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小さな庭の物語~おじさんがきたっ~

あなたへ

お元気ですか?
また夜になりました。ほんとに冬は すぐそこ。

お天気ニュース。
金曜日は薄雲が広がるものの、晴れて晩秋の穏やかな天気。日なたでは日差しの温もりを感じられそうです。秋の装いで上手に体感温度の調節を。一日や日毎の気温差で体調を崩さないようにお気を付けください。


そうかあ  穏やかなお天気なんだ。。そして この小さな庭にも
きっと 暖かい秋の陽差しの恵みが降るのかな。こころ わくわくです。
あなたは 昨日 どんな日でしたか?お身体 大丈夫?いつも強くて
明るい風だけど しんどさなんて 感じさせないけど、無理してないですか?大きなお仕事を 終えて 。なにかしら 秋風が吹きすぎていったりする瞬間はない?
いや。。
庭のいきものたちも 冬越しの準備です。たまごのままとか いもむしの
ぼうやとか。ちょうちょは 葉陰で休んだり。まるむしも 眠るのかな。
 また ひと時 あの子たちのお話しにお付き合いください。

尾道の地域ねこ

ママ
風さんが 冷たいねえ。トラおじさん 大丈夫?

大丈夫よ。おばちゃんちのゴミ箱の隣に 空き缶入れあるんだけど、
今朝 2つ 転がっていたんだって。おばちゃん 丁寧に洗ってるのに
匂いがしたのかなあって 呟いてた。
そう言えば 夜 かさかさって音 してたよ。
あれ トラおじさんじゃない?寄ってくれればよかったのにねえ。

そうだね
それからね
今日 アリくんに聞いたんだけど カマキリくんね、原っぱの。

なんか ご病気みたいだよ。大丈夫かなあ。。。ぼく お見舞いに
行ってこようかな、あした。

そうね。じゃあ ママと行こう。。いつも よく 遊んで
くれたものね。おなかが 空いてなかったからかしら。。。

ママ!
カマキリくんは お友達なの。時々 遊びながら ちょうちょさん
見つけると 鎌パンチするけど 大丈夫なの!

ごめんね!そうね。ねこさんもカマキリくんも お友達ね。

そうだわ
ぼうや 今日の午後ね 写真の上手なおじさん 来られるよ。ママ

どきどきする。
おばちゃんが 寒いから おばちゃんのおうちで
お招きするって 言ってたから 用意しようね。
その前に トラさんち 行く?

うん!行く 行く!ママ そこのお花 持っていく?

ううん。おじさん おうちはマンションのすみっこだから お花
咲いてるの。

  こうして 親子は のらねこのおじさんのところへ 行きました。
でも 生憎 留守でした。きっと元気に その辺をパトロールしてるの
でしょう。この親子の行ける範囲は限られているので 葉っぱの
置手紙をして帰りました。
 そのうち おばちゃんが お客さまがこられたよって 呼びにきました。
親子とも 緊張Max。笑えるくらいです。。。(笑)だって ぼうやなんか

もう 今から まっかな顔してるんです。

「いらっしゃい!ママ たろくん」
おばちゃんは 今日は お仕事
おやすみです。おじちゃんは 図書館に行きました。

こんにちは。お世話になります。たろうも 喜んでいます。。ありがとう。。

いいの いいの。私も お会いしたいしねえ。素敵な写真よね」

ほんと。なんか 私たち お庭しか知らないから あんな世界があるなんて
夢の世界だもの。だれかのポッケかリュックに入って行くしかないですもの。。

「そうよね。また 私たちと行こうね。ね たろくんも大きくなったら
行こうね。。」

そうこうしてると ピンポーンと。。

玄関には 写真のおじさんが にこにこと立って居られました。

 こんにちは。初めまして。。「燿(hikari)」と申します。このたびは
お招きいただきまして ありがとうございます。楽しみにしてきました。

「こちらこそ。遠いところから ありがとうございます。」
とご挨拶をして ママたちを紹介してくれて
とうとう どきどきの時が やってきました。。

ぼくも 仲間にいれてね

おばちゃんが お茶の用意をしに 行きました。
ママは どきどきしながらも ママらしくなってきました。

あの・・お写真 素敵ですね。。なんか 夢の国みたいで 特に
夕日や山やお花のお写真 ここの主が言ってましたけど 絵葉書
より素敵って。。あの色の鮮やかさ うっとりします。

いやあ
還暦を過ぎてから写真を趣味とするようになって、身の回りには美しいものがたくさんあるということに気づかされました。
そしてそれら美しいものは、ただ単に美しく存在するというだけでなく、人の意識と共鳴するような波動を持っていて、何らかのメッセージを与えてくれる存在でもあると思います。
それが何であるかは写真を見る人によって様々ですが、そこがまたとても興味深いことでもあります。



そうなんですか💦
でも、ほんとに綺麗。いきものや植物の息づかいが聞こえるようで
もう 眺めては 癒されてます。
特に 私 雨や雨上がりの風景が好きで これなんか うっとり。

雨の朝|燿(hikari)|note


雨の朝|燿(hikari)|noteより。

あー ありがとうございます。嬉しいです。
最近のカメラとレンズは本当によく造られており、きれいな色と質感が表現できます。
身の回りにある自然の美しさがこの性能によって記録できるのは、とても嬉しいことですね。

そうですね。
お写真の世界に 表れてますよね。なんか 神々しさ
感じます。素敵なお庭ですねえ、ご自宅のお庭ですか?

はい、そうです。。。

ママ?

ん?ごめんね、ぼうや
素敵よね。見たことないよね。

うん。ママ こんなに 沢山 お花さんいるんだね。
ぼく 薔薇さんとシュウメイギクさんとスミレさんと。。うーんと
クリスマス、、分かんない。お名前 教えてもらったんだけどな。。
ぼく。。。

ん?
いいのよ。花さんのお名前 こんど、またおばちゃんに
教えてもらおうね。花さん お名前でよんであげると 嬉しいって。
おじちゃんね
動物も外国の方も たくさん お写真のなかに仕舞ってあるんだって。
ねえ
忘れたくないものって ああして 仕舞っとくのよ。

そうなんだ。おじちゃん すごいね。ぼくも 大きくなったら
パパやおじちゃんみたいに 知らない国へ行って いっぱい
お写真撮ろうっと。わあい!楽しみ~。。ねえ ママ。。

そうね。よかったね おじちゃんに会えて。。あら 眠くなった?
じゃあ おいで。抱っこしてあげよ。おねんねしていいよ。  
  ごめんなさい。いいですか?

いいですよ。私も 寝顔見たいです。こどもの写真もたくさん
撮ります。


そうですねえ、にゃんこの写真
なんて もう ほんま 癒されて ぼーっとします。

にゃんこ|燿(hikari)|note


なにか?眠いんだけど。。ん?

お茶を どうぞ。。


そうそう。お時間 まだ よろしいですか?

はい、大丈夫ですよ。

よかった。。実は 私の大切なひとがね 好きだった音楽の
ひとつが ジャズなんです。

はい。

で この前 noteの記事に こんなの見つけて 驚きました。

独断Jazzヴォーカル大賞|燿(hikari)|note


はい。私もすきです。
ジャズとクラシック音楽は若い頃からずっと長年聴いてきました。
ジャズの魅力は特にインプロビゼーションにあると思います。
最も聴いたのはキース・ジャレットのピアノです。
コンサートもかなり行きました。
プレイヤーがその時その場の直感で自由に演奏することは、聴く側にとってもとても刺激的な経験となります
内面の深みから音が湧き出るように溢れてくるのを聴いていると、それに刺激されて自分の内面にある未知なるものも引き出されてくるような感覚が起こります。
そうした印象は、音のブループリント(青写真)のようなものとして潜在意識に残ります。
それはまた色彩的な影響としても残り、映像化される母体のようなものでもあると思います。今回投稿した紫川の写真は、ジャズヴォーカルの曲を聴いた印象がかなり反映されたものとなっています。

そうですね。
ジャズって アフリカからアメリカに連れて来られた黒人たちが 作った歌ですよね?
労働歌。それと霊歌。。
即興でうたって 踊る。手拍子たたいて 身体を揺らして もう
アレンジじゃなくて アドリブ?即興。improvisation。
労働や差別の傷をいやすため。。力強くて 楽しくて 深くて
そうして 生き抜いてきたんですよねえ。傷跡が 歌に遺されてる。
あのリズム、労働の辛さや虚しさを紛らわすのに いいんですよね。
それに ジャズって黒人霊歌に繋がりません?
こころの叫び。。
悲し気で。♭ですものね。。一種類じゃない気がします。
私 あの明るさ、明るくしなきゃ生きられなかった思い わかるような
気がします。私も 音楽がなかったら 生きられない気がします。

ママ?

ん?

パパのお部屋にあるねえ。

そうね。cdとかね。
あら また寝ちゃった?


ごめんなさい、私ばかりお話しして。

いえいえ。なんか会社に ジャズの話ができるひとが
居られるとか?

そうなんです。
ふたりも いるんですよ。聴いてると 面白いですよ。
ひとりは 歌ってもくれるんです、2フレーズくらい。(笑)
そのひとたちと 話していると もうその話になります。

そうですか。。いいですねえ。。
ああ
このお庭のおはなし。
私のうちには 小さい子はいませんが 

子供の写真撮るのは好きです。
若い頃、海外旅行で現地の子供の写真をよく撮りました。
今は親類の子供たちの写真もよく撮ります。
お庭の会話はとても楽しいですね!

メルヘンの世界のようでもあり、リアルな描写でもあるような、独特な雰囲気の世界に誘ってくれます。
文章が色彩豊かですね。

庭やベランダというのはある意味非日常的な空間で、日常とのギャップを感じることができる場です。
このお庭の親子の会話は、ママと子との会話であると同時に、一人の大人と、インナーチャイルドとの間の会話でもあるような気がしてきます。
とてもユニークなヒーリングの場だと思います。

光栄ですが はい。ほんま ほんま。。(笑)。設定が脱線。。

ああ
楽しかったです。もうこんな時間。速いですね、時間が経つのは。。
主は 来られませんでしたね。いいのかな?

いいんです。きっと note書いてます。(笑)

そうですか。。ぼうやにも会ったし ジャズの話もできたし
楽しかったです。ありがとう。

いえいえ
全部の記事が読めてないまま お誘いしてごめんなさい。

構いませんよ。

最後に いいですか?

はい?

ところで あの話 憶えてます?私が 女性だと・・・。


ああ。
燿(hikari)さんのことを ずっと 女性だって
思い込んでたことですか?

そうです。いやあ 名前からですかねって 笑いましたね

ほんとに あわてん坊ですね。ごめんなさい。でも 優しい写真だから
ずっと そう思ってて。。恥ずかしいです。。読めてない証拠です。。

いや
それも楽しかったです。では これで 帰ります。

ありがとうございました。
なんのお構いも しませんで。。。

失礼します・・。

主は どこへやら。。
ぼうやには 難しかったね。。

すごい方でした。
ママにもわからないことだらけ。。
でもいいんです。
感性があったみたいな気が、したから。
ジャズと同じ。
感性と深味。
それさえ 合えばいいんじゃないかななんて。
最後に noteについて聴いたら こんなことおっしゃいました。


自分自身の内側に留めている様々な思考や感情エネルギーを、文章や写真、或いは音という手段を用いて外側にアウトプットしていくことは、いろいろな情報のインプット過多になり過ぎている現代人にとっては、内側のバランスを維持する上でより大切なことではないかと思います。そういう意味において、noteは誰にでもできるツールとして、さらに健康的な表現形式をとっているということで、とても役立つ手段を提供してくれていると思います。また多くの交流を通じて、心のケアを深めていけるということは、殺伐とした現代社会にあっては、とても貴重な機会です。ただ他のSNSと同じように、依存や期待などをし過ぎることなく、自分自身の生活に重点を置く姿勢も必要かなと感じています。

深い。。
とても。。

暮れ逢い|燿(hikari)|note


今日も 長くとりとめもない話にお付き合い下さって
ありがとうございました。

なんか 人間の深みを醸し出すなんとも素敵なひとでした。
遠いところから 願いを聴いて下さって感謝です。
ありがとうございました。
そして 皆さま ここまで お読み 下さって感謝しております。

では
また。




眠れない夜に。。







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