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法を持ちだしゃ角が立つ

< 退職まで 18 日 >(実質 2 日)

●表面上の動き

平☆和。せいぜい社長が挨拶を返してくれないということくらいだ。

あれだけやいのやいの言ってきていた経営層からの干渉は「出るとこ出ざるを得ない」と宣言した途端、ピタリとなくなった。表面上は何事もなく、超特急で引継ぎ資料の補完や追加、説明が必要なところを説明していくという忙しい一日が過ぎていく。

弁護士の件は、先に脅しをかけられていたのだが…自分がやられるとなると萎縮するということなのだろうか。まあいいや、これでつつがなく退職できる。それはとてもいいことだ。

●水面下の動き

同僚とランチに行くと「経営層からなんか言われたけど、退職揉めてるの?」という話をされた。揉めているといえばまあそうだけど…と話を聞くと下記の通り。

俺ら(経営層)とアイツの関係はとても悪くなった。作業を依頼すると金を請求されてしまう。だから、現場側であるお前らはアイツをヨイショしろ。連絡先聞き出しておけ。何かあったときに連絡できるパイプを作っておけ。お前らのためでもある。わかったな?

筒抜けになると思わなかったのかな…浅はかにすぎる。彼らには「退職後すぐブロックされた」ということにしておいてくれと依頼しておいた。

まあ…うん…なんというか…。なんとも言えない気持ちになったが、それだけ必死ということなのだろう。

必死なら ― もっと穏便にことを運べたのではなかろうか。なぜ、自分たちで状況を悪くしておいてから、こんな事を言うのだろうか。

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まあ、しかたがないので、考えるのをやめた。

●残作業

・退職手続き(アカウント削除・PCリセット・返却)

事ここに至ると、正直もうどうでもいい。引継ぎも一応終わったし資料も作り終えた。あとはどうか、これ以上、お互いに嫌な思いをせず、きれいにお別れできることを祈るばかりだ。


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