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成長記録(出生~1ヵ月)

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ちょっとだけ前書き

切迫流産で入院したとき、とりわけ21wで流産しかけてからは早産ママさんのTwitterなどを見て情報収集をしていました。
わたしのイメージしていた赤ちゃんというものはまるまるとしていて、やわらかいものだったので、早産(しかも蘇生してもらえるギリギリの週数で生まれた赤ちゃん)の子がどんなものがあまりにイメージできなかったからです。
結果、23w2dでとても小さく誕生した娘でしたが、同じくらいの週数で誕生した子でも元気に育っている姿を見て安心したこと、これからどんなことが起こりえるのかが想像できたことで比較的冷静に対応ができたのではないかと考えています。
今後娘のように小さく生まれた子のママのために少しでも役に立てばと思い、また自分の備忘録も兼ねて月1で更新していきたいと思います。
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忙しい人のためにざっくりまとめ
・動脈管開存症が点滴で改善しないため、閉鎖手術を受けた。
・動脈管開存症の影響で肺機能が低下し、ステロイドの投与が始まった。(後にさらに低下したため強い薬に変更)
・体重変化:(7/3)478g→490g→462g→471g→506g→541g(8/3)
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7/3
体重478g、身長29.0cm、頭囲20.0cm、腹囲17.0cmの小さな小さな娘が誕生。
出生時徐脈だったため、心臓マッサージを行ったとのこと。

7/5
名前が決まる。
妊娠中性別不明だったこと、予定日が10月末ということもあり、これまで夫婦で名前についての話し合いは一切しておらず、またコロナウイルスの影響で面会もできなかったためLINEでやりとり。が、あっさり決定。
7/3生まれにまつわる名前となりました。

7/7
母乳開始。最初は0.5mlから。(3時間おきに8回)

7/10
生後1週間、先生からの説明。
良い点:脳内出血がなかった。比較的呼吸状態が良い。母乳を開始できている。
悪い点:最初は動脈管が閉じていたのに開いてきた。炎症の値が上がったので抗生剤を再開した。(※出産時子宮内感染があったので、出生後から抗生剤の点滴を行っており、7/6に点滴を中止していた。)

7/11
動脈管開存症に対する点滴治療を開始。1回目終了時点では閉じているよう。

7/12
動脈管開いている。

7/13
動脈管朝は閉じている。

7/15
動脈管開いている。
ミルクが胃から逆流している様子が見られたため、チューブを十二指腸までのものに変更。
初めて目をあける。

7/16
体重490g(出生時+12g)

7/17
動脈管開いている。点滴が効かなくなってきている。
(一般的に生後すぐは点滴が効きやすいが、日齢が経つにつれ点滴が効かなくなってくるそうです。)
早めに閉じないと肺への負担が大きいので、7/20朝に閉じていなければ午後に手術を行いたい旨医師から説明あり。
胃からの出血が見られたため母乳中止し、胃薬の点滴に切り替え(動脈管開存症点滴の副作用か?)
肺機能が低下してきているためステロイドの投与開始(動脈管開存の影響とみられる)

7/18
へそがとれる。

7/20
動脈管開いているため、7/21午後に手術が決定。循環器科の先生より病状についての説明を受ける。
痰が絡むんだり、動くとSpO2が70%台まで下がっているようだった。

7/21
体重462g(出生時-16g、前回-28g)
手術について心臓血管外科の執刀医と麻酔科の先生より説明をうける。
14:30ごろ手術室へ。2時間ほどで終了。(説明では手術自体は1時間ほどで、準備などで2時間ほどかかると言われていた。)
手術は問題なく終了し、出血はほぼ無し、術後の頭部エコーでも脳内の出血がないことを確認。

7/23
ミルクが再開。(0.9mlから開始)
黄疸の症状が見られるので、光治療実施。

7/27
体重471g(出生時-7g、前回+9g)

7/29
朝胃からミルクの逆流があったため一時的にミルクの量を減らす。午後には元の量に戻る。

7/30
体重506g(出生時+28g、前回+35g)
ミルクの量が6.0ml×8回(持続投与)まで増えたことから体重が500gを突破。
呼吸の状態が悪い為、ステロイドの量を投与開始時の量まで戻す。

7/31
点滴の先(足から鼠径部を通って腹部にいっている)に血栓ができたため点滴の差し替え。
呼吸の状態が悪い為、ステロイドを増量して様子見。良くならないようであれば薬の切り替えを検討。

8/1
頭囲20.5cm(前回+0.5cm ※出生後1回計った時20.0cmだったのですが、いつ計測したか忘れてしまいました。)
ステロイドからさらに強い薬に変更し、呼吸の状態が安定。(40~50%酸素投与していたのが、30%台に改善。)

8/3【生後1ヵ月】
体重541g(出生時+63g、前回+35g)

生後18日で手術があり、とても心配していたのですが今のところ順調に回復し、術後0.9ml×8回(total7.2ml)から始めたミルクも現在は8.0ml×8回(total64.0ml)まで増えました。
大人からすると微々たる量ですが、体が小さいわが娘にとってはそれでも大きな変化らしく、やっと体重が増えてきたところです。
先生いわく、体重が増え始めたので安心とのことなので、いい方向に向かってくれることを祈ります。
呼吸の状態が安定しないのが懸念事項ですが、薬を切り替えて今は効いているようなのでその間に体が大きくなって安定してくれるといいなと思います。
修正28週ごろに人工呼吸がとれる子が多いそうなのですが、体も小さいのでもう少しかかりそうだとの話でしたが、正直生きてくれてるだけで万々歳というかんじなので、あまり気にしていません。もちろん取れるに越したことはないのですが。

産後の私の状態ですが、出産後1週間までは夜中搾乳している時になんだか悲しくなったりすることはたまにありましたが、1ヵ月経った今は全くないです。
街中で妊婦さんを見たり、生まれたばかりと思われる赤ちゃんを見るとちょっとだけ悲しい気持ちになったりすることもありますが、そういう時は自分を甘やかしてケーキなどを買ったりします。自分の機嫌は自分で取る。
小さく産んでしまったことに対しての負い目も、最初はあったのですが今は考えたところで産まれてしまったものは仕方がないのだから親としてできることをやってあげようという考えに切り替えたので、あまり考えなくなりました。(さすがに手術の前日、当日は気持ちが落ち込みましたが・・。)
とはいえ、今は病院にいる時しか一緒にいれないのでできることは限られています。状態については正直病院にお願いするしかないのです。
なので、なるべく搾乳を頑張ること(生後3日から母乳が出始め、今は320ml前後/日出ています)と、毎日会いに行って名前を呼んであげること、触れてあげることを頑張ってます。会いに行くのは頑張るというか、単純に私が会いたいから病院に行ってるだけなんですけどね。笑
悪露も今はほとんど出ていないし、帝王切開の傷も痛くないです。ただうつぶせはまだちょっとツラいです。あと走った後も痛かった。(走るな)

8月になり、梅雨もあけやっと夏らしい天気になりました。
私は夏生まれのわりには夏がとても苦手なのですが、娘の成長という楽しみがあるので今年の夏は少しだけ楽しく過ごせそうな気がします。
皆様もどうか暑さにはお気をつけて。それではまた1か月後に。

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