年の瀬は人形町で(ほぼひとりごと(12月29日(月))
(写真は、東京メトロ日比谷線人形町駅の出口から、甘酒横丁に向けて撮ったものです。右端に引っ越した芳味亭の看板が見えます)
銀座から、東京メトロ日比谷線で、東銀座、築地、八丁堀、茅場町の次が人形町。そのあと、小伝馬町、秋葉原、仲御徒町、上野と続きます。時代小説を読んでいるような地名です。
人形町が、昔から賑わっていた街だということを、歩くだけで感じることができます。江戸時代からではありませんが、洋食屋が多かったり、有名な親子丼の店や、すきやき屋があったりします。
50年ほど前までは、行ったことはありませんが、人形町末広という寄席があったということは知っている年代です。その昔は何軒も寄席や芝居小屋があったのだと思います。
日比谷線や、都営浅草線が開通したころは、繁華街として、今ひとつ元気ではなかったようですが、都営新宿線が開通して、明治座のそばの浜町駅、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅が出来て、一層便利になりました。
歩けるところに、箱崎シティエアターミナル、隣接して、ロイヤルパークホテルが出来たり、オフィスビルが建ち始めましたが、水天宮と甘酒横丁を中心とする風情は変わりませんでした。
少し歩けば、日本橋。ビルの谷間に、小さな社があったり、江戸が残っています。地図を見て歩くのも良いですが、迷ってから見ることにして、行き当たりばったりが可能です。
年末になって、人形町に行く機会がありました。単に、歩いて、外を眺めるだけで、年末を体感できているような気がしました。年末というより、年の瀬。ごきげんな散歩でした。
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