再度テラヤマキャバレーへ……私もいつか何かを産めるのか

2024年3月8日(金)マチネ13時@梅芸大ホール
・今日も今日とて行きました。てか今日で最後です(見るのは)。
・パンフ読んで思ったけどあまり何かを解明しようとしないことにした。結局知識もないし知識比べしたら当然負けるくらいの情報量だし別にそれがこの音楽劇の本質じゃない、と思うことにした←
・ということで感想!今回も順番適当!

・まず……思ったのが……でもこれディスにとられかねんのであまり大声では言えないのだけど……寺山さんと他の皆様、やはり活躍の場が違うので歌い方全然違うね。
・全然、て言ったら何様~って感じだけど。なんつーか……やっぱミュージカル俳優の歌い方とアイドル経た人の歌い方は違うよなあ?!
・別にどっちがどっちとかでもなくね。

・第一幕冒頭の(冒頭ってほどでもないけど)コントシーン、面白かったけど周りあんまついていけてなくてやっぱそうなるよね……てなった。
・寺山さんがツッコミじゃないのに周りがどんどんボケるから熱量がやっぱ違って見えて、最初、あれ?てなる。
・白粥なんかもそうだけど、暴言がすみませ~ん!wwつってくるシーン……あの時の場違い感何。
・寺山と同じ舞台に立ってるの、やっぱ死と蚊くらいしかわからん。まそのミスマッチ感も好きなんだけど。
・多分台本叩きつけてキレてる様とかしんごちゃんだったら違うんだろうなと思った。今回は寺山なので。
・てかほんまの冒頭、寺山さんが出てきたとき、周りが「おお……」てどよめいてちょっと面白かった。平日初見多かったんかな。まあでも目の前に香取君出たらおお……てなるか。

・それぞれの役、前も思ってたけどちょっと役毎にまとめてみようかな。
・白粥のキャラわからん上に唐十郎もわからん、てなった。私が。知らないからわからない、てやつね。
・名前をもらったから名前を返そう、そして一緒に逝こうじゃないけどそのときの白粥、最後の質問がなんでシンバル落とすんだ、のあとちょっと笑い起こってたけど、回答が運命だから、だっけ。
・何かを生み出すのは孤独だ、シンバルを鳴らしたあとは静けさ、孤独さがある。これはどんな芸術家もこのメンタルを持ち得ているよね……。
・ちょっと言ってる意味は共感できる。なぜなら打楽器奏者(趣味)なので。
・そのあとの歌よかったな……。
・てか白粥はこの舞台において寺山さんの次に紹介される人じゃん?すごい人ってことだよね?この役者の方の名前、どっかで観たことあるけど多分舞台でお芝居見るの初めてなんだよな。
・なんで白粥なんだろう。やっぱ寺山と縁のある食べ物?なんだろうな。
・この方が白粥から唐十郎になるの、雰囲気変わっててすごいなと改めて思ったな。スイッチングがなめらか。

・暴言のこと書きたいのにさ、私が平間さん推しだから平間さんのこと見すぎて暴言のこと何も記憶がないんだよね(最低かよ)(本当にファンか????)
・暴言がなんで遅刻したかも不思議なんだけど、1幕のリハ中の。銃の説明が必要だったから???
・暴言吐かないけど態度悪いから!みたいな自己紹介したあとに寺山さんに向かって態度悪い感じ出したとこ、あんまウケてなくて悲しかった←
・暴言が三島さんになって演説するところ、武、と書く予定だったけど現実は書かなかった話、なんとなくだけど寺山の理想の三島だったのかな。書くことが?そんなことないか。ただの夢なら、別の世界線だった、てだけか。
・死と寺山が喋ってる後ろの暴言、表情がずっところころ変わってて可愛かった。
・そしてなぜか三島として舞台端にいる間の三島、謎の軍兵だった。
・暴言も軍兵ぽいとこあるんだったよね。まあ確かに……確かに?
・これは本当に私が悪いんだけど平間さんに熱中しすぎて、最後の質問の前に暴言が寺山の前に現れたあと、なんで歌を歌う流れになったのか忘れてる(おい)。
・暴言、て名前だけど、暴動起こすシーンではほとんどいないんだよね。三島さんなんか外野で黙って観てる感じだし。
・暴動と言えば蚊とか唐十郎だったかな。
・武って書かないほうがいいって言ってたのはなんでだっったっけ……本当に記憶ない……
・とにかくボクサーの歌の暴言、ダンス踊ってる暴言をガン見してた。もうほんと自分ただのバカでは……。
・そんでさあ今日はおいらはボクサーのおいら、の歌い方が大阪初日と違う~~音源と違ってちょっとタイミングずらしてる~~てなった。なんかあんのか?!
・生きてるうちはこの身も全て借り物です!だから死ぬ前に返しましょう(?言うてたか?)借り物競争だ~~!て言ってたり、すみません遅刻しました~~って言ってたり、暴言の発言というかセリフがもう平間さん。
・三島さんが降りてたときはやっぱ三島さんなんだよな。
・寺山はそっちはどうですか、のあとの三島の君もくればわかるよ、の言葉好きなんだよな。
・んでやっぱ曽根崎心中のときのイタコ暴言めっちゃ良いんだよな雰囲気。
・寺山さんが「俺は自分で自分の腹を割いた三島さんを思い出した」「俺は母を思い出した」て言ってたから、あそこはアパートと暴言がイタコするしかないのですな……。
・んでそのあとの歌うたう暴言がやっぱ可愛い……はあ……じゃあなんで、なんて言って別れたのか、なんで覚えてないんだよ。はあ……

・めっちゃどうでもいいことなんだけど、鶏の人が遠目に見て、金属バットの小林さんがセーラー服着てボケてるみたいにずっと見えてた。すみません。双方にすみません。

・青肺好き(急に)キャラ的にも。
・上の方で歌うたって最後お別れする青肺めっちゃ好き。歌も相まってめっちゃ好きなシーンなんだよな。
・電話を待ってる!電話をやめるために……ていうのも好き。
・言葉はないけど電話があればいい現代。各キャリアが競争している(借り物競争みたいな、玉転がし競争しているみたいな、競争)中、電話をしているときだけ勝ち負けは気にならない。寺山さんは電話を手放させるために電話をする。
・ごっちゃごちゃや。でもここの理屈は舞台見てるときは納得できたんや!!!!ほんまやで。理解できてなくて説明できてないだけで(あかん)。
・青肺ってか寺山さんの詩を歌ってた人、私は私も寺山修司だから!て言ってたけど、同じ言葉を発したらその人自身なのか?ていう考えいいな。
・それこそ役者が誰かになり切るときに、じゃあその人の発言をしたらその人はその人足るかみたいな。
・いや多分そういう意図はないんだろうけどな。勝手にそういう観点を考えただけで。
・青肺とミッキーの謎なとこは、当初舞台「手紙」の一シーンで、ミッキーが寺山に抱き着きそのあとすぐ青肺が寺山に抱き着くの、なあぜなあぜなんだけど←
・あそこ意味あんのかな……。
・電話を待ってる、て今更ながら当時の時代背景としても、現代を背景にしてもいいセリフだな……利便だけではなく、言葉が直ですぐ届くスピード感を、ようやく得た高揚感と、それが当たり前で逆にそれが生きる上で何かしらの邪魔になってる感じが。

・そういや今日野田秀樹みたいな言葉遊びすなー!じゃないけどそういうガヤ、聴きそびれたな。暴言の言葉で借り物競争してるときだっけ?なんかそういうのが初演の時に聞こえた気したけど……今日は聞きそびれた。

・ミッキーも好き。キャラがいい女すぎる。青肺もいい女だけど←
・やっぱ俺以外に欲しいものは?(だっけ?借りたいものは?だったかな)という最後の質問に対して、二人で●●の歌めっちゃ良い。
・好きな人は太陽で、あなたの時間は私より短いから、私にあなたをちょっと借りたい、て言うの。好きだな。
・ちなみに暴言とアパートが曽根崎心中のあとにウキウキの歌うたってる後ろでバックコーラスしてるのも好きだ。
・最初は太陽系の星たちだったのが、最終的に曜日なんじゃね!?ていう流れも好きなんだよな。てかあの太陽系の中で歌うミッキー良すぎる。
・でも1幕最初のリハ中に、私はあなたの妻として、役者として、プロデューサーとして、ていうセリフ?がありながら、寺山にプロデューサーとして期待してる、じゃないけどそういうセリフがあったとき、あーーー妻じゃないんだ……とちょっと思ってしまった。
・個人の関係性と社会の関係性の重要度ってなんだろね。いや、そこまで意図してないのかも。

・舌ちょんぎりが舌ちょんぎりとして喋ってるときのセリフ、一生聞き取れない。

・なんかパンフにオフィーリアみたいに~つって指導した的なこと書いてた気するけど、あのロングワンピの何もしないはしっこの女のことか……?←

・蚊!!!伊礼さん今日も大阪城ホールでした!!!スタンド!!!いえああ!!!
・てか蚊のワンマンショーみたいな歌と(まああれは手拍子してって本人が言うてるからええねんけど)、暴言かつ三島由紀夫の別れの歌のあとは拍手が来るね。いやまあ三島の件はダンスがあるからなんだろうけど……拍手せな悪いってなる。
・正直死の歌のあとも拍手あっていいと思う。そんくらいよかった。でも宝塚の人ってみんな宝塚の歌い方するな?!とも思う。怒られるこんなん言うたら。でも思っちゃったので勘弁してください。多分その中でも個性があるんだとは思うけど、私が思う宝塚の笑い方とかするねん、死。
・死は昔人間だった説、書いてたな。なるほど、そういう発想もあるのか、と思っちゃった。
・蚊はさ~~~近い方が面白いね← 今日は席が後ろの方だったから蚊の熱量がちょっと遠かったな←
・あと蚊のモチーフなんなのかよくわかんなかったけど、輸血で死んだ説あるからそのモチーフなんだ?と思って。ええ……おもろ。
・血と血が混ざりあって次に(言葉じゃなくて)肉体を遺すのよおおって言ってるのおもろいな改めて。そのあと青肺がテラの子を宿すのも。

・そう考えたら母もそうね。修司を身ごもってるんだから。
・アパートは……やっぱ難しいな。アパートとの別れというか、母との別れが決してうまくいかないのもリアルな気する。だからあんなに長いんだって言われてもちょっと納得する。
・正直……側から見てもわかんないものはわかんないよね……家族というか個人の関係性は。その個人間に作られていて、そのための言語(寺山語とかさ)がないんだし。あってもじゃあ日本語に訳せるのかって話で。
・親との確執、て言ったら簡単に想像はつくけど色んな愛憎が混ざりあってたら……もはや説明など野暮なのだよ。
・だから?かわかんないけど、寺山が最後の質問したのは母だし、(死が本当の最後だけど)そのあとに「これは全部想像力。お前(死)が持って行けないもの」と、想像力と更なる愛を同列に挙げたのかなと。
・……と私は解釈してるけど。

・死の人間説は正直謎だけど。死は寺山修司なわけだし一番他者って感じ。
・でもなんか初回観たときよりはちょっと納得がいった。あらゆる面で。ただ文章にできるほどその時の衝撃を覚えてないだけで(おい)。
・なんにせよこのまま無事に走り切ってほしい。あと平間さんはカーテンコールでダッシュで捌けないでほしい!まじで!いいけど!推しがすぐ捌けた!て寂しいんだから!

・あ、あと今更ながらこれ音楽劇なんだよね()。寺山修司がこんなに歌を残してるの知らなかったな。明日のジョーとか、え?!て感じだし。
・1幕ラストでなんで驚いてんのかわからんって思ってたけど、あれは絶望なのね。明日が来ない(死ぬから)って知ってるのに明日からの電話がくる、恐怖ですぐ切ってしまうところ。
・そして2幕ラストであしたはどっちだ、と死に質問する。これ、ジョーの歌詞なんだね(確か)。だいぶ前向きに死をとらえてる……と言えるのかわかんないけど、前向きさがあるよね、ラストに。

・本当はなんか思い残しとか色々あるけどここでやめよう。お疲れ様でした。楽しかった。寺山修司の言葉、生きてたら発してただろう言葉、色々織り交ざって色々想像できてよかった。
・また何か思い出したら追記する。

・そーだ、暴言が上の階(階?)いる時、身を乗り出して下の階のキーボード?の方?となんかコミュニケーションとっててヒヤヒヤした。あぶねえって!!身体能力www
・さらに追記。ねえこの回音響が2回ほど狂ったな〜一個は音がおっきくなったな〜と思って観てたんだけど、伊礼さんの部屋のトーク聞いてたらえ、音響さんのミスじゃなく自然発生……??てなって怖くなってきた()。
・さらに追記。伊礼さんの部屋聞いて、平間さんが三島としてソロパフォするとき、ブレイクダンスで戦いというか肉体のぶつかり合いというか競争を表してる、少なからず自分の肉体も痛めつける、痛い、から、て言っててなるほど……役者が考えて選んであのパフォーマンスだったんだなるほどなあと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?