【イベントレポート#21】情熱の源泉を辿る先輩起業家トークイベント2024. 8.20(火)
8月の活動はフレームワークを使ったワークショップ
新ビジネス創出コミュニティの2024年度 8月の活動は、「未来に繋げるためのビジネス作り」を軸として、先輩起業家をゲストに迎えて、起業に至る変遷や現在の事業をどうやって形作っていったのかを理解して、体感する活動です。今回もレポートをお届けします!
開催場所:コワーキングカフェ エスタシオン1F
記 事:コミュニティマネージャー 野田賀一
今回のゲストは南部町で[繭子の宿]を経営する西塚繭子さん
ゲスト起業家は、西塚繭子さん。現在、経営している[繭子の宿]は、googleの口コミ数は103件で、評価は驚異の4.9!
最近はインバウンドがメインになってきたそうで、手踊りや三味線の披露をしたり、体験も出来るようなコンテンツを提供しながら、さらにはオーダーメイドで色々なご要望にも応えるというまさにJAPANのホスピタリティを体現しているような宿の運営をされていらっしゃいます。
そんな繭子さんは南部手踊りの家元に生まれ、3歳から南部手踊りを始める厳しい家庭環境で育ちました。今では数々の大会やコンクールで優勝を勝ち取っている繭子さんですが、幼少期は出来の良い妹との比較をされたり、大会でも「頑張りましたで賞」など、入賞とは程遠い成績しか残せずに劣等感を抱えていたそうです。
その後、社会人になった23歳から学校教師となって新しい道に進んでいきますが、そこでも悶々とした思いを抱えて、49歳にある出来事がきっかけで退職。0からのスタートを切ることを決意します。
アパホテルの社長とのドラマチックな出会い
とにかくビジネスを始めるなら東京だ!ということで、東京での仕事を見つけようと奔走する日々。そんな中、知り合いからの一言で定宿(じょうやど)にしていたホテルを変えたら、アパホテルの社長と偶然出会ったという所から繭子さんのドラマチックな起業は始まります。
千載一遇のチャンス!と急いで着物に着替えて、アパホテルの社長を驚かせた話は一見すると偶然の産物に聞こえますが、ちゃんと自分の持っている "武器" である手踊りをいつでも踊れるように重い荷物になる着物を仕込んでいる点や、それをその場面で「こうやったら相手が喜ぶのでは?」と、一期一会で自分が何が出来るか?相手が喜ぶことは何か?を考えて実行している点はまさに現在の繭子の宿の経営に通ずる心構えと姿勢なのだなと感じました。
運命を変えたTIKTOKの始まりと継続の難しさ
その後、TIKTOKのコンサルタントからのアドバイスで、TIKTOKを始めた繭子さん。最初は鳴かず飛ばずでフォロワーが1人増えるごとに一喜一憂していたそうです。
「TIKTOKは継続。試行錯誤していくとフォロワーは必ず増える。ただ、それに比例してアンチな人やコメントも増えていく。それは糧にして、とにかく継続することが大事ですよ」
という教えを胸に、まったくの素人からTIKTOKを始めて現在のフォロワーは3.5万人。アンチのコメントは攻撃せずに、フォロワーの方と一緒にうまく受け流して場を荒らさないように工夫しているとのこと。そういった細かい工夫も継続の秘訣なのだなと感じました。
お話の後には質疑応答の時間。参加者からひっきりなしに質問が飛び交っていて、時間が足りないくらいでした。繭子さんからは、「私はみんなに感動を届けたい。その活動を通じて、私でも出来るかもしれない!と勇気をもって行動してくれる人が増えたら嬉しいです」という言葉もあり、メンバーの今後の活動にもプラスになりそうです
コミュマネの感想
▼野田
集合写真でも分かる通り、繭子さんのお話は参加者の心を揺さぶる素敵な内容でした。今回のようなイベントで見聞きして体感したこと、「それはゲストだからできたこと」だと解釈してシャットアウトするのではなく、話の中から咀嚼して自分に活かすならどうするかを考えること、が重要で、この中からアクションに結びつけていく人が1人でも増えていってもらいたいなと感じています。
次回の告知
・9月活動は9/13(金)
①9/13(金)18:00〜20:00 @八戸ニューポート
情熱の源泉を辿るワークショップ
コミュニティメンバーは、Facebookグループをご確認ください。
②9/21(土)13時〜16時@エスタシオン
8サポ起業支援プラットフォームによる3つのコミュニティ横断の交流会が開催されます!
8サポ起業支援プラットフォーム -8サポmeets-運営事務局
contact@8sapo-meets.com