【挫折厳禁】動画編集を始める人、0→1、1→10に悩んでいる人に読んでほしい話
動画編集者には「挫折する」人が多いといわれています。「思ったよりも稼げなかった」「思ったよりも時間をとられてしまう…」など、要因は様々だと思います。
その原因の多くは「全容を把握しきれていないから、期待値が大きすぎる」ということだと感じています。
この記事では動画編集を始めようと思っている方、そして0→1や1→10など動画編集初期に迷ったり躓いたりして、挫折につながってしまいそうな方に向けて、「挫折しないマインドセットの構築」をしてほしいと思い、書かせていただきました。
動画編集というのがどういう仕事で、どういう役割があるのか。また、自分が稼ぎたいと思っている金額を稼ぐためにはどういった動き方をする必要があるのか。少しでも参考になれば幸いです。
今回の記事は主に以下の3点についてまとめています。
副業には「動画編集が最適」であること。その理由をもっと深く理解することで、始めるハードルも継続率も上がる
「動画編集」と言ってもそれは大雑把な分類であり、実態はもっと細分化していること。そして役割によって稼げる金額には差がある
動画編集者は億万長者になれないし、ならなくていいこと。そして億万長者の入り口には立てる
1.副業には「動画編集が最適」であること。その理由を深く理解することで、始めるハードルが下がり継続率が上がる。
動画編集以外にも、「せどり」「プログラミング」「FX」などなど、たくさんの副業が上がってくると思います。ですが私は、自信を持って「動画編集が最適」だと断言します。その理由は主に下記です。
即金性が高い
今後ニーズが増えていく仕事である
外出が必要なく、全て自宅で完結できる
スキル獲得の期間が短い
作業者から始められる
私に子どもがいるから魅力的に感じる項目もありますが、家にいて仕事ができるということは、確実に子どもと一緒に過ごす時間を増やすことができるので、お金よりも大事な価値です。
そしてもう一つ初心者にとってハードルが低いなと感じるのは、
副業の中でも「アルバイトに近い感覚で始められる」のが動画編集ではないかと考えているからです。
さすがに編集ソフトの使い方を学んでいる時点でお金は発生しませんが、最低限のスキルを身につければすぐに営業を始められます。そして、案件獲得ができれば編集自体は数日で終わり、月末締めの翌月払いで振り込みがされることがほとんどです。
動画編集を始めてすぐ、「編集に時間がかかりすぎて時給が低い…」と悩む方は大勢いらっしゃいますが、他の副業であれば報酬も支払われない状態で作業をすることも少なくないはず。クライアントにその時自分ができる最大限の価値提供をしながら、報酬をもらいながら経験を積めるのは動画編集の魅力の一つと言えます。
2.「動画編集」と言ってもそれは大雑把な分類であり、実態はもっと細分化していること。そして役割によって稼げる金額には差があること
TwitterなどのSNSでは文字数の関係もあり「動画編集者」としてひとまとめで語られがちです。しかし、そのジャンルは多種多様です。そのことを理解していないと、Twitterの情報に惑わされてしまいます。
1.動画編集代行者(作業者)
特徴:YouTube動画編集が多い。指示を受けて作業する
2.動画編集代行者(提案者)
特徴:YouTube動画編集が多い。クライアントの意図を考え、汲み取った編集ができる
3.動画編集代行者(ショート動画専門)
特徴:TikTokやInstagramなど各種SNSに使用するショート動画の編集者
4.動画編集代行者(広告動画)
特徴:広告動画の編集部分のみを請け負う動画編集者。
5.動画編集代行ディレクター
特徴:動画編集代行者を束ねるマネージャー。主に品質やスケジュールの管理を行う
6.台本作成者(動画に関連するライティング)
特徴:動画を作る際の台本を起草、作成できる。企画立案を兼ねる場合もある
7.カメラマン(動画作成に関連する撮影)
特徴:静止画・動画ともに撮影するスキルを要する。
8.動画クリエイター(0から動画を作成できる)
特徴:PV・MVなどの動画を作品として製作できる。企画や撮影、編集まで一気通貫で担当できる
9.サムネイル製作者(各種SNS他のサムネイルを作成)
特徴:デザイン的知識も併せ持ち、視聴数にも直結する役割を担う
10.アドアフィリエイター
特徴:自信で広告動画などを外注して作成し、アフィリエイトでも報酬を得る
11.SNSマーケター
特徴:InstagramやTikTokなど各種SNSの特性を理解し、主にショート動画で数字を作れて動画編集もできる
12.YouTubeマーケター
特徴:YouTubeの特性を理解し、企画や動画で数字を作れて動画編集もできる
※順不同。特徴や名称は見方により変動
もちろんもっと派生先はあると思いますし、ざっくり分けてみてもこのくらいに分かれると考えています。副業にお勧めなのはもちろん「動画編集代行者(作業者)」です。このポジションから始められることが、動画編集の強みです。
例えばコンビニのアルバイトを始めたとして、最初から店舗の数字に責任を持たなければならない店長になるのはつらいですよね?でも副業の中にはそういう役割を担う必要があるものはたくさん存在します。
ですが、動画編集であればまず「誰かの指示に従って、誰かの代わりに動画を作る」ことから価値が生まれます。そうやって作業をしながらスキルをつけていき、必要なところまでステップアップを目指すことができる。
そしてステップアップするにも、多種多様な役割があります。そして動画が時流に乗って増えている今、どの役割も引く手あまたなのが現状です。動画編集代行を入り口にして、いろんな道が開けてきます。
3.動画編集者は億万長者になれないし、ならなくていいこと。そして億万長者の入り口には立てる
もちろん担う役割が増えてきたり、数字に直結する働きをできるようになったりすれば報酬はおのずと上がっていきます。
ただ、「扶養内の稼ぎでいい」という人や「月〇円稼げれば、あとの時間は趣味やほかのことに使いたい」という人もいるでしょう。
動画編集界隈では「簡単に稼げる」という風に言われて参入してくる方もおおくいらっしゃいますが、参入してきてすぐに作業者以上の価値提供をするのは難しいのが現状です。そうなると「簡単に稼ぐ」というのも難しく、挫折が多い一因にもなっているのだと思います。
そしてTwitterなど動画編集関係の発信をしている方は「動画編集は稼げる!」という発信をされている方が多いです。それ自体は否定しませんし、正しいと思っています。
私ももっと動画まわりでできることを増やし、価値提供できる幅を広げていくことで収入をもっと増やしていきたいと考えています。ですので、意識は高く前進していきたいと思っています。
ただ、動画編集をしている方が全員億万長者になる必要はないとも思っています。特に感じるのは「子どもと一緒に過ごす時間を少しでも増やすこと」は、今しかできないことであり、報酬以上に価値があるものだと思っています。別に子どもだけに限らず、自分が大事にしている時間の使い方があれば、動画編集に割く時間とのバランスをとるべきです。
そう考えると、動画編集をやっているすべての人が億万長者になるのではなく、「自分に必要な額の報酬を得て、その報酬で幸せな人生を過ごせるようになってほしい」というのが私の願いです。
「Twitterを見ているとほかの人の成果が気になる」
「比べてしまって焦る気持ちがでてきてしまう」
「過去の自分と比べて成長していたらOK」
そういう風に言われていますが、私はそうではないと思います。
「自分がかなえたい目標を決めて、その目標に向かってしっかり前進できているかどうか」
これに尽きると思います。
過去の自分と比べてちょっとでも前に進んでいたとして、それは目標の何%を達成していますか?全然進んでいないのであれば、その都度その目標や過程を見直すべきです。振り返るべきです。
もしかしたら動画編集が自分に合わないのかもしれない。そんな可能性まで考えてもいいと思います。結局は動画編集も「自分のかなえたい目標をかなえるための手段」でしかありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少し抽象的な話もありましたが、
結論としては
動画編集は、副業には最適。そして動画編集者としてどういう役割を担うかによって得られる報酬は変わるので、自分の目指したい報酬金額を見定めてスモールステップで始めていくことで挫折しにくくなる
ということがわかっていただければ幸いです。
挫折するのは、「自分がこの先どうしたらうまくいくのかわからなくなったとき」です。
道が見えなくなってしまったときは自分の現在地を再確認し、目標を再設定してリスタートを切れば、挫折することなく動画編集の仕事を継続していくことができるはずです。