私の命の恩人は英雄で悪役

どうもゑんざきです。今回は私の人生最大一番の推し

東金朔夜 (PSYCHO-PASS2)

についてなぜ好きになったのかを話していきたいと思います

そもそも東金朔夜って？

現在は3期の映画まで出たPSYCHO-PASSシリーズの2期目にでてくる、まぁ所謂敵キャラクターってやつです。細かいところを知りたい人はggると思うので私の見解から彼を紹介します

180cm 66kg 6/6

というプロフィールから完全に悪魔の数字が並んでいる時点で敵サイド丸わかりなやつです。劇中にわかることですが彼は犯罪係数最高値をたたき出した人物。(当時は769-899まで)簡単に言えば極悪人。で後半でわかるのですが極度のマザコン。母親のためなら殺しだろうがなんだろうがお構い無し野郎です(クソですね😄)。

ですがその反面、刑事としての働きや頭のキレ、観察力は人一倍。セラピストの資格も持っていて心理観察が飛び抜けています(ただ3期に出てくる慎導灼は特A級なので彼とは比になりませんが…)そして声は低くスタイルはとてもいい。スーツは必ずベストを着るというスタイリッシュが溢れてます。おまけに筋肉もある。スパーリングのシーンがありますので是非見てください

と彼の説明が長くなりましたがここからが本題

なぜ私は彼を好きなのか

かれこれ彼のことは約…4年間好きでいます。アニメ自体は2014年に終わり…⚠️⚠️(下はネタバレ)

さらに最終回で彼は死にます

どうしてそんな彼を4年間も好きでいるのか、改めて私も気になりました。

まずは単純に…

スタイルがいい！声がいい！仕草がストライク！黒が似合うスーツが似合う人好き！オールバックで前髪垂れてるの性癖！etc…なーんて皆さんが単純に推しを好きになるきっかけばっかりですw私の好みに全て当てはまっていた…それだけですねw

でもそれだけならこんなに好きは続きません。私は今までサイコパス以外の漫画アニメに触れてきて好きなキャラクターは沢山います。それでもなぜ彼が不動の1位なのか…理由は次に

彼と彼の声優さんが今の私を作ってくれた

私が彼を好きになった当初、中学生でしたので部活動や勉強などに追い込まれていました。特に私の場合、運動部でしたので学校内の活動だけでなく外部の練習に部活が終わった後、夜の7-9時で練習し、その後家に帰ってきてご飯、お風呂の後11:30まで勉強し、朝5時半に起床し朝練へ…という自分的になかなかハードな日々を送っていました。そして何より私は運動部の癖に得意な訳ではなく、周りには自分より体力のある奴やプレーがうまい奴ばかりでいつも追いつくので精一杯でした。

そんな中、部活動で部長もしていてダブルスのペアとなかなか上手くいかず、精神的にやられていた時期がひとりでにありました。親に話しても「強くなるためには当たり前だ」「世間に出たらもっと大変なんだから部長をして今のうちに慣れておけ」と逃げられる状況ではありませんでした。

疲れた。もう辞めたいけど辞められない。消えられたらどれだけ楽だろうと

その時に出会ったのが「東金朔夜」でした

ふとYouTubeでPSYCHO-PASSの2期目を見てないことを思い出し、お盆休みの夜に一人で見ていたとき、彼をみつけ、好きになりました。

私は彼を好きになったおかげでつらい練習や部活動を乗り越えてこれました。変な話ですが練習がキツイ時、「体育館のギャラリーに彼が見ている、微笑んでいる」と思うだけで練習がとても軽く感じることが出来ました。部活で上手くまとめられない時も「彼ならどう考えるか」と思い、何度も解決することが出来ました。

私の勝手な妄想もありますが、彼と出会えたことで中学時代は乗り切ることが出来たのです。大袈裟ですが、消えようと思った命を救われたのです。

そして声優の藤原啓治さん

皆さんがご存知の「野原ひろし」や「ロバート・ダウニーJr」の吹き替え…などなど。この方の声を知らない人はいないレベルの大御所声優さん。

私はもちろんヒロシは知っていましたが、声優まではまだ気にもかけていない時期でした。ですが東金を好きになって声優が誰かと気になり、藤原啓治さんはどんな役をやっていたのかなどを調べ尽くしました。そのおかげで声優業界や海外の俳優業界までも興味が広がり、今では自分の知ってる声優のお声を3秒聞けば誰かわかるレベル。海外の俳優も藤原さんが担当していなくても沢山知れました。

簡単に言えば 

藤原啓治さんが東金朔夜をやってくれていたおかげで今の自分がいる

のです。

藤原啓治さんが東金朔夜を演じてくれたから東金への興味が湧き、東金朔夜のおかげで精神を救われ、藤原啓治のおかげで声優にも、吹き替えから海外の俳優にも興味が湧き、多くのことを知ることが出来たのです。

だから私にとってこの2人は命の恩人であり

私の人生を作ってくれた人達なのです

だからどれだけ好きな漫画アニメキャラが増えようとも不動の1位なのです

現在…

みなさんもご存知の通り

2020年4月12日 藤原啓治さんは癌が原因で他界されました

私がハマりたての頃、ちょうど休養を取っていらした時でその時は「喉の治療かな」とずっと復帰を心待ちにしていました。

そして復帰してくださり、イベントや吹き替えなどにも出演していて「元気になってよかった」と心の底から思いました

その時はまさか癌の治療だとは思いませんでした

まだコロナが流行る前に「ほしこえ」のイベントで顔が写ったお写真を拝見した時

明らかに体、顔が痩せていて弱々しく写っていました

「まさか病気なのか。まだ55なのに。どうかただの痩せているだけであってくれ」と願いましたがその願いは届かずでした

その知らせを見た時、私は文字通り「奈落の底」に落ちたような気分でした。重力がより一層重くなったような、目の前が真っ暗になったような、世界に、神様に絶望しました。親に心配をかけまいと知らせを見てから2日程度は何食わぬ顔でいましたが、抑えきれず、親に向かって大声で泣きました。

ですが親にとって藤原啓治さんは「ゑんざきが1番好きな声優」とだけ。3日経てば親に「早く振り切りなさい。」と言われました。その瞬間、親に涙を見せるのはもうやめました

それから毎晩、寝る前に一人で泣きます。酷い時は学校にいてもずっと胸が苦しめられ、脈拍が早い時もあります。空を見上げ、藤原さんのことを何度も思いました。何度も神様を恨みました。「なぜ社会に必要とされている藤原さんを連れて行ったのか。なぜろくに必要とされていない私じゃないのか」と

ただの好きな声優じゃない。命の恩人で自分の人生を作ってくれた大切な人。

私の人生の目標は藤原さんが開くイベント「ほしこえ」で実際にお会いし、小声で

「私をその声で救ってくれてありがとう」

と伝えることでした。

今はそれは私が死ぬまで叶いません

正直、今は生きる目的、目標がなく、毎日なんの意味もなくただ生きています。目から光は消えました。生きる気力が無くなるとはこういうことなのかと感じます。Twitterでは「私はゑんざきちゃんがいなくなったら悲しいな」と優しいコメントをくれる人もいましたが、そんなんじゃないんですよね。藤原さんに会えるなら今消えても何を犠牲にしても構わないと思ってしまいます

それでも私が自殺しないのは

ここまで見てきて「それなら死ねばいいじゃないか」と思われる人もいるでしょう

私が自殺しない理由は2つあります

1 藤原啓治さんに迷惑をかけてしまうから

自分の病気の死のせいで赤の他人に死なれるなんてごめんですよねw

2 藤原啓治さんと同じように、神様に連れていかれたいから

神様が藤原さんを連れていったように、私も神様に連れて行ってほしい。同じように消えたいと思ったからです。

だから私は

神様が迎えに来る時まで藤原啓治さんと東金朔夜を愛し続けます。

暗い話、長文になってしまいましたがこれが今の私の心境です。とりあえずは

とりあえず生きてます