ボッチ女が女性社会に学ぶ。

こんにちわ。

私は「イロモノ」と言われ続けている女です。
孤独を愛し、気が強く、勝負にこだわり、自己主張が強く、コミュ障であっちこっちと衝突しまくる根暗オタクで、友達が極端に少ないボッチ(性格診断は100発100中でINTJ)

ステレオタイプの"女性らしさ"からはかけ離れているので、
正直あまり女性集団に馴染めない。
けど共感・同調していないからこそ、俯瞰的して彼女たちを見れていると思う。
女性社会から学ぶところや感心するところが多くあるので感想を書いていく。
あくまで感想で主観なので大目に見てほしい。

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死ぬほど喋る

女子会、雑談に参加しているときにいつも思う。
ネタが尽きるということがない。仮に尽きても喋る。
目的があって喋るのではない、喋ることが目的なのだ。

もちろん何事も人にもよる。
自分が陰キャぼっちであるように、物静かで思慮深い人も沢山いる。
ギャルか、オタクか、ママ友かとかジャンルにもよるだろう。
でもやっぱ女子会などで集まると、男女混合の場より平均してめっちゃ喋ってると思う。
(女性の方が外交的な人が統計上多いらしい)

世の男性が、「女の話は長い」とか「結論がない、うんうんと相槌打つだけでいい」とか文句を言っているのを聞くことがあるが、
多くの女性は男性には相当手加減していると思うぞ。

身内を見ても、会社内でも、カップル・夫婦を見ても、
女子会などではよく見る"明石家さんまもびっくり"なペースのトークをしている女性を見たことがない。
会話量、スピード、テンポ、展開の速さ。
無意識に男性に合わせて1/2くらいセーブしているのでは?と感じている。

男性との会話が「単発 十八年式 村田銃」だとしたら
女性との会話は「マシンガン機能付きの散乱銃」のイメージ

私はマシンガン機能はついているが、散乱銃ではない。
あっちこっち全方面に飛べない。
なのに「同性=同階級」と思われて手加減なしでこられるので殺られる🥺

しかしこれは「スピードラーニング」でもある。

女性であるという理由で女性社会のハイレベルなコミュニケーションに幼少期から強制ジョインさせられてきたのだ。
内向的な性格ながらも五感でそれらを吸収する機会が多くあった。
(なんとか食らいついていた感じだが)

仕事などで男性の中に混ざっている時は特に感じないが、
女性の中に混ざっている時は自分のコミュ力、配慮のなさに愕然とすることが多い。
そのため心理学の本を読みまくったり、自己分析・自己分析して「社交的な人」を演じられる努力をしたので、今は営業職やサービス業で良い結果を出せるくらいに成長している。

男性もコミュ力求められるだろうし、その方が出世もしやすいだろうが、
求められている頻度と質とレベルが違うというか。
「苦手だからやらなくていい」「勉強できればコミュ障でもOK」という選択肢がないというか。

ただ強制参加させられてなければ、私は楽な方に逃げて一生まともなコミュニケーションスキルが身に付かなかっただろう とも思う。

「ダンスが苦手」「運転が苦手」であればそれをしない人生を選択すればいい。
わざわざ苦手なことにリソースを割く必要はないが、「人間関係」だけは苦手だからとゼロにはできない項目だと痛感している。

我々ホモサピエンスは「社会性動物」
社会の中でつながりを持って、承認されたいという本能がある。
本能に抗って幸せには慣れない。
「コミュニケーションスキル」は人生の早い段階である程度習得した方が生きやすいだろう。
女性社会にいると図らずともそのスキルが身につきやすいと思う。

また、"お酒がいらない"という特徴もあると思う。

"飲みにケーション"
最近こそ強要はないが、"飲めること"は出征するときに有効に働くと聞く。
私はこの文化が「不要/意味がわからない」と思っている。
「酒がなくても女性陣はシラフでめっちゃ喋るし、関係作れてる。」
と知っているからだ。

ビジネス社会は男性中心にできているので、あくまでも「男性同士がコミュニケーションとるのに必要なツールなんだろうな」くらいに解釈している。

(もちろん女性でも飲み会大好きな人は沢山いるのだが、そのタイプの普通にシラフでもワイワイしている。)

女性陣の多くは「わざわざ薬物摂取しなくても、喋っているだけでアドレナリン出てハイになれる」からアルコール不要なのではないかと思ってる。

だから喋れさえすれば、そこが居酒屋でも喫茶店でも会社の給湯室でもいい。
喋べり始めたらアドレナリンでて、また喋ってアドレナリン出て、喋って、、、
「お喋り永久機関」がいつでもどこでも作れるのだ。

もちろん偏見です。

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仲間に入れようとする慣習

学校や会社などでボッチの女性がいると、彼女達は凄く気になるようだ。

一度はグループに入れてあげようと声をかけてくれる人がいる。
彼女ら自信が「1人でいること、変だと思われること、誰とも喋れないこと」が恐怖だから、その状態にある相手を不憫に思って助けてあげたいという気持ちになるのだと思う。

1人が不安なことも、群れることも"正常で"正しい判断"だと思っている。
女性は力が弱く襲われたら太刀打ちできない、性的にも搾取されやすい属性だ。
監視カメラもDNA検査も避妊薬もない時代に襲われたら妊娠してしまうし泣き寝入りするしかない。
"1人にならない、誰かと行動する" は1番の防犯だったからこその習性だと思う。
現代においても集団行動ができるならしたほうがより安全だろう。

しかし、私のような集団行動が苦手なスタンドプレイヤーにとって、
どんな仕事よりもこれがキツい。

「仲間に入りなよー1人時寂しいでしょ?」
「なんで1人でランチしてるの?こっちきなよー!」
「私たちのこと嫌いだから慣れ合おうとしないのかな?」

このような「グループの一員であれ」求心力は常にある。
島国で稲作文化で村社会の日本にはどこにでもあるだろうが、
こと「女性」として生きていると「1人でいること/はみ出すこと」へのハードルは高い。

ちなみに私は二度、「群ない=悪」という価値観のBABAに1人ランチを上司に悪く報告されて呼び出しを食らったことがある。
男性部長が「なんで君は休憩時間にみんなと過ごさないんだ?」と。
部長も他の男性職員も1人でランチしてるのに、私は群てないと面談で理由を問いただされる世界。理由は女だから。
孤独な女は犯罪者かなんか。

「角を立てず、傷つけずにどう断れば、ボッチでい続けられるか?」
「群れないこと=輪を乱すことと思ってるボス猿に目をつけられないにはそどうするか?」
など粉骨砕身しながら立ち振る舞っている。

正直、若いころは「群る」カルチャーが本当に嫌だった。

群れ、横並びを求められる、グループ内の自浄作用が強く遺物は排除、
でも1人でいるのは"変わり者"、グループ勧誘の誘いを断ると"性格が悪い"
"1人になるくらいなら"と嫌々でもグループに所属し続けている子もいた。
なんて不合理なんだ、と。


でも歳を重ねるごとに女性社会の慣習に「ありがてえ」と思うことが増えてきた。

私は友達ができづらい。
若い頃こそ少数ながら趣味のつながりがあったが、ライフステージ上がり価値観や環境が変わるにつれてどんどん減って、今は人生イチボッチである。

コロナ以降 3、4年は誰とも遊んでないのだが、流石に孤独を感じるようになった。
こうなって初めて「仲間に入れてくれようとする人がこんなにいることのありがたさ」を感じるようになった。

どの職場でも どのの集まりでも、こんな無愛想でギラついた女を、フランクに仲間に引き入れようとする方が一定いるのだ。

つまり「自分さえその気になれば、いつでも仲間に入れるチャンスがある」

私はもう大人なのに自分から声をかけたり誘ったりできない。
1人にさせてくれ〜!と思っていたが、
「仲間に引き入れようとする文化」があるからこそ"真の孤独"にならずに済んだのでは?
嫌なことより助けられていたことの方が多かったのでは?
誰かが誘ってくれるという甘えの上で贅沢言っていたのだ、と気づいた。

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おかげで"無敵の人"にはならずにいられそう

逆に私がもし男性に生まれていたら"無敵の人"になっていたかもしれないなぁとぼんやり思うことがある。

完全な妄想であるが、コミュ力が鍛えられず、黙ってても誰かが仲間に引き入れてくれるなんてこともなく、危険人物と倦厭されて、完全なる孤独になっていたかもしれない。
"うまく行かない自己否定"とプライドの間で苦しみ、競争社会の中で弱音も吐けず、テストステロンの衝動性もあり、憎しみが自分に向けば自死・他人に向けば無敵な人になってたかもしれないと最悪の予想をしてしまう。
(社会的にうまく行ってたとしても今より傲慢でワンマンのモラハラ野郎になっていた自信がある。)

無敵な人も、最低限のコミュ力あって 誰か友達や誰かが気づいてくれる人がいれば、誰かが優しくしてくれたら違ったかもしれない。

女性からは連続殺人鬼やシリアルキラー、無敵な人がほとんど生まれない。

それはホルモンバランスやジェンダーロールとか色々な要因が複雑に絡まっているので「これだ!」っていう答えはないが、
「女性社会で自浄作用が働いている」という点も1つ要因としてあるんじゃないか?と思っているこの頃。

女性社会。
めんどくさいし、自分にはキャパオーバーで大変なこともある。
しかしそこに合わせようとしたら"丸くなった"し、
こんな自分でも拾い上げてくれるから"なんやかんや優しいところ"と感じている。

ぼちぼち上手いことやっていけるようになろう💪
がんばります。

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