Liberapayで寄付しよう


Liberapayの特徴

Liberapayは非営利団体によって運営されている寄付するためのプラットフォームである。システムのソースコードは公開されていて透明性は保証されている。

Liberapayは継続的支援を重視している。寄付する金額と頻度(週・月・年ごと)は任意に決めることができる。継続的支援はそのプロジェクトないし個人の価値の指標となる。また、あくまで目的は支援であり相手からの見返りを得るためではない。

誰がプロジェクトに支援しているのかは公開されない。これは支援者によって被支援者が言いなりにならないようにという観点からである。同様の考えで、寄付金額に制限がある。

以上がLiberapayのおおまかな特徴となっている。さらに詳しく知りたい人は https://ja.liberapay.com/https://ja.liberapay.com/about/ を参照すればよいだろう。

Liberapayを使ってみる

支払いにはKyashを使う。Kyashのステータスによって決済できない可能性があるかもしれないので記しておくと、Kyashは現Kyash Card Liteに名称が変わる前にそのペラペラなリアルカードを発行していて、新たに出たICチップ搭載でタッチ決済ができるイケイケのKyash Cardは発行していない状態である。この記事を書いている現在、この状態で今回のLiberapayの支払いに成功している。

まず、アカウントを作って「支払い手段」を選択し、支払いに使うカードの情報を入力して登録する。

そして寄付先のページへ行く。

寄付先は
https://ja.liberapay.com/noellabo/
https://ja.liberapay.com/PixelfedTokyo/
の2つを選んだ。

分散型SNSであるMastodonのフォークであるfedibirdの運営を始めとしたFediverseの普及に貢献している人物である「のえる」さん。fedibirdはMastodonの最新の機能だけでなく便利な独自機能があり、また快適に使えるいいサーバーである。

分散型SNSであるPixelfedのサーバーを運営しているPixelfed.Tokyo。PixelfedはInstagramのような写真投稿ができるSNSである。

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「寄付」を選択するといくつかの選択肢が出てくる。1週間10円として年520円で寄付するように入力した。寄付の更新は自動だと不安なので手動にした。

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次のページは支払いページ。「1000円…?」と不可解に思いながら(あとで解説する)520円で支払う。支払いは完了し、Kyashから引き落とされた通知が来る。支払い完了のページには領収書のページのリンクがありそれをみると、

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520円のうちの19円がLiberapayの手数料として支払われていた。公式ページには取引手数料は平均5%以下であることが明示されていて、また取引金額が大きいほど手数料の割合は下がるという。今回の520円の決済の場合、取引手数料は約3.65%であった。寄付先のページでは金額が支援者が1人、総金額が10円増えていた。

Liberapayを使ってみて分かったこと

支払いページにて「あなたの支払いの全額は hogehoge さんの Stripe アカウントに今すぐに移動します」と書いてあるが、実際のところは手数料を別途に支払うわけではなく、支払い金額から引かれて残りの全額がすぐに寄付先へ送金されるようだ。

寄付は月や年を選択しても週ごとに分割されて寄付先の累計金額に加算される。実際に支払う金額は支払いたい金額以上でもよく、実際に支払った金額が週ごとに引かれ、尽きたら自動または手動でクレジットカードなどから引き落とされるようである。実際には支払っ金額は寄付先へすぐに送金されているようだけど。支払い金額と寄付金額は同じでなくてもよく、寄付金額は寄付先がどのくらい支援されているのかという目安である。

Liberapayは1回限りの寄付を受け付けていないと書いているが実質的に1回でも可能である。「1週間あたり5200円」とか。でもどのくらい継続的に支援されているかが大事な指標となるので一度限りで5200円を寄付するなら「1週間あたり100円」つまり「1年間あたり5200円」と設定して5200円を支払ったほうがいいだろう。

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