甘えてみたい
最近の中学生はお金がないと遊べないらしい。
食べたり、飲んだり(ジュース)、カラオケ、プリクラ。
おまけに娘は化粧にも洋服にも興味津々で、欲しいものがたくさんある。
うちはほかの家に比べて、お小遣いが少ないほうらしい。(薄々気づいていたけれど、気付かないふりをしていた。)
娘はとても不満げだ。
けれど、子供のうちから大金をあげるのはいかがなものかと、思っているのが私と主人の考え。
それでも、娘は「今日は友達と遊びに行くからお小遣いをください。」と、言ってくる。
計画的に使うようにと話すけれどそれと同時に心に浮かぶことは、「私は親に甘えないで、我慢していたのに。なぜ、娘はこんなにストレートに言うのだろうか?」という、やっかみのような思い。
中学生の頃、母にピンクのトレーナーをねだったけれど、買ってもらえなかった。
ねだることなどなかった私は、意を決して言ったのに。
あの手この手でお願いしたけれど、頑固として首を縦に振らなかった母。
あの時はなぜ母が頑なだったのか分からなかったけれど、今は分かる気がする。
いろいろあったんだよね。
でも、あれからモノをねだることはなくなったなぁ。
また、拒否されると悲しいから。
私ができなかった甘えるということを、娘が今私の代わりにやっているのかなぁ。
そんなふうに感じた。
母は私が甘えてこないので寂しかったのかもしれない。
今からでも甘えてみようかなぁ。
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