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昼日中。晴れた空。歩くこと。と不惑

歳をとって変わったことがいくつかある。
まず、太陽に照らされたピカピカに明るい昼日中が好きでたまらなくなった(天気の悪い日の昼間に関しては無感情)。

若い頃はとにかく夜ふかしが大好きで、夜中の静けさ、真っ暗な空を堪能しないのがもったいなくてたまらなかった。窓の外が明るくなり始めると、もう悲しくて寂しくて…。

特に何をするでもない。深夜の通販番組やラジオを垂れ流しながら、すでに読んだ漫画やら雑誌やら小説やらをパラパラめくったりするだけ。これ以上の幸せはないと本気で思ってたんですよ。
一人でお酒飲みながら、部屋薄暗くしてイヤホンで音楽聴いてエアマイクで歌手ごっことかもしてたな。イタイこと思い出して死にたい気分です( ꒪ͧд꒪ͧ)

人は皆、何かしらの依存があると言われるが、あの頃の私は間違いなく夜ふかし依存性だったと言えるだろう。やめられなかったね~。脱け出せなかったね~。

ちなみに現在は長らく怠惰依存性を患ってますけど。
(太字にしてる場合か)

それが38歳を越えたあたりか、真っ昼間が大好きになった。ただし冒頭にも記したように、ピッカピカに晴れた日に限る。

何がきっかけかわからない。180度の変化に自分でも驚く。それまでとは正反対に、今やキンキラに晴れた昼間の世界を堪能しないのがもったいなくてもったいなくて…。

公園のベンチに座って2時間近く雲や季節によって色を変える木の葉を眺めるのが気持ちいいのなんのって。
いわゆる日向ぼっこだが、これができるのは気候のいい時期だけ。夏は暑すぎて危険だし、冬は寒くてじっと座ってなどいられない。笑。最近秋めいてきて、ぼちぼち日向ぼっこのできる季節到来。忙しくなります、ボーッとするのに。       

どうです!!( ˘ ³˘)
42歳にしてこの隠居生活っぷり!!( ˘ ³˘)( ˘ ³˘)

でも好きなんです。趣味なんです。

太陽が好きになったのと時を同じくして、これまた突然、歩くことが好きになった。昔は移動する時間がとにかくわずらわしく、すぐそこへ行くのでも自転車を使っていたのに…。これも驚きの変化である。

三駅くらいは平気で歩ける。ただし片道だけ。往復歩くとしんどくて後悔することを学習した。好きなことだからこそほどほどに気持ちよくやらないとね。

いや、ほんと歩くのって気持ちいい!!(。◕ ∀ ◕。)

40年近く、そんなこと思ったことなかったのに。訳がわからない。加齢がもたらしたミステリー。今じゃわりと本気で「徒歩旅」とかしてみたいと思うほど。歩くために時間を割きたい。歩くのを邪魔する雨天や酷暑が恨めしい。

人って変わるものですねぇ。

これらの変化、なんとなく内面的なものが影響してのことなのかもしれないと思う。

若い頃から何にも確信を持てず、今は「仮の姿」なのだと感じながら過ごしてきた。ずっと、これだー!!と思える物事を探しながら仮の姿で世を忍ぶ感覚…夜の暗闇が好きだったのは、そんなどこにも落ち着かない心持ちと連動していたのかも。だが、ある時ふと、

これでいい。こんなのもアリ。

とフラフラしていた心がカチッと固まった気がした。それが40手前、不惑を迎えようとする頃。

不惑。四十にして迷わず。

とはよく言ったものだ。私は実感した。何もできていないままこんな歳になってしまったが、それはそれでいいじゃない。他人は許してくれないかもしれないが、何もないままの自分でいいんじゃい!!と思えるようになった。 

開き直りとも言えるだろうが、そんな内面の変化がピカピカキラキラのまぶしい太陽を好きにさせたのかな?なーんて。

これからもまた、自分でも意外な方向へ変わっていくのかなぁ。
今、表れてきている変化の芽…友達が欲しいってやつ。ずっと人付き合いを避けてきたのにね。しかし、これは実行にうつすの難しいよ。相手があることですから。

どうしよう!この先めっちゃパリピみたいになったら!!

うん。たぶんないだろな。























































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