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息子と見た空

最近の私は、なかなか自分の機嫌をうまくとれなくて空回りでした~。

もともとインドアというかお家が大好きなので、気分がすぐれないときはお家に籠るのです。
それでドラマ見たり映画観たり、本読んだり…。ベランダからの空を見て「きれいだな~」ってぼーっとしたり。

それでも十分癒されてエネルギーチャージしているつもりなのですが。
一人時間を満喫しているつもりなのですが。

一人で過ごすとイライラせず穏やかにいられる。けれどいざ息子を迎えに行って、あーだこーだ言われるのをなんとかしのいで家に帰ってご飯の仕上げして、「ご飯の前に絵本読んで」とのリクエストにも応えて。

息子に対し言いたいことをいろいろ我慢し、食事の時間。
でももう我慢できずちょっとしたことで大爆発。

「まっすぐ座って食べて」
「落とさないで」

イライラがマックスに。

食事は笑って楽しくおいしく食べたいのになんでそれができないんだろうと自分に腹が立つ。
なんとか切り替えてまた息子と世間話をするも、またちょっとしたことでイラっとして口調が強くなってしまう。
ささいなことも許せない見逃せない。全部気になる。

最終的に黙って食事しました。


ちょっと気持ちが落ち着いてから、「さっきは言い方怖くてごめんね」と謝ったものの、根本的解決方法は自分のなかで見つからない。

以前までは、「今日一日自分の好きなようにしてゆっくり過ごしたのに、なんでまだイライラしてるんだろう。」とまたそれにイライラ、悶々としていた。
だけど最近は、「たしかに一日ゆっくりはしたけど、私が溜めていたストレスや諸々は一日では解消できない量だったんだ。」って納得できるようになった。

眠る前、息子と一緒にヨシタケシンスケさんの絵本「ころべばいいのに」を見ながら、「ママはイヤな気持ちになったときになかなか切り替えられないんだけど、どうしたらいいと思う?〇〇は切り替えるの早いよね。」と切り出してみた。
すると息子は「嫌な気持ちのときは、ちょっと離れるとか~。」と提案してくれた。「ママがいなかったら一人は怖いから、〇〇は漫画見ながら待ってる」とも。食事の時の場合を想定してくれた模様。
「〇〇はイヤな気持ちのときに離れて、一人でどんなことしてるの?」と突っ込んでみると、「う~ん外見たり、ぼーっとしたりしてるよ」とのこと。

保育園で気持ちを切り替える方法を教えてもらって、何回も試してうまくいかなくてを繰り返して習得したんだろうなと思った。すごいなと。

私は自分の気持ちに折り合いをつけられないとき、イライラしながらも息子の様子を観察している。
「嫌だな、またママ怒るかな」って思ってるな~とかこっちの様子を窺ってるなとか、とにかく急に怒られて悲しいんだろうなとか。ほんとごめんねとも。あとで謝ろうと。

以前にも同じような場面で、息子の方がよっぽど冷静だなと思うことがあった。それを目の当たりにして、息子すごいなと感心。そしてなんでまだ気持ちの切り替えができないんだろうと頭のなかでグルグルしている私。

食事中でも次回からはちょっと離れてみようと思いました。

最近息子にも自分のことでも言うのが「実験」という言葉。
試しにやってみよう。できなかったり、うまくいかなかったらまた別の方法をやってみようって。
失敗することが悪いんじゃなくて、そのあとどうすればいいかを考えないのが嫌だなと私自身思っていて。

例えば、息子がお茶をコップに自分で注いでこぼしてしまった。「こぼれちゃったー」で終わるのが私は嫌です。こぼしちゃうのは仕方ない。私だってやってしまうことある。でもそのままにしておくんじゃなくて、どうしたらいいか考えてほしい。トライ&エラーでいいと思う。どうすればよかったかと考え、拭いて後始末をする。
これができたらどんな失敗をしても、また挑戦できるんじゃないかなと思っています。
子どもに偉そうに言っているけど、私自身もそう。
間違えても失敗してもいいから、まずやってみること。
うまくいかなかったなーと思うのはやってみたからわかること。

完璧を求めるほうなので、私自身もけっこう難しいところです。
はじめからやらないという選択をしてしまいがちなので。
息子も似ているので、それではもったいないなと息子も自分もいろいろと「実験」しているところです。


そして写真の空は、先日息子を幼稚園に迎えに行ったときの一枚。
「ママ天使の階段みえるね」
と息子が教えてくれました。私は空を見るのが好きなので、よく運転中に天使の階段を見つけたら、息子に「ほらーあそこ天使の階段みえるよー」って知らせていたのですが、息子から言ってくれたのは初めてでした。
私が話す言葉をよく聞いて覚えてくれてるんだな~と嬉しかった。


地域によって言い方違うかもしれませんが、「天使の階段」とは雲で太陽が隠れているときに、下に光が差している状態のことを言うそうです。
この写真は上に光が差していました。なので私が「いつも見てたのは下に光が差してたけど、今日のは上だね。天使さんたち空のお家に帰るのかな。〇〇みたいに晩ご飯食べるのかな。ママーお腹空いたー。絵本読んでー。って言ってるのかな。」というと息子も自分とおんなじだという顔して笑っていました。

この日は息子を迎えてからも穏やかな私でした。
自分でもびっくりするくらい。多少のことは気にならない。「まぁいっか~」て終わらせられる。

この日の一人時間は映画を観てきました。
「ゆとりですがなにか インターナショナル」
面白かった~。
この映画のおかげでリフレッシュできたかな。
宮藤官九郎さんありがとうございます。笑


ちょっとだけ自分の機嫌の取り方がわかったというお話でした~。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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