そらのこ / ヤコビアン

私が人生で初めて作詞作曲した楽曲です。
幼少期の思い出をふりかえっている様子をそのまま歌詞にしました。

皆さんは小さい頃、神さまやサンタさん、幽霊やご先祖さまといった存在に対して、どのくらい現実味を持っていましたか?
当時の私は、特に現実世界と区別することなく、同時に存在していると考えておりました。親戚や友人の間でも、学校の体育館にライオン等の動物が見える、部活の帰りにUFOを見た、そんな会話が違和感なく行われていたためです。

そんな私にもついにその時がやってきたわけです。
空を見上げると、大きな翼を広げて、ゆっくりと羽ばたいて、遠くへ行ってしまうのを。

比喩的な表現を多く使用しているのは、聴き手にとってのそれが、それぞれの経験や存在等の思い出に置き換えられるようにしたかったためです。

叶わない願いほど悲しいモノはないと思う方もいらっしゃるかと思いますが、私はそれを抱えながらも、どこかで繋がっていることを信じていることが、安心感を与えてくれるとも思います。

《歌詞》
小さい頃に 見ただけなんだ
本当か嘘かも わからない
確かめようもない 誰もいないはずなのに
そこにあなたはいたはずなんだ

小さい頃の 記憶でしかないけれど
僕がふと空を 見上げた時に
風を感じた 誰もいないはずなのに
そこにあなたはいたはずなんだ

あれからずっと どこにいても
身体のおく 吸い込まれるみたい
歩くたびに 空を見上げ
探すけど いるわけないか

あなたに会いたい 会いたい
そんなことを想っているよ
あの空の向こう側へ
僕らならいける気がするんだ

あれからずっと どこにいても
身体のおく 吸い込まれるみたい
歩くたびに 空を見上げ
探すけど いるわけないか

あなたに会いたい 会いたい
そんなことを想っているよ
あの空の向こう側へ
僕らならいける気がするんだ

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