声に出してはいけない日本語 炎上する人は何が足りないのか

はい。今日はですねえ、随分前にあるメンタリストの方がね、言ったことが大炎上した話です。
特定の誰とは、個人の名前出してませんからね?メンタリストというのは1人だけのことじゃないですから、ええ。

まあね、生活保護の方ですとかホームレスの人に対してひどく攻撃的で、差別的な発言をしたということで、私の方でも何度か取り上げましたけども。
……うん、良くないですよねえ。これこそ、これを声に出して、世に発信してはいけないと何故思えなかったんだろう。
少しでも考えていれば、少しでも知識として調べようとして頭に入ってればとても言えないですよ本当に。

そもそも何がしかのくくりで呼ばれる人達に対して、「居ない方が良い」と言って「その方が良くない?」と自分の意見に賛成するような聞き方をするっていうのがもう、良くないですし、彼の発言の全文ってちゃんと確認してくと、「犯罪者が社会に居ると問題だし害がある」と、罪を犯した人に対してもすごく……そういう人達の命を軽んじるような事を言っていたんです。

それ言われて私の立場でスルーはできないよね。
じゃ彼の考え方で言ったら俺は居ない方が良いのか。どうなんだ、と。
俺が何か、彼や彼の家族友人知人に直接危害を加えた事も無ければ、他の誰かに害があった事があったのか?って聞いたらどう答えるんだろうね。それで面と向かって「そういう事だ、お前前科者なんだろ害だよな」って俺に言って来れるんだったらねぇ、一貫はしてるから気持ちとか内容はともかくとしてそうか矛盾はしてないな、ってなるんだけど。

まぁそれはいいんだけど、私は再三言ってますけれど、色んな障がいを抱えている人、難病の人、それ以外にも色んな事情で働けなくなって生活が苦しくなって、生活保護を受けている人、家に住み続けられなくなってやむにやまれぬ事情でホームレスになった人。罪を犯してしまった人。
そういった人に自分が絶対にならないって思ったら大間違いですよ、って。
それを絶対ならないって思ってる人ですよね、ああいう事を言う人は。
だからもう本当に、何も知らなければ、想像する事もしてない。うん。

だって『ある日突然、住み慣れた家を失うかもしれない』って事でさえ、この日本で暮らしてたらもう何処に居たってあり得る事じゃないですか。
地震、台風、津波って、あらゆる全部を持ってかれる自然災害に見舞われているこの国で、働けなくなって住む所も無くして、という状況、そういう人は決して、『自分に一生関係ない話・関係ない世界の人』なわけがないんですよ。
どんな不幸も、どんなハンデも、ある日突然理不尽に降りかかって取り返せないかもしれない、という前提が頭の中に無いと。

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