提案や技術添削などを計画立て含めて密に行うとすると、かなりの時間がかかりそうです(今は全部、ちょーなあなあでやっています。テキトーなことは言っていないけれど、先の先まで入念に見据えた上でのコーチングというのはできていない)。
 それにしても加藤たんぽぽ氏っぽい人が結構しっかり早くなってきたのは嬉しい誤算です。細かいハンドリング周りを詰めて、フィジカルが昇ってきたら、それらの調整含めて全部合致するとしたら、現実的に間に合って来年度末ギリギリになるのかな〜と思っていました。が、国内選手にとって、やはりオリエンテーリングにおける平地整地走力よりも、不整地の最大速度やランニングエコノミー、ナビゲーション技術の方が遥かに大きなボトルネックになっているのでしょう。トラック3000mPBで80秒程度の差がある2選手が、森を4000m以上走って30秒しか差がつかないのだから驚きです。フィジカルありき主義なので最近納得したりびっくりしたりしてます。期末レポートを何枚も送っていくるだけあります。無論、オリエンテーリングは不確定要素の大きなスポーツなので、下剋上は起こりやすいものですが、相手も全日本選手権者なので、当然下手ではない選手です。

 というわけで、みんなもマップトレ、コンパストレしましょう。僕も前記事の直進練習で年越しです。頭の中でこねくり回していただけで実戦練習(といってもシミュレーショントレーニング)するのは非常に久しぶりなので、ワクワク3ドキドキ7です。タバタプロトコルとマップトレを複合させようとしたら、ただのタバタで腸腰筋を破壊し尽くして地図が遠ざかってしまったので、慎重に進めていかねばなりません。
 加えて、今日の会場でたんぽぽ氏から「俺の今の実力で屈服させてやるから練習会とか大会に来い(意訳)」と言われたので、新年に向けてシミュレーションマスターを目指す必要がありそうです。言い訳をしておくと、今年度は来年度オリエンテーリングの強度と量を上げるためのフィジカル作り重視の年で、オリエンテーリング自体はまだ5日しかやってません()。慢性疲労化してるから年内はゆっくりしろとコーチにも言われているので、久しぶりにリラックスしてマップトレするとしましょう。後輩に焦るなと言い聞かせながら、自分が焦りすぎました。年度明けに月400kmへっちゃら、5000m16:10相当を最上目標にしてましたが、素直に目標よりも練習ペースと回復を意識しましょう。とりあえず当面は、レッグ間で適切なタイミングでマップコンタクトを切り替える練習をしながら、最適な行動パターンの理論も並行してバージョンアップしていきたいですね。1月は近くの森で練習していきます。
 熊撃退スプレーは買いました🧸レース中に誰かに追い付かれたら噴霧して逃げ切ります。効果を教えてください。

孤高の人

 そういえば、競技後の会場で他クラブのKくんと少し話をしました。言葉は違うけれど、「孤高にならないようにしよう、まずは草の根で何人かの火をつけて、自分も支えよう」というようなことを伝えてみました。学生スポーツ、それも個人スポーツで、そこには絶対的な正義はありません。スポーツにおけるエースこそ、周囲の力をもっと支えたら頑張りやすい、楽になるという場面はあるんじゃないかと想像しますが、エースの言葉は、力のない周囲には圧になってしまうかも知れません。信頼のあるリーダーが道標を明確に指さすか、仲間の人脈を細々と増やして太くするのが手段になるのではないかなと思います。自クラブのオフィシャルということを考えるのをやめると、他大学選手へのコメントも憚られずに行えるのはメリットですね。僕は自陣を勝たすのをミッションにされたら妨害工作はいっぱいやろうとする性悪です。

インカレリレー

 万全というのは、その時調子がいいメンバーを選出できた時です。通年でだいたい早いというのには、国内オリエンテーリングではギャンブル性が高いと思います。自分の調子に首を傾げながらプレッシャーのかかるリレー競技を走るので、ミスするのはそれもそうだろうと、リレー代表に関われたことのない身としても理解ができます。まあ、今年はそんなに人材潤沢な大学はなさそうなので、一番伸びた人とかコンスタントに早い人が走るんじゃないですかね。
 ぶっちゃけ、まだリレー勝ちたいというチームを応援する気持ちは管理人は失ったままで、それこそ個人コーチとして個個人を応援したいという感じなので、年度末までの気持ちの向け方をぼちぼち考えても良さそうですね。

 それでは良いお年をー


P.S. 
 そういえば某B練のコースを組んでいるんですが、選手権向けには「トップレベルの体力・筋力さえあれば走れない箇所はほぼ無いけど、処理が早く正確でないと差が大きく開くコース」を目指しています。つまり普通のオリエンテーリングコースです。Fも組むので青山高原より技術的に簡単になってしまいます。ヘマしたら終わりのつもりで練習してきてください。テレイン渉外通らなかったら萎えてゴミコースに変更です。

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Writer:「練り間」管理人
今年コーチ終えたら当分は選手に専念するのでクラブ貢献しませんが、
練馬OLCの新規会員も募集してます。みんなでリレー目指したい。

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