魔を破る
破魔矢(はまや)
についてのお話
破魔矢は、字の通り
魔を破る、家のお守りです。
こんにちは誠徳です。
魔=鬼と解釈します
鬼とは何ぞや!というと、
それは最後に、申します。
で、
先日、旅行をして、
あるところで、私が見つけたのですが、
とてもセンスよく、 破魔矢を飾っていたお土産やさんが、あったので、写真でシェアしますね。
で本題、破魔矢について、
神社で授与している破魔矢は、
おうちのお守りとして、建物のお守りとしての、意味があります。
なんで、神社に物騒な、武器が、お守りとしてあるのでしょうか?
そもそも、
弓矢は、古来の戦の武器として、世界中で開発されました。
日本でも、例外なく、鉄砲が伝来するまでは、戦の主流の武器の一つでした。
しかし、
弓矢は、
武器という側面もありつつも、
神事の道具としても、神社では古くより、用いられていたんですよ。
鬼を破る、厄除け、災い除け、などの意味があります。
鬼は、目を射抜かれるので、弓矢がとても嫌い。と
されていました。
厄除けの儀式、魔除けの儀式で取り入られる、
鳴弦の儀(めいげんのぎ)。
というものが、あるくらい、弓の弦の、なる音すら、
鬼は苦手みたいです。
で、古来から神社に伝わる神事
歩射神事(ほしゃしんじ)というものがあります。
どうゆう神事かというと、
辛い辛い、冬を乗り越え、春がまじかのときに、
春先に、
鬼を弓矢で、追い払い、春を迎える神事です。
鬼を追い払うと、優しい春が訪れると、
信じられてきました。
その神事の形態は、
全国各神社で、やり方はまちまちですが、
的に、鬼と書いて、黒に塗りつぶし、それをめがけて、神職(神主)が弓矢で射る。
という形式が一般的だと思います。
ですから、
そういった、
いわれがありますので、
御利益にあやかって、神社では、
破魔矢を、家のお守り、繁栄のお守り、として授与するように、なりました。
破魔矢は、
神社によって、いろいろな形があって、いろいろおもしろいですよ。神社のそれぞれの、由緒に意味付けて、あります。様々です。
せいとくさん!
では、
神社で買ったらそのあと、どうしたらいいですか?
それは、その場所の繁栄を祈る、おまもりなので、
家や、会社の事務所の高い所、清浄なところ、に飾ればいいのですよ。
向きは、鬼門に向けるとか、言いますが、そこまで気にされなくてもいいです。大丈夫。
神棚のところに、一緒でもいいですし、神棚がなければ、
高いところ、や 玄関や、
そう、高級な美術品を飾る感覚でいいともいます。
破魔矢があるだけで、その建物には、鬼が来ないという、
信仰のお守りです。家内安全や会社繁栄の思いで、飾ってください、
そして、
一年、お守り頂いたら、また、神社に参拝にいって、
古いものを、納めて、(返却)して、
新しい破魔矢を受ける(買う)、というのが、習わしです
さて、
冒頭に述べた、
「鬼」。。。
なんぞや、 ですが。
鬼という妖怪が実際にいたとかいないとか、
伝説は、ありますが、
鬼とは、心の闇のことを言います。
うらやむ、憎む、ねたむ、疑う
この心が、鬼となります。
もう春が来ないと疑ってしまうと、疑いの鬼が現れます。
それを、弓矢で打ち破って、春を信じる心を取り戻すのです。
これが、古来の日本人の考え方です。
破魔矢の話でした。ではまた。
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