あなたへ
あ
風が変わった
道端の草たちが空を見上げる
ふふ
ひゅるりーって
小鳥が鳴いて
朝が来た
ねえ
一緒に歩こ
傍にいてもいい?
そっとささやく
鳥たち
いいよ
もちろん
かあかあかあかあ
ね
あなたの道は
あなたしか歩けない
掛け替えのない道だから
だれにも真似できないの
そうね
あなただけの道が
長く長く
濡れながら光ってる
草や花や風や空の雲が
みんな見守ってる
良く歩いたね
笑ってるあなたがいる
泣いてるあなたがいる
みんな
みんな
愛しくて
みんな あなたのもの
どこへいくの?
そう聴いたあの日は遠く
もう
問うこともない
待ってる人の元へ
ただ
少し先へ
一緒に歩いてもいいかな
秋の日に寄せて
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?