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ほぼひとりごと(9月13日(木))

ほぼひとりごと(9月13日(日))

(写真は、旭川駅に停車中の宗谷本線稚内行特急サロベツ号です)

#蒸気機関車 #JR北海道 #慶応大学鉄道研究会 #小川克彦教授


(鉄道に関することを中心に、北海道の話が続きます)


今日は、私に、note の存在を教えてくれた慶応義塾大学鉄道研究会OBの小川克彦氏が、池袋で約50年前の仲間と一緒に行った、写真展を見に行きました。当時、大型蒸気機関車C62がけん引して、走っていた、函館本線まわりの急行ニセコ3号のモノクロ写真などでした。


鉄道の写真ではなく、鉄道を利用している人々や、当時の生活などが写っている写真が、特に印象的でした。50年前と言っても、すでに大学生だったので、そんなに昔かなと思ったりもするのですが、半世紀というのは、かなり昔のことです。懐かしく、鑑賞しました。


今回の地震で、被害の多かった地域の写真や、幸福駅など、すでに過去のものになっている路線の写真など、昔、カニ族全盛の時に、大きなリュックを背負って、北海道周遊券を使いながら旅行した思い出と重なり合う作品も展示されていました。(横幅の広い大きなリュックを背負った姿がカニに似ているということで、カニ族と呼ばれました。)


写真展の行われているは、池袋にある、丸善の文房具店が入っているビルの1階にあるカフェには、西武、京急、東急の電車の先頭部だけがカットされて置かれています。場所を取るので、無理でしょうが、欲を言えば、車両全部にすればと勝手なことを考えました。


JR北海道の幹部から、北海道の鉄道の課題について、話を聞きました。他地域にくらべ、重量の大きい貨物列車が多いので、どうしても、線路が傷むことや、保守はJR貨物ではなく、JR北海道で行うことや、広いために、保守距離や面積がどうしてもかさんでしまうという悩みなどです。


それより、深刻なことは、人口密度が低く、都市部を除き、至るところに秘境駅が出来ることです。今回の地震でも、客貨の動脈となっている主要幹線以外の復旧には時間がかかると思います。昔の北海道の写真を見ても、今回の大地震の影響の大きさを実感できます。ノスタルジーだけでは解決出来ません。


写真展は、18日まで開催しています。池袋のギャラリー路草でノスタルジーを感じて、北海道に思いを寄せてみてはいかがでしょうか。昔のモノクロ写真を見てから、今の北海道の鉄道に乗って、魅力たっぷりを味わってください。来週、東室蘭に行く予定です。
http://gallery-michikusa.jp/exhibitioninfo/ex5/


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