支配者スイッチ 「権威」
こんばんは、闇と光の伝道師、愛を叫ぶじゅにーです。
久し振りの支配者スイッチです。先週は旅行で一週間丸々やりませんでしたからね。
リフレッシュしたので、闇が浄化されてしまいそうでしたが、改めて触れていきましょう。
間が空いていたので、基本的なことをサラッといきましょうかね。
今回は権威です。先が読めそうなくらい基本です。
では、ポチっとな♪
「ヨシヒコや、ヨシヒコはおるか!?」
「閣下、こちらに。」
「おおヨシヒコや、余は今宵なんだか浮き浮きしておるのだが、何故かのう。」
「恐らくですが、閣下がこうして此処に来るのを楽しんでいるからでしょうな。」
「この楽しき勉強の時間を、間を空けぬように言っておかねばならんな。」
「(勉強っていう意識は有ったんだ…)左様でございますな。」
「で、今回は何の話をするのじゃ?」
「閣下、今宵は大衆の思考を操作するのに役立つ権威についてお話ししようかと。」
「権威か。余は産まれもった権威が有る故不要ではないのか?」
「閣下、今回お話する権威とは、その道を極めし者に授けられる称号のようなもので御座います。」
「それをもってどう大衆を操作する?」
「簡単な話に御座います。例えば閣下、そこいらの農民が集めてきた薬草と、蘭学を極めし者が持ち込んだ薬草と、どちらが効きそうですかな?」
「聞くまでもない。学者であろう。」
「持ち込まれた薬草が、同じ物でもですか?」
「同じ草なら、学者の方がより優れた方を見つけて来ようぞ。」
「閣下、それが既に印象操作なのですぞ。仮に農民が良品を、学者が粗悪品を持ち込んでも、閣下は粗悪品しか興味を持ちませぬ。」
「むむ、確かに農民の物は見るに値しないと思い込んでおったぞ。」
「閣下がそれではいけませぬ。しかと本物を見抜く眼力を身に付けて頂きませんと。」
「あいわかった。そういった学を極めし者を宣伝に起用し、粗悪品を良品に見せかけるのだな。」
「ここで大事なのは、何もその者が得意とする分野での起用に限る必要はないと云うことですな。」
「そうなのか?関係有る事柄の学を極めし者でなくて良いのか?」
「一般的な知能の民ならば、一つの学を極めし者なら他の事にも精通しているだろう、くらいにしか思いませぬ。」
「そういうものかの。確かに余もそう思うたが。」
「(閣下の知能は一般大衆レベルか…)故に、抱え込む学者は数人で構いませぬ。」
「権威か、こんな簡単に民を陥れることが出来るのだな。」
「(これからは閣下を実験台にするか。)左様で御座いますな。特に考えることを怠る民には効きまするぞ。」
「うむ、本日も良き講義であった、下がって良いぞ!」
「ははーっ!」
テレビ番組引っ張りだこの教授の方々には、きちんと台本が用意されていましてよ♪
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