新年のご挨拶と『Angell Doll』あとがき

おひさしぶりです、蜂八憲です`( ´8`)´

「新年あけましておめでとうございます」
そう挨拶するのももはや憚られるタイミングですが、あえて言います。

新年あけましておめでとうございます!!


そんなこんなで始まっていた2015年ですが、はじめましての方ははじめまして。これからどうぞ宜しくお願いいたします。おなじみの方は、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

そういうわけで、新年の挨拶も兼ねまして、改めてご報告をば。


◆notenovel『Angel Doll』完結しました

noteで連載しておりました長編小説『Angel Doll』が、
昨年12月20日、第10話目の更新をもって完結となりました。

期間にして2ヶ月と少し。
昨年の10月11日から毎週土曜日更新ということで始めた連載でしたが、
終えてみれば、あっという間でした。

──Story──
エンジェルドールと呼ばれるヒューマノイドが市販されている現代日本。
大学生・哲のもとに、ある日、行方不明になっていた恋人そっくりの「エンジェルドール」が現れた。
「お願い──1週間だけ、ここに居させてほしいの」
そう懇願する人形を、彼は「人間」として扱い、匿うことにしたのだが──

ちょっと遠い未来。人と機械と、雪の軋む夜のこと。
クリスマス・イブまでの7日間を描いた、冬のお話です。
全10話+α、noteマガジンにてまるっと掲載しております。

よろしければ、どうぞご覧くださいませ`( ´8`)´

・第1話はこちらから。
Angel Doll - act1 : Sun. Dec. 17th

・各話を一覧形式でまとめたマガジンはこちらになります。
Angel Doll マガジン


◆「Angel Doll」あとがき

執筆当時のエピソードについては
連載当初の告知記事においても詳しく記しておりますが、
「Angel Doll」は、蜂八の超水道以前の処女作であり、
もともとは大学時代に同期の友人と「サウンドノベルを作ろう」と
いうことで制作したシナリオでした。

「Angel Doll」まえがき──「それ、持って行ってみなよ」

結果として、大学時代に「サウンドノベル」として
日の目を見ることはありませんでしたが、
今回WEB小説というかたちで公開することができて、
とても嬉しく思っています。

「コレ(Angel Doll)好きだから、いつか表に出してくれよ」
そう言ってくれていた当時の制作メンバーのことを思い出しつつ、
noteでしみじみ地道に更新を続けてきた2ヶ月間でした。

当時大学生だった頃の処女作ということもあり、
間違いなく自分が書いたものではあるけれど、今の自分とは違っていて。
文章のクセや物語の雰囲気、シナリオラインの運び方など、挙げればキリがありません。

……そうした「昔」のものを、今になって公開することが果たして良いことなのか?

そんな迷いを公開以前はずっと抱えていましたし、
ゆえに表に出そうとはあまり思っていませんでした。

けれども、心のどこかでは「やっぱり読んでもらいたいな」という想いがあって。
物語は人に読まれてナンボだと思いますし、
そもそもが「まだ見ぬ誰かに読んでもらいたい」と思って書いていたものですから。

だからこそ、twitterやnote上で「続きが気になる」「面白い」と
感想を頂くたびに、ほっと安堵していました。
書いてよかった、公開してよかった、と。


個人的にちょっとした驚きだったのは、大学時代の友人から、それも当時の制作メンバーではない人からLINEメッセージでじかに感想コメントがきたことで。「一気読みしたけど、面白かった」という一文をしみじみ眺めながら
ちょっとした感慨に浸ったりもして。

もう表に出すことはないだろう、とかつては諦めかけた物語ですが、こうして多くの人の目に触れてもらえて、本当に嬉しいのです。

『Angel Doll』の公開にあたっては、挿絵と音楽をピアノプレイヤーの真島こころさんにお願いしました。

真島さんとは『佐倉ユウナの上京』 『Santa Clothes』でも楽曲担当としてご一緒しましたが、今回は音楽のみならずイラスト面でも作品を彩ってくださいました。

シーンやキャラクターが一枚の画として輪郭を与えられるたびに、心躍るような気持ちになったことを覚えています。改めまして、ありがとうございました!

Angel Dollを読んでくださった方々へ。
読了おつかれさまでした。
少しでも楽しんで頂けたのであれば幸いです。

読んでみようかな、と思ってくださっている方々へ。
全10話、文庫本にして1冊程度のボリュームになっておりますので、ゆるゆると楽しんで頂ければ幸いです。

ではでは、蜂八憲でした。

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