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クラウドファンディングを成功に導く3つの心得

クラウドファンディングという仕組みが世の中に出てきてから、早くも20年が経っています。
日本においては2011年にREADYFOR、CAMPFIRE、MOTIONGALLERYやがサービスをスタートしたのが始まりとなっています。

東日本大震災のときに復興支援という目的の寄付型クラウドファンディングが拡がったのをきっかけに世の中で認知が拡がり、現在はあちこちでクラファンの話が立ち上がっているので、もう珍しいとか怪しいなどとは思われなくなってきたのではないかと思います。

クラファン成功のカギはどこにあるのか

これまで20ほどのクラファンに関わり、主催やサポートをしてきました。
もちろん達成したものもあれば、未達成も経験しています。

その中から学んだことをお伝えすることで、いざクラウドファンディングの企画をすることになった場合、何から始めるのか迷ったり、悩んだりすることなく準備を進め、成功確率を高めていただくことができると思います。

3つのポイントにまとめてみました。

仲間を作って取り組むこと!

3つのポイントと言いつつも、一言であらわすと、一人で頑張ろうとするのではなく、仲間とチームをつくって楽しみながら取り組む。これに尽きると思います。

というのも、成功したクラファンの時は、チームに関わり活動することが非常に楽しかったんです。知人に声をかけていく作戦なども、「やらなきゃいけない」ではなく、わくわくする気持ちで取り組んでました。

逆に、うまくいかなかったケースでは、ごく一部だけが必死に活動していく中で、“苦しい”とか“ツラい”といったキーワードが見え隠れしてくることも多々ありました。

3つの心得

①チーム全員が発信者であれ

チームメンバー全員が主体的に発信する人であったときは、プロジェクトが成功どころか大成功に終わりました。
「〇〇してください」と言われて、やらされているムードがでてくると、それは全体の雰囲気となってあらわれます。
そのためには、どうすれば楽しく発信できるかという作戦も必要となってきます。

これまでには、情報拡散協力してくれるメンバーの中でゲーム性をもたせた企画をしてみたり、投稿したくなるような企画を立てたりして、“楽しむ”ことを考えてきました。

【キミアイ プロジェクト】
中でも印象に残っているのは、難病と戦うアーティスト「ありさ」のフォトエッセイ&ライブのプロジェクトです。
オリジナルソング「キミアイ」をみんなで歌ってSNSに投稿しようというキャンペーンを開催。またたく間に曲とともにクラファン情報が拡散されていき、目標額の300万をオーバー、320万円で達成しました。

②売り込まない、押し付けない、お願いしない

クラウドファンディングは、見知らぬ人から支援されて「資金調達」するものだ、と思っている人は少なくないと思います。

確かに、そのような一面はあるのですが、最初は知人や友人から声をかけていきます。そのときに、売り込んだり押しつけがましい案内をしてしまうと、自分の持っている信用が一気に削られてしまいます。

身近な人ほど、お願いされたりすると“断りにくい”状況に追い込まれます。断れないからお付き合いで支援してくれた人は、他の人に紹介したいとは思いませんよね。

そして、プロジェクトの内容に自信をもっていることも、大事な要素です。
営業の基本とも言えますが、「お願い営業」をしてしまう人は、心の中で自分が進めている商品やサービスに自信がないといえます。

本当に相手のことを想って「役にたつこと」「必要なこと」をお伝えしていると思えば、自信をもって伝えることができます。しかし、もしかしたら相手に損をさせてしまうかもしれないという不安を抱えながらも「売らなきゃいけない」という考えがあるから「お願い」になってしまうわけです。

③事前に周りに伝えて巻き込む

プロジェクトが始まってから情報を知るのと、世間よりちょっと早く知らされているのでは、どちらのほうが“仲間だと思われてる”と感じるでしょうか。もちろん後者です。

昔こんなことを言っているのを聞いたことがあります。
結婚式の招待状が届いて初めて結婚について知るのと、たった一日でもいいから事前に連絡をもらっているのでは、「たかが一日、されど一日」、自分のことを本当の友達だと思ってくれてたのかどうかの感じ方が違う。

身近な人だからこそ、甘えてしまうように感じて伝えにくいという心情もあるかもしれませんが、プロジェクトが始まってから、回りまわって聞くと「水臭いな・・」と寂しく感じるかもしれないのです。

思い切ってプロジェクトのチームに加わってもらえないかと頼るのもいいですし、少なくとも公開前に自分がやろうと思っていることや想いを身近なところから伝えておくのは大事です。

まとめ

〇一人で頑張らず、仲間と楽しむ
〇事前に想いや情報を伝えて巻き込んでいく

クラウドファンディングに挑戦してみたいプロジェクトがあるなら、3つの心得を思い出していただけると、成功率がぐっと上がると思います。

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