見出し画像

【8x9通信】2022年12月号

こんにちは、神戸・西宮・大阪・姫路にある現役エンジニアが教えるプログラミング教室、ハックです!サッカーはお好きですか?ワールドカップ日本代表チームの健闘、素敵でしたね!「自分を信じる、最後まであきらめない」選手たちの姿に心を打たれました(#^^#) 皆さんのイチオシ選手は誰ですか? それでは、今月の【8x9通信】をお届けします!

お知らせ

レッスン見学を近日中に再開する予定です。
各校により、開催曜日など異なりますので、詳細は教室前の掲示で確認するか、LINEにてお問い合わせください。

初級Ⅰコース

授業風景と生徒作品

《レッスン内容》

11月は、生徒たちに一番人気の「8x9Craft攻城戦」を行いました!
<守る!>
攻城戦とは、チームに分かれて城に見立てたエリアに、攻めにくいステージを作り、城を守ります。迷路だったり、アスレチックのようなステージだったり、壊すのに時間のかかるブロックで壁を作ったり、ユーザーが歩きにくいブロックを敷き詰めたり、プログラミングを用いて、それぞれに趣向を凝らしたステージを作り上げます。
<攻める!>
また、他のチームのステージを先生のPCを操作してマイクラユーザーで攻略します。PCでのマイクラ操作に慣れていない生徒さんは、苦戦しながらも楽しんでいました。

《狙い・成果》

<楽しんでプログラミングすること、プログラミングに親しむこと>
 プログラミングの説明も大事ですが、楽しさを優先しました。
<チームで協力して、設計、プログラミングをする>
 プログラミングの能力だけでなく、他の人と力を合わせて、ものづくりをする力を養ってもらいました。
プログラミングする前に設計する>
 いきなりプログラミングして、ものづくりをするのではなく、
「言葉」や「図」を使って、設計することを、練習してもらいました。
<ふりかえり>
 後半週(2回目)は前半週(1回目)の反省点を改善してもらうようにしました。(時間配分、役割分担、プログラミング効率など)
<「くり返し」>
 
同じプログラムをくり返し使うとき、「くり返し」をして、
プログラムを構造化するように意識してもらいました。

初級Ⅱコース

授業風景と「設計」
生徒作品(六甲道校)

《レッスン内容》

初級Ⅱクラスは、10月11月の2か月間、8x9Craftを使った「はっくん土地開発」というレッスンを行いました。
後半である11月は、自分たちで設計をして自由に土地開発を行いました。
「プログラミング建築修行」で学んだ「くり返し」「関数」を うまく使って、土地開発をすすめていきました。
「海辺の別荘」「ツリーハウス」「牧場」「動物園」「8x9の教室」「マイクラの巨大キャラ」など、生徒さんそれぞれが、思い描いた ステキな土地を開発していました。

《狙い・成果》

【11月土地開発でのねらい】
・論理的にモノを考えられるようになること
・おもしろいことを考えること、ユニークな発想を活かすこと
【成果】
・自分がやりたいことをプログラムに置き換える過程を通して、    論理的にモノを考えられる力を養ってもらいました。
・講師には考えつかないようなユニークな土地開発をしてくれました。
 - 巨大な お皿、お椀、お箸などを並べて、食卓を土地開発する
- ビーコンを何十本も並べて、建てて、その下に街が隠れている
- 空中の浮遊するツリーハウス
- 絶えず、水路が流れる段々畑
- 溶岩が流れ続ける土地
- 巨大なニワトリの像
などなど

中級Ⅰコース

《レッスン内容》

中級Ⅰクラス11月後半レッスンは、アウトプットレッスンでした。今回は初めて、JavaScpict(ジャバスクピクト)というプログラミング学習環境を用いました。
JavaScpictは「ピクトグラミング」シリーズの一つで、JavaScript言語によるプログラミングを用いてピクトグラム(情報や指示、案内などを単純化された絵や図形で表したもの。「絵文字」「絵記号」「図記号」などと訳されることもある。言語によらず情報を伝達することができ、街頭や施設内での案内などによく用いられる。東京オリンピック開会式で有名になりましたね。)を作成するツールです。
これまで学習してきたJavaScriptの変数、定数、くり返しや条件分岐などを用いて、自分で考えて描きたいピクトグラムを作成しました。

《狙い・成果》

【JavaScpict(ジャバスクピクト)での狙い】
・ピクトグラムを使って日常の動きをプログラムで作る
・JavaScpict専用の命令をリファレンスを見ながら理解しコーディングする
・今まで学んだ順次、反復、分岐、変数、配列、関数などを利用してコーディングする

【成果】
ITでのモノづくりは作るものによって開発環境が変わります。今回、基本的な使い方やコーディングの仕方は説明しましたが、JavaScpict専用の命令
はリファレンスがあるので、自分で「調べる→コーディングする→動きを確認する→修正する」を繰り返し、オリジナルのピクトグラムを作ることができました。また、今まで学んだ関数や変数や配列を取り入れ、講師が想像もつかないようなユニークな作品や、思わず笑ってしまうような動きをする作品がありました。
今後も2か月に1度あるアウトプットレッスンを通して、学んだプログラムの知識を活かして楽しい作品づくりをしてほしいと思います。


中級Ⅱコース

機械学習(画像データの読み込み)・データ分析の課題とプログラミングの回答・オンラインジャッジでアルゴリズムの訓練・プログラミングでベクトルを理解

《レッスン内容》

【辻クラス】
 私自身、数学が好きなので、プログラミングと関係性の深い、機械学習(AI)、数学・物理・統計・データ分析などのレッスンを実施しています。
 言語は人工知能、機械学習で多く使用されるPython言語を使用しています。
 中級2クラスでは、生徒さんのレベルと、やりたいことに合わせて授業を進めています。
<数学プログラミング>
 中級Ⅱクラスに上がったばかりの生徒さんは、中学数学をプログラミングで、学習しています。
高校生の生徒さんは、微分・積分・統計などをプログラミングで、学習しています。
 学校でやっている数学をプログラミングでやってみることで、数学をより楽しんで学ぶことができます。
 グラフはJupyter notebookというノートのようにプログラムと実行結果を並べて表示できるツールを使います。学校の数学ともつながる内容なので、関心を持ってもらえました。
<AI (Deep Learning)>
 Deep Learning で使われるフレームワークの構造について学んでいます。ベースとなる「自動微分」、学習の各種レイヤの構成要素、パラメータを更新する「オプティマイザ」の実装方法を学んでいます。
<アルゴリズムとデータ構造>
 アルゴリズムとは「問題を解決するための手順や計算方法」のことです。
プログラミングでいうとある処理を実現するための手順になります。
「Aizu Online Judge」(https://onlinejudge.u-aizu.ac.jp/)というWEBサービスを利用して学習しています。与えられた課題を解決するプログラムを書いて、提出すると、あらかじめ用意されたテストデータでテストされて、結果を判定してくれます。
 考える力を養ってもらい、また考える楽しさ、気持ち良さを理解してもらいたいと思っています。

《狙い・成果》

【狙い】
・時代が変わっても役に立つ、基礎となる技術を修得する
・プログラミングを通して数学、物理の理解を深め、より幅の広い開発ができる事を目指す
・プログラミングに限らず、考えることの楽しさを知ってもらうこと
【成果】
・自分で学んで、自分で調べて、自分で解決する力を身につける
・パターンを見抜く力がつき、そこから応用する力に発展させる
・数学に関しては、生徒から次のような声をきいています。
「学校の数学授業の予習になった」「数学が目に見える形になると、おもしろい」「数学が学校以外でも役立つことに気づいた」

【この記事を書いた人】

大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?