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目新しいものが好まれるけれど

鍼灸師として技も磨きますが、自営業者としては、経営の勉強もかなりしています。

結構なお金をかけてますし、本もよく読みます。

あ、余談ですけど、年間に本に使うお金は、成功者といわれるひとも、普通のひともめちゃくちゃ違わないそうです。

違うのは読む本で、娯楽のための本に使うか、勉強のためになる本に使うかの違いだそうです。

経営の本なんか正味、おもろくもなんともありません。

しかも、ほんまに本当のことを書いてある本って、どこかで聞いたような話の集大成なんです。

でも本当は違うってこともわかる。

その役に立つ本が集大成なんやなくて、他の本が、その集大成の本から「勝手に都合のいいところをつまんで」こしらえた本やってこと。

つまり、元ネタが、その「当たり前のこと」を書いてある本なんよね。


治療もほんまにそうで、ぶっちゃけ、本質的に目新しいことなんかそうそうないんよね。

目新しいっぽく見せてるだけで。

ライザップなんかもそうやん。

ダイエット専門のパーソナルトレーニングなんて、前からあったし、それ高いからって、「良さそう」って思ってたけど、敬遠してただけなんよね。

それが、もともと合ったサービスに比べて、全然値段安くないけど、ライザップは売れた。

見せ方変えただけなんよね。

新しいことをやったわけやない。


健康に関することで、新しいことやろうとしたら、それ、大体嘘。誇大広告。JAROってなんJARO案件。

私のとこも、新しいことなんかなんもやってないよ。


ルート治療は新しい技やけど、その中身を解析すれば、あたらしどころか、鍼灸の本質・本道である、外科に立ち戻っただけ。

掃骨鍼法は、名前を聞いたことがある人もない人もいると思うけど、むしろ古いやり方や。

怪我が治るとか、そういう「基本」の、当たり前の仕組みを利用した治療というだけのこと。

それが逆に「あたらしく」見えるとしたら、これまで偽の治療が、マーケティングの力で注目されてたってことかもしれない。


ダイエット専門のパーソナルトレーニングジムと、ライザップに本質的な違いがないように、目先に騙されてはいけないと思う。



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