宝塚記念の最終予想


はじめに。
今週も予想を見てくれてありがとう。
そしていつも温かい言葉をくれる方には感謝の気持ちを伝えたい。

ありがとうございます。

上半期を締めくくる最後のG1でもある今回。

自分のためにも、みんなのためにも感謝の気持ちを込めて全力で予想させてもらう。
応援のほどよろしく頼みたい。

意気込みを一つ。
宝塚記念は何がなんでも取りたい。
この気持ちだけは誰よりも強い。

考察に感情移入しているかもしれないが、そこは許してほしい。



さて、
今年の宝塚記念について、狙いたい馬が6頭。
この6頭を中心に狙っていきたい。


それでは予想の方に。


ラップ適性

阪神芝2200m・右・内回り

2022年
12.5 - 10.4 - 11.0 - 12.1 - 11.6 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.9 - 12.0 - 12.4

2021年
12.3 - 11.2 - 11.6 - 12.4 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 11.7

2020年
12.3 - 10.9 - 11.4 - 12.7 - 12.7 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3

2019年
12.6 - 11.4 - 11.5 - 12.4 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 12.4

阪神競馬場の芝2200mの右の内回りを使用。
過去4年のレースラップ。

スタート地点から1コーナーまでの距離は約530mで平坦が続いているため、ハナ争いが激化しにくく、さらに1回目の坂を上るためペースは上がりにくい。
11秒台後半〜12秒台のラップにより前半はスローペースが濃厚。

また、中盤では12秒台のラップが連続し、中弛みしやすい
残り800m地点の3コーナーから4コーナーへかけて下り勾配になっていることからも各馬が仕掛けを始める。
ラスト4Fからペースアップし、ラスト4Fもしくは3Fが最速になりやすいラップ傾向でこれは直線に入る前の地点なので早めに仕掛けが開始されるレースとも言える。

直線ラスト2F→1Fにかけて減速していくこともあり、3コーナーから4コーナーにかけてのコーナリング性能、自在性がどれほど重要かがわかる。

約300mほどの短い直線での持久力戦をイメージしたい。
内回りであることからもコーナーの操縦性も求められる。

展開イメージ

前半からラスト4Fまではスローペース
ラスト4Fもしくは3F最速ラップになる早仕掛けの減速持久力戦

以上の展開予想から、阪神2200m戦は異質かつ特殊なレース展開にもなることから非根幹距離の実績、経験値というものは大事にしていきたい。


まずはジェラルデーナ。

Twitterでも多く取り上げさせてもらったが、小回りコースでのパフォーマンスが格段に上がる点は絶対的に評価している。

有馬記念では7.0 - 11.3 - 11.7 - 12.1 - 12.5 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 11.8 - 11.9 - 12.2 - 11.4 - 12.3のラップでイクイノックスが後半3Fで瞬発力勝負の展開に持ち込みぶっちぎっての1着。
ジェラルデーナは痛恨の出遅れる形で、後方と外を回らされる展開になり12番手からなんとか3着に入線。
このレースの感想として、出遅れなければ「イクイノックスに勝ち負けしていたのではないか」である。

オールカマーでは12.3 - 11.6 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1のラップで1着。中山2200mを攻略した理想の競馬。
内を折り合い直線で前が空いて抜け出した展開。中盤からラスト2Fまで同じようなラップが刻まれたロンスパ戦でラスト2Fは減速。

もう一つ注目したいことがあり、
「4F目から10F目まで加速ラップを踏んでいる非常にタフな流れ」ということにみなさん気づいているだろうか。

さらにはメンバーを見ると勝ち切って当然に思えるがデアリングタクト、ヴェルトライゼンテが着外に沈んだことを考えると非根幹距離の一戦は特殊に感じるし、やはり適性もあるのだろう。

そしてエリザベス女王杯。
ラスト5F12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.3 - 12.2の減速持久力戦。
この展開が得意で馬場が渋っても台頭するあたりは能力もあるのだろう。
外伸びの馬場とはいえ3コーナーからしっかりと追って前に推進して脚を使ったかのように思えたが直線でもしっかり伸びてきた点は評価したいところ。

これまでの好走レースを見ると上がり3Fが35秒以上かかるラップ時が多く宝塚記念はその点も合う。

ジェラルデーナの良さは3コーナーから4コーナーにかけての自在性と機動力。
自ら仕掛けていった中で後続を出し抜いていく後半要素の高さだと思っていて、小回りコースではコーナーを上手く回る要素がもろに結果に反映されることからも有馬記念、エリ女ではその脚質とコース形態がマッチしたと言っても良いだろう。
あとは右回りが良い。

まさにクロノジェネシスを彷彿とさせるような存在。

もう一点は短い直線であることも条件で、4コーナー付近でギアチェンジしてその勢いでゴールまで駆け抜けることが得意。
東京のような500mを超える長い直線で上がり勝負になれば33秒台の上がり3Fなど、とうてい使えないタイプでキレ味勝負になると分が悪い。

阪神2200mの早めに仕掛けて上がりの問われない持続力勝負になれば展開利ある馬でここが買い時に思える。

私は馬を信じるタイプで騎手の乗り替わりは気にしていない。

海外帰りで不安視されることもあるが、適性があれば好走すると思う。
ロンスパ活かすためには距離延長もプラス。


続いてダノンザキッド。
大阪杯、マイルCSの走りっぷりを見ると外回り、小回りを気にせず対応できるところが特徴でもあり、とにかく距離の幅が広い。
マイル戦で培われたキレる脚を持つ、瞬発力型と思っていたが実はそうではないのかもしれない。

阪神芝レース(1-1-2-0)

というような阪神競馬場巧者でもあるのが事実。
驚異的なデータでもある。

大阪杯ではラスト5F11.7 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.5のロンスパ戦でラスト200mが大きく減速する展開で3番手から粘り込んでの3着。
スターズオンアースにタイム差なし+前目から後続を出し抜く持続力は素直に評価したいところ。

瞬発力+持続力を持ち合わせていることに気づいた。

小回りコースで減速持続力戦に持ち込めば、好位から粘り込める後半要素は確認できた。

毎日王冠ではサリオスがレコードを叩き出すようなスピード決着になるペースでも3番手から残した末脚がある。

スタート後の基礎スピードに関しては文句なしで、展開に左右されにくいことからも安定した成績を収められているのだろう。

今回は初の阪神2200m戦だが、先行できるスピード力と前目から出し抜けるロングスパートを評価して馬券に組み込みたい一頭である。
そしてコーナーを上手く立ち回るイメージもできる。


ライラック。
3着に台頭した紫苑ステークスでは、前半1000m60秒を超える平均ペースでラスト5F 12.3 - 11.7 - 11.4 - 11.4 - 12.3。
ラスト3F→2Fにかけて最速のラスト1Fは1秒近く減速する減速持久力戦の展開。

1.2.4着馬は4角4番手以内に通過した馬が台頭する前残りの展開。一見、展開不向きに思えるがラップだけで見ると持続力戦の展開なのでこの馬の適性に思えた一戦。

同じく2着3着のエリザベス女王杯ではラスト5F12.2 - 11.8 - 11.9 - 12.3 - 12.2のラスト4F最速の早仕掛け減速持久力戦。

直線ヨーイドンの上がり3F勝負になるよりかは、3コーナー通過後から自ら動いていって短い直線で一気に出し抜くといった小回りコース向きな一頭に思える。

3コーナーから4コーナーにかけて押し上げていく脚を消耗するため短い直線の小回り向きだ。

日経賞、エリ女なんかを見ると馬場は渋った方が良いタイプ。
持続力戦向きでパワー型の馬だとも認識している。
スピード勝負では分が悪くスタミナ問われる展開、馬場で展開利ある。

東京のような広いコースより今回のような阪神、中山の小回りコースで脚質が活きる一頭。

相手筆頭として狙いたい。



アスクビクターモア。
2走前の日経賞では不良馬場+出遅れという形で凡走。
このレースを見るとスピード力を活かせなかった馬場であることからも良馬場向きのタイプ。

前走の天皇賞春ではスタート後からハイペースを刻みタイトルホルダーをマークしながらの競馬。
4コーナー付近からタイトルホルダーが徐々に下がっていくのと同時に後退する非常に残念な内容でもあった。
3200m戦で4コーナーの地力問われる場面であの後退不利はかなりこたえただろう。

ここ2走に関しては個人的に不完全燃焼で素直に見直して良いと思っている。

なんせG1馬という器もある。

今回も先行できる+小回りで短い直線で持ち味の持続力を活かすことができる。
この2つの要素は大きく良馬場なので強調材料も多くなる。

セントライト記念ではラスト5F 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.5 - 12.2のラスト4Fギアチェンして加速ラップを踏んでラスト1Fは減速する持続力戦。
非根幹距離の対応を見せたのと、3番手から発揮したロンスパは評価。
4コーナー手前では押し上げていき手応えも良かった印象。

ダービーでは3着に入線しているようにイクイノックスに勝ち負けできる裏付けは取れている。

ここ2戦は度外視してこの舞台で狙いたい。



ドゥラエレーデ。

瞬発力勝負では分が悪く持続力勝負になった時に展開利ある馬。
前目からスローに落とし込み、後続に脚を使わせて出し抜く競馬が勝ちパターン。

ホープフルS勝ち切ったように小回りコースでは脚質が活きる。キレる脚は使えないがジリジリと伸ばせる末脚がある。

前走は落馬で見直ししたい。

今回はユニコーンライオン、アスクビクターモア、ブレークアップなど先行多数だがドゥラエレーデはテンも早いので前に取り付けるのは確実。

見どころでもあるゲートを決めた後の「スピード力」を是非とも期待したい。

未知数な部分は多いが好走率の高い8枠に入ったので相手に狙いたい。

何より53kgは魅力だ。


最後にイクイノックス。
能力に関しては一級品で楽に勝ち負けするレベル。
ただ、この馬の馬体を見て驚いてしまった。

特に肩の筋肉のボリューム感に目を引いた。

有馬記念でも指名させてもらったが今回も同じように馬体覚醒枠として狙いたい。




以上6頭の狙いたい馬の考察。

阪神2200mを駆け巡る一戦、3コーナーから機動力活かして動いていけるかつ、後続を出し抜くためのロンスパを発揮できそうな馬。



夢を託したい。


今年の宝塚記念

本命は、ジェラルディーナだ。


本命馬と対抗

◎ジェラルディーナ
○イクイノックス「馬体覚醒枠」
▲ダノンザキッド
☆アスクビクターモア
注ドゥラエレーデ、ライラック

推奨買い目

単複◎

馬単フォーメーション
◎○→◎○▲☆注

ワイド3点
◎→▲☆注

3連複
◎→○▲→○▲☆注

3連系の馬券を狙うならアレンジして3列目は広げて狙ってみる。



少しでも参考になりましたらスキを押してもらえると本当に励みになります。


最後に一言だけ。

宝塚記念、マジで取ろうな

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