見出し画像

ストラク発売で超絶強化!CS優勝を果たした【ホープ】デッキ徹底解説!


1.はじめに

初めまして、アライブと申します!
noteでの投稿はこれが初となりますが、よろしくお願いいたします!

◆著者プロフィール
アライブ: @8cmCHINKO
実績
CS優勝20回
CS準優勝14回
ベスト4以上合計57回
選考会1回

私は6月27日にストラクチャーデッキが発売され大幅に強化された【ホープ】デッキを発売日から使用しており、複数回CSに持ち込んでいました。
結果は
・3勝1敗のオポ落ちが3回
・ベスト8が1回(3勝1敗)

・ベスト6が1回(4勝2敗)
・優勝が1回(6勝1敗)
と、非常に高いアベレージをキープできています。

以上のような実績から私はこのデッキついて深く理解していると自負しているため、今回は調整に調整を重ねたこの【ホープ】デッキについて徹底的に解説していきます!

ストラクチャーデッキの発売後、【ホープ】に興味を持たれた方は大勢いらっしゃるかと思われます。この記事では【ホープ】の”デッキ構築” ”回し方” ”採用カードそれぞれの役割” ”展開方法” 等々、細かく解説をしています。
また、今回の構築は【オノマト】を軸としたホープデッキであるため、遊戯王ゼアルファンの方は必見です!
そうでなくとも、ホープデッキに少しでも興味のある方は無料部分だけでも是非ご覧いただければ幸いです!

また、ネクストプレイさん(@nextplay_)の方で僕がCSに参加した際の対戦動画が4つ公開されていますので、そちらと併せてご覧いただければより理解を深められるかと思います。(準々決勝の試合は明確なミスをしており、それが響いて負けに繋がってしまった可能性のある試合のため少々恥ずかしいですが・・・)


2.【ホープ】とは

・ホープとはどのようなデッキか
今回紹介する【ホープ】デッキは種類として”展開系デッキ”に位置するデッキです。
ストラクチャーデッキにて新しく登場した《No.99 希望皇ホープドラグナー》を主軸とし、このカードの効果により各種”No.”エクシーズモンスターを展開し戦うデッキとなります。

ドラグナー

・【ホープ】の強み
1.強固な最大盤面
【ホープ】は現在トーナメントシーンにおいて多くの結果を残している【電脳界】や【LL鉄獣】よりも強固な盤面を築けることを強みとしています。

このデッキで最大展開に成功した場合、最終盤面は《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《真竜皇V.F.D.》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》+《No.99 希望皇ホープドラグナー》となり、VFDによりモンスター効果や攻撃を許さず、タイタニックと未来龍皇の存在がVFDを効果成立をアシストします。
そしてそれだけには止まらず、相手ターンのエンドフェイズに《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》を特殊召喚し効果を使用することで、罠カードによる逆転すら許しません。

また、展開を行う際に現在のトーナメントシーンにて採用されているこの多い《アーティファクトロンギヌス》と《屋敷わらし》を喰らっても問題ない点も他の展開系デッキを大きく差別化を図れる要因です。

画像2

この《No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon》の在によりトーナメントシーンにおいても見かける【エルドリッチ】や【罠型コードトーカー】の罠カードの大量セットからの捲りを許さないため、上記で挙げたその他展開デッキと大きく差別化を図れています。

また、最大展開に成功しなくとも素材2《No.99 希望皇ホープドラグナー》+《No.97 龍影神ドラッグラビオン》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》のような盤面を築くこともできるため、非常に安定しています。

2.デッキの自由枠の多さ
【電脳界】や【アダマシア】や【幻影騎士団】をイメージしていただければわかりやすいと思いますが、強固な盤面を築く展開系デッキはその展開に必要なカードがデッキスロットの多くを占めてしまうため、手札誘発の枚数が少なくなりがちです。

しかし後述する今回の構築では実に10枚もの手札誘発が採用されていますし、一部のカードと差し替える形でさらに枚数を増やすこともできます。
これはほかの展開系デッキにはとても真似することできない枚数で、前述した強力な先行展開を有しているにもかかわらずこれだけの自由枠を設けることが出来るのは【ホープ】の特権でしょう。

また今回は手札誘発を多く採用していますがあくまで自由枠であるため、環境に偏移が見られた際にはこのスロットを別のカードと差し替えることで柔軟に対応できます。

3.採用カード解説

画像12

画像13

上記の構築が1番新しい及びCS優勝を果たしたものです。
この構築を元に各カードの役割や枚数配分について解説を進めていきます。

・オノマトモンスター
《ズバババンチョー-GC》《ドドドドワーフ-GG》《希望皇オノマトピア》

バンチョー

ドワーフ

オノマトピア

今回の構築の基盤となるカードで、後述する《オノマト選択》と《オノマト連携》のサーチ先となるモンスターです。
これら3種類のモンスターを各1枚ずつ手札に揃えることが出来れば《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《真竜皇V.F.D.》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》+《No.99 希望皇ホープドラグナー》の最大盤面を築くことができます。
3枚ずつ揃えなければいけないのになぜ各1枚ずつなのかと言いますと、これらのモンスターは単体では何もすることができないため、《オノマト選択》《オノマト連携》+3種の内どれか1枚を引きたいと考えているためです。
オノマトモンスターを増やした所で最大展開の成功確率が大きく上がるわけでもなく、それならばその他の手札誘発等を増やし、最大展開が出来なかった場合でも勝利できるような構築に仕上げたほうが勝率は上がるため、今回は各1枚ずつの採用に抑えました。
3種類を使いきらない場合、基本的には《ズバババンチョー-GC》を残しておくことで後続を確保します。
《ズバババンチョー-GC》から《希望皇オノマトピア》蘇生し3300打点を用意することで勝利した試合もあるため、素の打点が高いことも覚えておくと役に立つ場面があると思います。

・《ZS-昇華賢者》

昇華賢者

このデッキの2つ目のメインエンジンです。
LIGHTNING OVERDRIVEにて登場し、ストラクチャーデッキ発売前から存在するモンスターですが、《No.99 希望皇ホープドラグナー》と一緒に登場した《HRUM-ユートピア・フォース》の登場により大幅に強化されたカードです。
チェーンブロックを組まない特殊召喚効果は先行・後攻どちらでも強く、このカード+レベル4モンスター1枚があれば素材2《No.99 希望皇ホープドラグナー》+《No.97 龍影神ドラッグラビオン》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》といった盤面が出来上がります。
また、このカードの特殊召喚後に通常召喚するレベル4モンスターが《終末の騎士》であれば《真竜皇V.F.D.》も成立するします。
このカードを引けている場合のその他手札の要求値が格段に下がるため、最大枚数の3枚以外はありえません。
このカード+レベル4が1枚あれば充分という考えが上記オノマトモンスター達が各1枚に抑えられている要因の1つでもあります。
自分の場にカードが存在しない場合のみ特殊召喚できるカードですので、先行後攻問わず引いている場合は基本的にこのカードからスタートします。

・《希望皇アストラル・ホープ》

アストラルホープ

このカードもストラクチャーデッキにて新しく登場したカードで、コストは必要なものの非常に幅広いサーチ先を持つ強力なカードです。
今回の構築では
・《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》
・《ゼアル・コンストラクション》
・《オノマト選択》
・《オノマト連携》
の4枚がサーチ対象です。
動き出した際の盤面を更に強力にすることがこのカードの役割で、基本的には《ゼアル・コンストラクション》をサーチします。
レベル4×2+このカードがあれば《真竜皇V.F.D.》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》+素材2枚の《No.99 希望皇ホープドラグナー》の盤面を築けますが、《ZS-武装賢者》というカードを採用しない限り単体で出来ることは何もなく、採用していた場合もリスクリターンの見合った動きを行うことができないため、後述する《塊斬機ダランベルシアン》からのサーチ先となる1枚のみで充分と判断し、1枚の採用にとどめました。
あまり使用することはありませんが、《オノマト選択》と《オノマト連携》もサーチ出来ることは一応覚えておきましょう。

・《オノマト連携》

ペア

このデッキのメインエンジンとなる1枚で、ホープデッキを追求していくにあたって「オノマト型にしよう」と決意させたカードです。
このカード+オノマトカード1枚で最大展開が確定しますし、手札コストを1枚要求するため被ってもこのカードを捨ててしまえばよく、最悪の場合でも1枚からランク4を成立させることのできるこのカードは安定性を高めるためにも最大枚数の3枚としています。
《希望皇オノマトピア》《ズバババンチョー-GC》《ドドドドワーフ-GG》の内引けていない残り2種類を、1種類も持っていない場合は基本的に《希望皇オノマトピア》と《ドドドドワーフ-GG》の2枚をサーチします。
上記2枚でランク4を作成した場合墓地に《希望皇オノマトピア》と《ドドドドワーフ-GG》が残ることになりますが、その後《ズバババンチョー-GC》を引いた際に《希望皇オノマトピア》蘇生→《ドドドドワーフ-GG》蘇生と繋げレベル4を3体用意することができるため、《ズバババンチョー-GC》を残しておくことが後続の動きとしては最もバリューが高いからです。

・《オノマト選択》

ピック

このデッキ最強の初動で、基本的には先ほど紹介した《オノマト連携》をサーチします。
ただサーチ先は”オノマトカード”であるため、すでに《オノマト連携》を引いている場合は《希望皇オノマトピア》をサーチし、オノマト連携と合わせ3種オノマトモンスターを揃え最大展開へと向かいます。
レベル4モンスターばかりを採用しているこのデッキにおいて、このカード②の効果は一見意味のない効果に思えてしまうでしょうが、実はこの効果の存在が非常に大切です。
このカードからサーチする《オノマト連携》は手札コストが必要なものの2枚サーチとなるため、相手が《灰流うらら》を引いている際は必ずと言っていいほどここに発動されます。
しかし《オノマト選択》からスタートしているオノマトホープに対してこのプレイの裏目は非常に大きく、《PSYサイフレームギア・γ》を発動された場合うららが無効になってしまうだけではなく、②の効果によりγとドライバーのレベルを4にすることで、連携からサーチした2枚のオノマトモンスターと合わせて3種類そろっていなくとも最大展開を確定させます。
また、展開途中に使用する《希望皇アストラル・ホープ》のコストを場に残っているこのカードで賄うことが出来る点も手札消費の激しいこのデッキにおいては非常に強力です。
このカードは《オノマト連携》に繋がるため、同じ理由で3枚の採用となります。

・《終末の騎士》《幻影騎士団サイレントブーツ》《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》

個人的には3枚1セットのカードで《幻影騎士団サイレントブーツ》の素引きを考慮しないのであれば非常に強力なカードです。
オノマトモンスターをメインエンジンとしている今回の構築において召喚権を要求する終末は少々噛み合わせが悪いですが、《ZS-昇華賢者》+《終末の騎士》の2枚だけで《真竜皇V.F.D.》+《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》+素材2枚の《No.99 希望皇ホープドラグナー》の盤面を築けるのは非常に強力で、《幻影騎士団サイレントブーツ》を素引きしてしまった際でも《オノマト連携》《希望皇アストラル・ホープ》のコストにできてしまうため、《幻影騎士団サイレントブーツ》の素引きも許容できると判断し、《増援》のバリューアップの意味も込めて採用を決断しました。
・《終末の騎士》召喚→《幻影騎士団サイレントブーツ》を落とす→《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》をサーチ
の流れでランク4を作成できる1枚初動のため、オノマトモンスターが3種類揃っている場合はそちらを、それ以外であれば基本的にはこの《終末の騎士》に召喚権を使うのが理想となります。
最低限《No.39 希望皇ホープ・ダブル》を出しておきたいため、《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》の素引きは全く問題ありません。

・《SPYRALダンディ》《SPYRAL RESORRT》

画像21

画像22

ここから先は

16,641字 / 19画像

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?