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心理学者ユングの絵ってみたことあります?


どうもー、クシラ龍です。

今回はタロットとも関係のあるユングの絵について。

カール・グスタフユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 - 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心理学(ユング心理学)を創始した。

by wiki

ユングって心理学者として有名ですよね。僕も少し影響を受けてるんですけど、今まで彼の絵はみたことありませんでした。

「たしかマンダラ描いてたっけ?」ぐらいの認識だったんですけど、「ユング伝」って本をみてたら「ユングの絵、意外と面白い!」と思って新鮮な衝撃があったんですよね。

そこで「赤の書」っていう本を取り寄せてみたんですけど、その中にはかなり興味深い絵が多数ありました😳😳😳

そこで今回はユングの絵の中で好きなものをランキング形式で紹介したあと、タロットとユングの関係についても少し書いてみたいと思います。


ユングの絵を観るのにおすすめ!伝説の本「赤の書」とは?


ユング伝」には7点の絵しか収録されてなかったので、ページいっぱいの絵が53点あるという「赤の書」をゲットしました。

まずは、そのサイズに驚愕!

とりあえず文庫本のっけてみた。

大きいとは思ってたけど、ここまでデカイとは!文庫本と一緒に撮ったんですけど、このサイズですよ。

でかいし、重い。

ちなみに価格は税込で42,000円!!

スイスのとある銀行の金庫のなかで50年近く眠っていたという伝説のあるこの本「赤の書」はユングの個人的な日記です。

まー、日記っていっても美術書みたいだし、書かれてる内容も文学書っぽいんですけど、とにかく面白くて魅力がハンパなかったです。

ただあまりにも重くてデカいということで、その後テキスト版と図版版がそれぞれ出版されました。

ユングの絵に興味があるという方は今はこっちの方がおすすめかなー🤔

ということで、ここからは気に入った絵を紹介していきます!


ユングの絵の中で個人的に好きなのランキング・トップ5!


ユングの絵って、イメージと魂のつながりを感じられるものが多いんですよね。この上の絵は光のグラデーションが美しくて好きです。

あとは曼荼羅っぽいのもけっこう収録されてます。

他にも気に入ったものは多々あったんですけど、ここからはランキング形式でトップ5を紹介していきますね。

第5位は「東西南北に魂レベルが高そうな人がいる曼荼羅」

4方向にそれぞれ凄そうな人が描かれているのが、タロットの大アルカナ「世界」みたいでかっこいいっす。

このマンダラはデザインも凝ってるし、イメージの緻密さも素晴らしくて、観てて楽しいんですよね。

第4位は「翼が生えてる豪華絢爛なおじいさん」

グスタフ・クリムトのようなゴールドの使い方が渋い。植物をモチーフにした衣装がノースリーブっぽくて不思議。手に持ってる小さな光も妙に気になる。

タロット的には隠者のパワーアップ版って感じがします。

第3位は「ソードのナイト・ユング版」

左側の赤い大地に小人がたくさんいるんですけど、左右の対比構造とか後ろにいる翼が生えた蛇とか、寓意に満ちていて気に入ってます。

伝統的なタロットカードのソードのナイトと比べると、いろんな違いがあって面白いです。

ウェイト版(伝統的なタロット)のソードナイト

ナイトの髪型もユニークで良いですね。


第2位
は「不思議な恒星を眺める人々」

惑星なのか恒星なのか分からないんですけど、内にマグマを秘めてる燃える星を眺める人たち。

グリーンの濃淡のグラデーションがパウルクレーみたいで、めっちゃ好きだなと思いました。

謎にデカい手があるのも面白いです!

第1位は「神秘的な龍玉の光を浴びるドラゴン」

鼻の穴が大きめなんですけど、そこもまた魅力的な龍の絵が1位になりましたー!!

下の方に民家があったり、眺めている人がいたり、夜に突然出現したんですかね?

龍玉のデザインが独特で、そこから放たれる光のグラデーションも美しくて、めっちゃ気に入ってます🥰


ユングとタロット占いとの深い関係について


タロットの本を読んでいると、たまに心理学者ユングの名前がでてくることがあります。

それはタロットそのものがイメージや元型、潜在意識を扱っているし、近代の知識人のなかで占いをポジティブにとらえて、真正面から研究していたのがユングくらいしかいないからでしょう。

それにもともと占いが苦手だった僕が、タロットの魅力にハマっていったのも、やはりユングが少し影響していると思います。

イメージそのものが心にどんな風に影響して、それについて語ることが未来にどういった影響を与えるのか?

僕の個人鑑定(セッション)はその人がより自分らしさに目覚めていって、相性のいい人とつながりやすくなったり、本来のエネルギーを高めたり、自分をより好きになったり、願いを叶えやすくするために行うのでユングの心理学と親和性が高かったのかもしれません。

それに尊敬する鏡リュウジさんも「タロットの秘密」のなかでこんなことを言ってます。

タロットのイメージを深く見つめていくことで、自分自身を見つめるツールとして役立つこともあるだろう。

僕自身の立場としては、タロットは単純な吉凶判断の占いである以上に心理学者ユングのいう、心の深いところから現れる「元型」的イメージとして扱うことで一種の自己セラピー的な価値もあると感じている。

(中略)

タロットは僕たちの心の奥底に眠っている英雄や、母なるものや父なるもの、愛や死といった普遍的なイメージを刺激する。そこに僕たちは自分を重ね合わせ、いつもとは異なる角度から自分を見つめることもできるのである

「タロットの秘密」より


僕のセッションも単なる吉凶判断だけではなく、自己理解を対話のなかで深めていったり、素晴らしい気づきを多く得られることのほうを重視しているので、このあたりも共感できました

ということで…

ユングの絵画が意外と面白かったので、嬉しくなって勢いでたくさん紹介してみたという記事でした🙇‍♂️

最後まで読んでくれてありがとうございます。

では、またー✨🐉

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