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彩利用!

皆さんこんにちは、平舘高校家政科学科「地域観光基礎」&「地域観光実践」の授業コーディネーターとして地域高校の魅力化をお手伝いしているI-Attract.です。今回は2年生の展開授業の様子です。SDGs12を意識しながら、地域のものに触れ、自分たちで手を動かして作り上げる体感授業でもあります。さて、何ができるかな?

彩利用!地熱アートで生活に彩りを! 

アレンジ2

先日、地熱蒸気染色を体験した生徒たち。
「自分の作品をどう使いますか?」「これはバンダナですが、バンダナ以外の使い方はありますか?」「情報(材料)はコミュニケーションの材料にもなりますよ」そんな話を撒きました。
生徒たちは調べあげて、自分で試してみたそうです!
巻き方のアレンジかな?男子生徒も積極的です。

アレンジ

このアレンジについては、文化祭の時に展示発表するとのことでした。楽しみですね!後ほど生徒たちの感想などもお伝えできればと思います。

彩利用!「地熱アートの柿巾着」製作!

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さて、次は商品とならなかったハンカチを使った再利用展開!2年生は作製や販売まではいかないことが多かったのですが、今年度の2年生は何か沸々とした「気」を感じます。
本来ならば、どんな再利用がいいか?どんな商品を提案するか?など商品開発授業も展開しながらですが、今回は少し種を撒いて、拾ってもらう展開にしました。ということで、「柿巾着」を作る!そして売る!

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ハンカチを2枚使うので、地熱染めのハンカチを2枚通常で購入したら2600円ほどになる?! 商品になり得なかったハンカチですが、材料費や人件費とかかっていることに間違いはないのです。なので「八幡平ならでは」「一点物」「手仕事もの」という価値を忘れずに作ってみてほしいなと思いました。また、自分たちの手を動かしてモノを作り上げることの、大変さと楽しさなどを感じ取れたらいいなとも思いました。これは、工芸品だけではなく、会社の提供する商品・サービスに対しても大切なことだと思います。

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文化祭で売ることになりそうだというと、目をキランとさせながら「幾らでうればいいんですか?」「売ったお金はどうするんですか?」「いっぱい売りたいね」そんな声も聞こえてきました。今後、金融授業も高校に導入されます。日本の学校はまだまだ「お金」に対するマイナス雰囲気がありますが「稼ぐこと」をしっかり学ぶことも社会に出る前に必要な学習だと思います。 値段の付け方はザックリと伝え(本来は授業をするのですが)、売ったお金については自分たちで考えて、先生に提案して納得させることができればいいのでは?と振りかけておきました。 ただ、学校という枠の中なので売上に関して自由にはいかないと思いますが、それも経験でしょう。

最後に

「地熱アートで柿巾着」は文化祭にて販売。
その後も少数ですが作りおくことになります。残り分はどこかでまた販売会を設定できればと思っております。
以上、2年生「地域観光基礎」の一コマでした。

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